「わー、お空からの眺めってとっても気持ちがいいのー。ありがとうなの白雪さん、あたしのワガママに付き合ってくれて」
「いーよいーよ、私も少し気分転換したかったし、そろそろ練習を切り上げようかと思ってたから。それより衿衣ちゃん、高さや飛ぶ速さは今のままで平気?」
「大丈夫なの。これくらいなら平気なの。白雪さんも土御門さんみたいに優しくしてくれてとっても嬉しいの。まるでお姉ちゃんみたいなの」
「おねっ……!」
「いーよいーよ、私も少し気分転換したかったし、そろそろ練習を切り上げようかと思ってたから。それより衿衣ちゃん、高さや飛ぶ速さは今のままで平気?」
「大丈夫なの。これくらいなら平気なの。白雪さんも土御門さんみたいに優しくしてくれてとっても嬉しいの。まるでお姉ちゃんみたいなの」
「おねっ……!」
春上にいきなりお姉ちゃん呼ばわりされたことで心が乱れた月夜、一瞬バランスを崩すが何とか持ちこたえた。
突然のことに驚いた春上が心配そうに見つめてきたので、月夜は何でもないという意味を込めて笑顔を見せる。
突然のことに驚いた春上が心配そうに見つめてきたので、月夜は何でもないという意味を込めて笑顔を見せる。
「ご、ゴメンね衿衣ちゃん。ちょっとビックリしただけだから心配いらないよ」
「良かったの、白雪さんの体調が悪くなったと思って心配だったの。白雪さん、あたしもう少しお空の散歩したいの」
「分かった、じゃあもう少し飛んでいようか(お姉ちゃんって言われて萌えるなんて……。私は昔の元春や初春ちゃんのお姉ちゃん達と同じ人種じゃないよ!)」
「良かったの、白雪さんの体調が悪くなったと思って心配だったの。白雪さん、あたしもう少しお空の散歩したいの」
「分かった、じゃあもう少し飛んでいようか(お姉ちゃんって言われて萌えるなんて……。私は昔の元春や初春ちゃんのお姉ちゃん達と同じ人種じゃないよ!)」
こうして月夜と春上は友愛高校上空の空中散歩を楽しむが、地上の生徒達の殆どが二人に注目していることは本人達は気付いていなかった。
――――――――――
「月夜も春上ちゃんも楽しそうだにゃー。さしもの俺もやきもちを焼かざるを得ないですたい」
月夜と春上を眺めている土御門、口ではああ言っているが実際はやきもちなど焼いておらずただ微笑ましく眺めていた。
すると隣に居た佐天が意地悪な質問を土御門に投げかける。
すると隣に居た佐天が意地悪な質問を土御門に投げかける。
「土御門さん、さっき春上さんにお兄ちゃんって言われて喜んでましたよね? もしかして噂に聞いていたシスコン軍曹の血が」
「騒いだりしてないぜよ! 俺はもうシスコンは卒業したんだぜい!」
「騒いだりしてないぜよ! 俺はもうシスコンは卒業したんだぜい!」
若干ムキになっているのを見て佐天は土御門の言葉を半分だけ信じることにすると、一打と朝陽がやって来た。
「相変わらず騒がしいな元春」
「あ、朝陽さんも相変わらずの鋭い足技の冴えで……。ところでここには何用で?」
「美咲華の転入初日にお前らカップルにうちのクラスの子供達の相手をしてもらっただろう。その時に渡そうと思っていた昼飯代を渡しに来たんだよ」
「あ、朝陽さんも相変わらずの鋭い足技の冴えで……。ところでここには何用で?」
「美咲華の転入初日にお前らカップルにうちのクラスの子供達の相手をしてもらっただろう。その時に渡そうと思っていた昼飯代を渡しに来たんだよ」
朝陽がこうして友愛高校に足を運んだのには理由があり、あの日、土白は自分達が質問に全て答えた後で恥ずかしさのあまり急いで逃げてしまったのだ。
土白は空を飛んで、残る上琴、浜滝、半郭、一方通行、真昼もすでに逃げた後で結局渡しそびれてしまって今に至る。
土白は空を飛んで、残る上琴、浜滝、半郭、一方通行、真昼もすでに逃げた後で結局渡しそびれてしまって今に至る。
「それだったらわざわざ朝陽さんが来なくても自分の子供達に渡すように頼んでも良かった気がするぜよ」
「お礼は必ず家族や他人任せじゃなくて本人が直接返すってのがウチのルールなんだよ。私としてもお前達とまた会いたかったってのが理由だけどな」
