「五和いたんだよ」
「後ろの二人は?」
「私の知り合いなんだよ。とうまの友達なんだよ」
先ほどの女性が壁の前で仲間と立っていた
話し合いの話を聞いていると
話し合いの話を聞いていると
ほんとは通れてそのさきにアイツがいるらしのだが
アイツが戦闘の際に壁が崩れたらしく
ここが通れなくなっていた
アイツが戦闘の際に壁が崩れたらしく
ここが通れなくなっていた
「これを・・・アイツが・・・」
そこには大きな鉄の壁があった
そして血液がべっとりと鉄の壁についていた
戦闘の壮大さが伺えた
そして血液がべっとりと鉄の壁についていた
戦闘の壮大さが伺えた
もしたしたらアイツの血かもしれない
「この壁には難しい魔術がかかってるんだよ、外すには時間がかかるんだよ」
「壁を飛び越えるのは難しんでしょうか」
黒子があごに手を置きながら答えた
そう黒子にはテレポートが
そう黒子にはテレポートが
「それなら大丈夫なんだよ、でも壁の向こうは危ないかも知れないんだよ」
「そうですの、ではお姉様いきますわよ」
そして黒子は私の腕をつかみ音をたってて消えた・・・
そして黒子は私の腕をつかみ音をたってて消えた・・・
☆
「ひどい」
壁の向こうはビルのがれきだらけで
血のにおいがした
血のにおいがした
後ろの鉄の壁から何か声がする
そしてどんどんと音がした
そしてどんどんと音がした
みんなアイツを助けるのに必死なんだ
「短髪、解除してから行くから先に行ってなんだよ」
あの子の声が聞こえた
そう私はこんなところで立っている暇はないんだ
そう私はこんなところで立っている暇はないんだ
早くアイツを早く助けなくっちゃ
早く・・・・・
早く・・・・・
いろんなところから爆発音が聞こえる
一瞬黒子を使ってみんなこちらにテレポートさせようか
考えていだが私はそんなことより体が動いて走っていた
考えていだが私はそんなことより体が動いて走っていた
早く行かなきゃ
そして聞こえたんだアイツの声が
「みっっみ・・・美琴」
そんな苦しそうな声が聞こえてんだ
「黒子お願い・・・あっちに飛んで」
「でもお姉様先ほどあそこから大きな爆発音が・・・」
「お願いあそこにいるの」
なんで自分もこんなに危ないことに足を突っ込んでいるのか
わからなかったでも
一秒でも早くアイツに会いたかった
わからなかったでも
一秒でも早くアイツに会いたかった
私と黒子はシュンと音をたってて
その廃墟ビルの中に向かった
その廃墟ビルの中に向かった
ビルの中は埃がすごく舞っていた
ほんとに爆発した直後のように感じた
ほんとに爆発した直後のように感じた
「黒子・・ゴホっ大丈夫?」
「お姉様黒子は大丈夫ですの・・ゴホ」
そして私は走った
アイツは絶対この中にいる
アイツは絶対この中にいる
そう感じた
でもどこ・・・
でもどこ・・・
「アイツはどこにんのよ」
そして先ほどと似たような
鉄の壁がありまた大量の血液が付いていいた
鉄の壁がありまた大量の血液が付いていいた
よく見るとなにかの魔方陣のような絵が描かれていた
「黒子、お願いまた・・・飛んで・・・この先に・・」
アイツは絶対そこにいる。絶対に。
シュン
「いた」
美琴と黒子はついに見つけた
がれきの横に血だらけになって倒れている上条当麻を
がれきの横に血だらけになって倒れている上条当麻を
「・・・・」
思わず息をのんだ
なぜならいつも私を無視する、私の事検索件数ゼロ件のアイツが
まるで死んでいるかのように大量の血の海の中倒れているのだから・・・
なぜならいつも私を無視する、私の事検索件数ゼロ件のアイツが
まるで死んでいるかのように大量の血の海の中倒れているのだから・・・
美琴はゆっくりと一歩一歩当麻に近づき
息をしているかどうか確かめに行った
息をしているかどうか確かめに行った
黒子は何も言わずにただ愛する美琴を見つめていた
なんて声をかけていいのかわからなかった
あんなに悲しそうなお姉様を見るのは初めてだったから
なんて声をかけていいのかわからなかった
あんなに悲しそうなお姉様を見るのは初めてだったから
「アンタ・・・ねぇ・・・ねぇってば」
美琴は当麻のそばに膝を付き
頭を触ろうとした時・・・・
頭を触ろうとした時・・・・
「もう一度最後に美琴の顔見たかったな・・」
当麻が小さな声で呟いた
「ばか。私はここにいるわよ」
美琴は当麻のおでこに手を置き優しく笑った。
そして黒子を見ると黒子は、何かを感じ取ったようにシュンと音をたってて消えた
そして黒子を見ると黒子は、何かを感じ取ったようにシュンと音をたってて消えた
「アンタは右手があるから黒子のテレポートは使えない」
美琴は当麻のおでこから手を離し立ち上がった
「アンタを一人にはできないし、私もアンタを担いで脱出は無理」
スカートに手を入れコインを取り出し
「みんなに来てもらわないとね」
親指にコインを乗せ
「次は・・・私が力になるからぁぁぁああああああああああああああ」
美琴は天井に向かって電撃を放った
天井に大きな風穴が開き
綺麗な星空が見えた
綺麗な星空が見えた
「綺麗・・・」
美琴はよろよろと当麻に近づき当麻の頭を自分の膝にのせた
「こんだけ電撃柱立てればみんな気が付くでしょう、その前にビル崩れるかなぁ・・」
そして美琴は当麻の右手をつかんだ
「私も電池切れだからもう走れない、アンタと死ぬ時は一緒になるのか」
まぁそれもいいかと美琴は笑った
アンタと一緒ならそれでもいいか・・・・。