とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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小ネタ 上条さんがどっかから帰ってきました。



上条「ああ、外国に連れて行かれて観光する暇もなく右手使ってそのままとんぼ返りで病院コース。そして目の前には学校を休んだ間の課題がどっさり……不幸だ」
美琴「はい、口動かす暇があったら手を動かす! これ、提出明日までなんでしょう? この間みたいに『勉強見てあげたのに間に合いませんでした』なんて許さないんだからね」
上条「わかってます……。上条さんは世の理不尽さを嘆いていただけです」
美琴「あ、そこの問題は最初の一文を読んだら、あとは後ろから順に文章を読んでいくとわかりやすいわよ」
上条「おっ、サンキュー。ふむふむ……なんか答えが出た」
美琴「うん、あってるあってる。そこと五番目と六番目の問題は同じ引っかけのパターンだから。それで、その次の問題は、いったん右と左に分けて考えると答えを出しやすいから」
上条「なるほど。…………できた」
美琴「どれどれ。うん、できてるじゃない」
上条「御坂」
美琴「何? どっかわからないところでもあった?」
上条「そうじゃなくて。お前、いい奴だな」
美琴「!? ど、どうしたのよ急に。アンタ、変なものでも食べた?」
上条「お前に『勉強を教えてくれ』って頼んだ俺が言うのも何だけど、何の得にもならないのに何時間も根気よく付き合ってくれて、あれこれ教えてくれて、お前ホントいい奴だな。尊敬するよ」
美琴「おっ、おっ、おだてても何にも出ないわよ?」
上条「おだててるんじゃなくて感謝してるんだ。いつもありがとな」
美琴「べっ、別にこれくらいどうって事ないわよ。アンタの勉強を見て『一緒にいられてラッキー』とか『困ったアンタを助けてあげていいところ見せよう』とかあまつさえ『ここで世話焼きスキルを発揮して好感度アップ』なんて考えてないんだからね?」
上条「うんうんそっか。でもお前に借りがたまる一方だな……」
美琴「借りだなんて、大した事してないからいいわよ別に。でもそうね、どうしてもって言うなら、たまに私に付き合ってくれるとか、アンタが遊びに誘ってくれる……とか」
上条「そうだな。来週空いてるならどこか行くか?」
美琴「え? う、うん! 行く行く!(いつもと違ってなんだかいい感じ……うわ、どうしよう。顔が赤くなって来ちゃった……////)」
上条「そうだなぁ。どこ行こうかなぁ。御坂は白井とか、友達誘ってこいよ。こっちも何人か連れてくるから。みんなでわいわいやればきっと楽しえげぼぶぁっ!? 突然右ストレートなんてにゃにすんれすかー!」
美琴「どうしてそこで『二人で出かけないか』とか誘ってくれないのよこのド馬鹿ー!!」

美琴の心上条知らず。没。


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