「土御門さん、この人って誰かのお母さんなんですか?」
「お礼は必ず家族や他人任せじゃなくて本人が直接返すってのがウチのルールなんだよ。私としてもお前達とまた会いたかったってのが理由だけどな」
「土御門さん、この人って誰かのお母さんなんですか?」
そこで朝陽とは初対面の佐天に気付いた土御門が朝陽に彼女を紹介、朝陽も礼儀正しく自己紹介をした。
「(この人があの噂のカップルのお母さんなんだ。見た目黄泉川先生と変わらないのに41歳って凄いなぁ)よろしくお願いします朝陽さん」
「こちらこそよろしくな涙子。最初に何を考えていたのかは聞かないでおいてやろう。何となく分かってるしな。さて元春、これがお前達に渡す昼飯代、まあバイト代だ」
「一枚、二枚、三ま……い。あの~朝陽さん、もらっておいて何なんですけど3万円は多いと思うんだにゃー?」
「気にするな、渡すのが遅れた分の色を付けた結果だ」
「こちらこそよろしくな涙子。最初に何を考えていたのかは聞かないでおいてやろう。何となく分かってるしな。さて元春、これがお前達に渡す昼飯代、まあバイト代だ」
「一枚、二枚、三ま……い。あの~朝陽さん、もらっておいて何なんですけど3万円は多いと思うんだにゃー?」
「気にするな、渡すのが遅れた分の色を付けた結果だ」
太っ腹な性格の朝陽にビックリしている土御門、佐天、一方通行に朝陽の太っ腹な一面を知っている打ち止めがこんなことを言ってのける。
「じゃあじゃあ毎日ミサカの送り迎えをしてるあなたもアサヒ先生に何か貰ったらってミサカはミサむぐっ! むーっ! むーっ!」
「余計なこと言ってンじゃねェ! ……おい土御門に佐天。他の誰にもこのことを言うンじゃねェぞォ、分かったな!」
「「分かってる分かってる♪」」
(あいつら多分言いふらしそうだな。美咲華とまとめて口止めしといてやるか、アクセラの為にも)
「余計なこと言ってンじゃねェ! ……おい土御門に佐天。他の誰にもこのことを言うンじゃねェぞォ、分かったな!」
「「分かってる分かってる♪」」
(あいつら多分言いふらしそうだな。美咲華とまとめて口止めしといてやるか、アクセラの為にも)
一方通行をからかう材料をゲットしたことを喜ぶ土御門と佐天、しかし朝陽から打ち止めも含めてきつく口止めをされてしまう。
とはいえ他に誰も居ない場合なら一方通行をからかうネタとして使ってもいいとは言ってくれたのだが。
そこへ変則ノックを終えた当麻が美琴にかいがいしく汗を拭かれながらこちらにやって来た。
とはいえ他に誰も居ない場合なら一方通行をからかうネタとして使ってもいいとは言ってくれたのだが。
そこへ変則ノックを終えた当麻が美琴にかいがいしく汗を拭かれながらこちらにやって来た。
「あ、朝陽さん、こんにちは」
「こんにちは、朝陽さん」
「当麻に美琴じゃないか久しぶりだな」
「こんにちは、朝陽さん」
「当麻に美琴じゃないか久しぶりだな」
上条と美琴の二人はまず朝陽に挨拶した
そして一方通行に攻撃を開始した
そして一方通行に攻撃を開始した
「おい、アクセラ。さっきラス……美咲華にキスしようとしてなかったか?」
「な、なんのことだァ?俺はァそンなことしてねェぞ?」
「私も見えたわよ。しようとしてたよね?」
「グッ……」
「な、なんのことだァ?俺はァそンなことしてねェぞ?」
「私も見えたわよ。しようとしてたよね?」
「グッ……」
そこから上琴(+一方通行の周りにいた人間)のいじり攻撃が始まった
――――――――――――――――――――――――――――――
そのころ上空を飛んでいる白雪と春上はというと地上かの視線を感じていた
「む、みんなこっち見てるね。特に男子がスカートの中を見ようしてるよ」
「え!?ホントなの、白雪さん!?」
「うん、ホントだよ。ちょっとお仕置きするから、落ちないように気をつけてね♪」
「え!?ホントなの、白雪さん!?」
「うん、ホントだよ。ちょっとお仕置きするから、落ちないように気をつけてね♪」
