―そして―
あの夏の暑さも完全に抜け、冬の寒さが目立ちつつある11月の中旬。
そんな月のとある日に、様々な者達からの祝福を受けながら、二人の結婚式は挙げられた。
そんな月のとある日に、様々な者達からの祝福を受けながら、二人の結婚式は挙げられた。
嘗ての上条のクラスメイトは言った。
「絶対その子を幸せにしたるんやで、カミやん」
「二人ともおめでとさんだにゃー。俺もいつか舞夏と…」
「上条、貴様もようやく身を落ち着けたのだから、むやみやたらと女にちょっかいだすなよ?」
「二人ともおめでとさんだにゃー。俺もいつか舞夏と…」
「上条、貴様もようやく身を落ち着けたのだから、むやみやたらと女にちょっかいだすなよ?」
美琴の友人は言った。
「「おめでとうございます!みさ…いや、上条美琴さん!」」
「殿方さん、お姉様を不幸にしたら、わかっていますわよね?……おめでとうですの」
「殿方さん、お姉様を不幸にしたら、わかっていますわよね?……おめでとうですの」
イギリス清教、天草式の者達は言った。
「ふん、君が幸せになろうが不幸になろうが僕にとっては限りなくどうでもいいことだが、ただ一言、おめでとうとだけ言わせてもらうよ」
「上条当麻、あなたへの多大な恩は未だに返しきれていませんが、今はそれはいいでしょう。二人とも、おめてとうございます」
「二人とも末永くお幸せになのよな!(五和、大丈夫だ。例え正妻の座がダメでも側室の座を狙えば…)」
「(な、何を言ってるんですか建宮さんは!)あ……お、おめでとうございます…」
「上条当麻、あなたへの多大な恩は未だに返しきれていませんが、今はそれはいいでしょう。二人とも、おめてとうございます」
「二人とも末永くお幸せになのよな!(五和、大丈夫だ。例え正妻の座がダメでも側室の座を狙えば…)」
「(な、何を言ってるんですか建宮さんは!)あ……お、おめでとうございます…」
白髪の少年と、美琴とそっくりの者達は言った。
「めんどくせェ……大体なんで俺がこの二人をしふうなんくおめでとォ!?」
「もう!どうしてあなたは素直に祝福できないの!?ってミサカはミサカは憤慨してみたり!ごめんね、この人素直じゃないから。でもでもとにかくおめでとうって、ミサカはミサカはとっても綺麗なお姉様に抱きついてみたり!」
「お姉様もここまできましたか。となると、私達は今後彼を義兄様と呼べばいいのでしょうか?……それはともかく、おめでとうございます、とミサカは密かな疑問を胸に秘めつつ心の底から二人を祝福します」
「もう!どうしてあなたは素直に祝福できないの!?ってミサカはミサカは憤慨してみたり!ごめんね、この人素直じゃないから。でもでもとにかくおめでとうって、ミサカはミサカはとっても綺麗なお姉様に抱きついてみたり!」
「お姉様もここまできましたか。となると、私達は今後彼を義兄様と呼べばいいのでしょうか?……それはともかく、おめでとうございます、とミサカは密かな疑問を胸に秘めつつ心の底から二人を祝福します」
二人の両親は言った。
「当麻、もし誰か他の女性にうっかりフラグを建ててしまっても、何も言い訳せずその子にすぐ謝らないとだめだぞ?でないとあだだだ!」
「あらあら刀夜さん、あなたは自分の息子に何を吹き込んでるのかしら、それで自分の行いが許されるとでも?……当麻さんも、あまりその子に迷惑をかけてはいけませんよ?」
「当麻君、娘を頼んだぞ?美琴も、幸せにな」
「あらあら刀夜さん、あなたは自分の息子に何を吹き込んでるのかしら、それで自分の行いが許されるとでも?……当麻さんも、あまりその子に迷惑をかけてはいけませんよ?」
「当麻君、娘を頼んだぞ?美琴も、幸せにな」
そして、白い修道服を着たシスターの少女は言った。
「短髪、とうまは確かに不幸だけど、それ以上に不幸にしたら許さないんだよ。……でも、私は心の広いシスターだから、二人のことはちゃんと祝福してあげるんだよ。……二人とも、おめでとう」
正直な話、二人にとってインデックスのこの言葉が一番胸に響いた、
彼女は上条にとってはかけがえない存在であることには変わりはなく、美琴にとっては互いにいがみ合っていた仲だったとは言え、それ故の因縁がある。
だからこそ彼女、インデックスの祝福するという言葉が、一番胸に響いた。
そして他にも、約二百人にのぼるシスター達、イギリス王室の者達など、美琴には上条が一体どこがどう間違って繋がりをもったのかわからないほど多くの人達から祝福を受けて、二人の結婚式は執り行わた。
彼女は上条にとってはかけがえない存在であることには変わりはなく、美琴にとっては互いにいがみ合っていた仲だったとは言え、それ故の因縁がある。
だからこそ彼女、インデックスの祝福するという言葉が、一番胸に響いた。
そして他にも、約二百人にのぼるシスター達、イギリス王室の者達など、美琴には上条が一体どこがどう間違って繋がりをもったのかわからないほど多くの人達から祝福を受けて、二人の結婚式は執り行わた。
「―――えー、続きまして、新郎新婦の親族を代表して、御坂美鈴さんからのスピーチです」
「どうも、新婦の母親の御坂美鈴です」
「どうも、新婦の母親の御坂美鈴です」
本来、こういったスピーチは父親がするのが常なのだが、今回は父親の辞退や美鈴からの強い希望により、美鈴となった。
美鈴はスピーチ台に立つと、何やら式場の従業員に合図を送り、
美鈴はスピーチ台に立つと、何やら式場の従業員に合図を送り、
「それでは皆さん早速ですが、恐らく皆さんも私と同様、かたっくるしい挨拶やらスピーチはあまりお好きではないと思います。なので、まずこれを観て楽しんでもらいたいと思いまーす♪」
やたらとニヤニヤした表情で、どこからか現れた大型スクリーンを指差した。
『―――そういえばさ、あの星座知ってる?』
「「!!??」」
「「!!??」」
会場全体の注目を浴びている、大型スクリーンに映し出されたものの内容、それは今年の8月20日の夜にあった、上条がプロボーズに至るまでのとある出来事の様子だった。