そういいながら白雪は雪玉クラスターをつくり土御門たちにあたらないように投下した
「月夜のやつ、凄いな。流石に第五位といったところか」
「まったくですにゃー。我が恋人ながら恐ろしくも可愛いですたい……」
「まったくですにゃー。我が恋人ながら恐ろしくも可愛いですたい……」
月夜の空襲を安全圏から眺めていたのは朝陽と土御門、残る上琴、佐天、何故か打ち止めは今も一方通行をいじっている。
一方通行たちを楽しそうな笑顔で眺めた後で朝陽は土御門に後のことを任せて移動しようとする。
一方通行たちを楽しそうな笑顔で眺めた後で朝陽は土御門に後のことを任せて移動しようとする。
「じゃあ私は学校を見て回るついでに白子と善萌のアホを回収してくる」
「ご苦労なことですにゃー。後のことは安心して俺に任せていいぜよ」
「そうだな、お前なら安心だ。と言いたい所だがな元春」
「ご苦労なことですにゃー。後のことは安心して俺に任せていいぜよ」
「そうだな、お前なら安心だ。と言いたい所だがな元春」
その瞬間、顎を目掛けた鋭い蹴りが土御門を襲うが間一髪かわしてみせる、ただしサングラスは宙へと飛ばされる。
宙に舞ったサングラスを手にして、土御門の顔にかけたのは蹴りを放った朝陽だった。
宙に舞ったサングラスを手にして、土御門の顔にかけたのは蹴りを放った朝陽だった。
「さっきの3万円、がめたりしたら次は本気で当てるからな。ちゃんとあの時居たカップル達と飯を食うことに使うんだぞ、分かったな?」
「……サ、サーイエッサー」
「まあ返事が少し物足りないがまあいいだろう。とりあえずじゃあな」
「……サ、サーイエッサー」
「まあ返事が少し物足りないがまあいいだろう。とりあえずじゃあな」
引きつった笑みを作りながらも自分の言ったことを了承してくれた土御門に納得した朝陽は、友愛高校巡りのついでに白子&赤見の回収へと繰り出すのだった。
それから少しして空襲を終えた月夜が安全な場所に春上を降ろした後で、土御門に容赦なく氷の剣で斬りかかる。
それから少しして空襲を終えた月夜が安全な場所に春上を降ろした後で、土御門に容赦なく氷の剣で斬りかかる。
「土御門くん、さっきの女の人は誰かな? 顔は良く見えなかったけど楽しそうな雰囲気だったよ? 浮気? つまり自殺したいの?」
「ぜんっぜん違うぜよ! さっきのは朝陽さんだぜい! 話してたのは打ち止めの転入日にやらされたQ&Aのバイト代3万円のことですたい!」
「朝陽さんって井ノ原くんと井ノ原さんのお母さんの? なーんだ、心配して損したよ♪ ……ん? バイト代3万円? 元春まさか」
「ちょ、ちょっと待ってくれ! 俺はその3万円を一人で」
「やっぱり独り占めする気なんだね! 許せないよ! みんなーっ、元春が朝陽さんがみんなにって貰った3万円、独り占めする気だよーーーーっ!」
「ぜんっぜん違うぜよ! さっきのは朝陽さんだぜい! 話してたのは打ち止めの転入日にやらされたQ&Aのバイト代3万円のことですたい!」
「朝陽さんって井ノ原くんと井ノ原さんのお母さんの? なーんだ、心配して損したよ♪ ……ん? バイト代3万円? 元春まさか」
「ちょ、ちょっと待ってくれ! 俺はその3万円を一人で」
「やっぱり独り占めする気なんだね! 許せないよ! みんなーっ、元春が朝陽さんがみんなにって貰った3万円、独り占めする気だよーーーーっ!」
真剣白刃取りしながらの必死の弁明で納得してくれた月夜を見て土御門は、このやきもち焼きをどうにかして直そうかと思った。
しかしそうする間もなく今度は謂れの無い3万円独り占めの濡れ衣を着せられ、一方通行いじりしていた当麻達から責められることに。
しかしそうする間もなく今度は謂れの無い3万円独り占めの濡れ衣を着せられ、一方通行いじりしていた当麻達から責められることに。
――――――――――
一方のバスケ組、あれから練習を再開させており神裂、絹旗、そして麦野と滝壺は彼らを見学していた。
「ふーん、浜面もやる時は超やるもんですね」
「そーだろそーだろー♪ 絹旗、もっと浜面のこと褒めていいんだぞ、私の浜面をさぁ♪」
「むぎの、寝言は寝て言うものだよ」
「そーだろそーだろー♪ 絹旗、もっと浜面のこと褒めていいんだぞ、私の浜面をさぁ♪」
「むぎの、寝言は寝て言うものだよ」
滝壺のさらっとした毒舌に怒った麦野が滝壺とにらみ合いを始めたのを見て絹旗はただただ呆れるばかりだった。
そろそろ次の場所に行きたいと思っていた絹旗、初春たちに相談しようと思ったがようやくあることに気付く。
そろそろ次の場所に行きたいと思っていた絹旗、初春たちに相談しようと思ったがようやくあることに気付く。
「飾利、そろそろ別の所も超見学したいから移動を……あれ? 神裂さん、飾利知りませんか?」
「えっ? 飾利ならちゃんと私の隣で可愛く……居ないっ! ああっ、いつの間にかシェリーまで! 抜け駆けとは卑怯な!」
「神裂さんは超言いすぎですけど黙って飾利を連れて行ったのはいただけません! 外を超探す前にまずは周囲を見て……っ!」
「えっ? 飾利ならちゃんと私の隣で可愛く……居ないっ! ああっ、いつの間にかシェリーまで! 抜け駆けとは卑怯な!」
「神裂さんは超言いすぎですけど黙って飾利を連れて行ったのはいただけません! 外を超探す前にまずは周囲を見て……っ!」
体育館から姿を消した初春(ついでにシェリー)が心配で見学どころじゃない神裂と絹旗は彼女を探し始める。
ちなみに初春は「シェリーさんと一緒に建宮さんの仕事ぶりを見てきます」と滝壺に言伝をしていたのだが、滝壺がそれどころじゃないので事実を知るのは後のことである。
ちなみに初春は「シェリーさんと一緒に建宮さんの仕事ぶりを見てきます」と滝壺に言伝をしていたのだが、滝壺がそれどころじゃないので事実を知るのは後のことである。
「どうしたのですか絹旗。ありえないものを見たような顔をして。あちらに何か……な、何ですかあれはーーーっ!」
「おぞましい、超おぞましいです……。青髪と白井さんの色違いがこの世に超実在するなんて……」
「おぞましい、超おぞましいです……。青髪と白井さんの色違いがこの世に超実在するなんて……」
絹旗と神裂が見て驚いたもの、それは青ピの特訓を目をキラキラさせながら見学している白子と赤見の姿だった。
神裂の叫び声にビックリしてこちらに気付いた浜滝、麦野、半郭、姫神も白子と赤見を目にして驚くことになった。
神裂の叫び声にビックリしてこちらに気付いた浜滝、麦野、半郭、姫神も白子と赤見を目にして驚くことになった。
「……どっかで見たことあるような?」
「デジャブウ」
「なんじゃありぁ?クローンか何か?」
「そこは妥当に兄弟だろ」
「妥当に兄弟ですよね」
「私達は。見てはいけないものを。見てしまった」
「デジャブウ」
「なんじゃありぁ?クローンか何か?」
「そこは妥当に兄弟だろ」
「妥当に兄弟ですよね」
「私達は。見てはいけないものを。見てしまった」
各々がそれぞれの反応をするが、白子と赤見は気にせず目を輝かせている。
ついには赤見が立ち上がり応援しはじめた。
ついには赤見が立ち上がり応援しはじめた。
「ガンバレー!!変態先生!!」
「それを言うなら変態紳士の方が正しくては?」
「それを言うなら変態紳士の方が正しくては?」
その光景を目にしたもの達は思った。あぁ、この子達も変態予備軍だなと。
「だから言ってるやろ!?うちは変態ちゃいまグルデバ!?」
災呉に飛ばされている青髪ピアスをみて思う。お前は正真正銘変態だと。
――――――――――――――――――――――――――――
そのころグラウンドで責められていた土御門はくたくたになっていた
「わかったかにゃー?俺は独り占めするつもりはないぜよ。月夜はもうちょっと彼氏を信用してほしいぜよ」
「ご、ごめんね、元春。私の早とちりでみんなに責められて」
「もういいぜよ……。さてこの3万円をどうするかにゃー」
「ご、ごめんね、元春。私の早とちりでみんなに責められて」
「もういいぜよ……。さてこの3万円をどうするかにゃー」
土御門は必死に弁明して誤解を解いていた
そして次の問題について考えていた
そして次の問題について考えていた
「俺はもうみんなから信じてもらえてないぜい……だから誰か信用できるやつに渡すぜい」
「ごめんね、元春。そんなに卑屈にならないで……」
「ごめんね、元春。そんなに卑屈にならないで……」
土御門はかなりへこたれていた
そこに白雪が謝ったりして永遠に終わらないので上条が意見を出した
そこに白雪が謝ったりして永遠に終わらないので上条が意見を出した
「そうだな……アクセラならいいんじゃないか?それで今週末にでも他の4人も連れてどこか食事でも行こう」
「そうね、私も当麻に賛成。こいつなら美咲華がいるから使おうとはしなはずよ」
「いいぜ。俺が持ってやる。使ってお前らにたたかれるのはいやだからなァ。なによりこのガキに信用されてェし」
「そうね、私も当麻に賛成。こいつなら美咲華がいるから使おうとはしなはずよ」
「いいぜ。俺が持ってやる。使ってお前らにたたかれるのはいやだからなァ。なによりこのガキに信用されてェし」
そういうことで3万円は一方通行が持つ事になった
「あれ? 白雪さんがこっちに来てるってことは今日の練習はもう終わりなんだね」
「今日は疲れたなー。けどま、真夜と練習がてらのデートが出来て楽しかったけどな♪」
「う、うん、そうなんだけどね井ノ原くん、井ノ原さん。二人は今、何してるの……?」
「「練習だけど」」
「今日は疲れたなー。けどま、真夜と練習がてらのデートが出来て楽しかったけどな♪」
「う、うん、そうなんだけどね井ノ原くん、井ノ原さん。二人は今、何してるの……?」
「「練習だけど」」
校外での人混みの中でのパス回しの練習を終えて帰って来た井ノ原ツインズ、月夜の姿が見えたことで野球グラウンドに来ていた。
そんな二人の足元ではサッカーボールが行き来しており、足元も見ずに話しながらパスを繋いでることに月夜は唖然とした。
月夜に指摘されたことでようやくサッカーボールを止めた真夜、美琴が居ることに気付くといきなり頭を下げて謝り出す。
そんな二人の足元ではサッカーボールが行き来しており、足元も見ずに話しながらパスを繋いでることに月夜は唖然とした。
月夜に指摘されたことでようやくサッカーボールを止めた真夜、美琴が居ることに気付くといきなり頭を下げて謝り出す。
「前々から会ったらちゃんと謝らないとって思ってたんだ。ゴメンね御坂さん、サバイバル合宿の時に感情に流されたとはいえ上条の足を脱臼させて」
「そ、そのことなら私はもう全然気にしてませんし、後で当麻からも事情は聞いてます! それに謝るならあの時お二人にした制裁した私の方で……」
「真昼さんと赤音さんと恋人になって分かったんだ。大事な人を傷付けられたら誰だって激昂するって。だから御坂さんが怒るのは当然のこと。ホントにゴメンね」
「あ、いや、その……。じゃ、じゃあ痛み分けということで! その話はもうおしまいにしましょう! これからはお互い仲良くやりましょう!」
「そ、そのことなら私はもう全然気にしてませんし、後で当麻からも事情は聞いてます! それに謝るならあの時お二人にした制裁した私の方で……」
「真昼さんと赤音さんと恋人になって分かったんだ。大事な人を傷付けられたら誰だって激昂するって。だから御坂さんが怒るのは当然のこと。ホントにゴメンね」
「あ、いや、その……。じゃ、じゃあ痛み分けということで! その話はもうおしまいにしましょう! これからはお互い仲良くやりましょう!」
美琴は真夜と和解の握手をしながら失礼なことを思っていた、当麻の学校の知り合いにここまで真面目な人が居るなんてと。
握手をしている美琴と真夜を当麻と真昼は微笑ましく見ていた、特に当麻はやきもちを全く焼いていない状態で。
握手をしている美琴と真夜を当麻と真昼は微笑ましく見ていた、特に当麻はやきもちを全く焼いていない状態で。
「意外だな上条。お前が真夜にやきもち焼かないなんてな。ま、俺は真夜のことを信頼してるからやきもちなんざ焼かないけどな」
「相手が真夜だからかな、あいつならそんな気にならないんだ、これが。ていうか俺の足を脱臼させれくれた張本人は謝ってはくれないのか?」
「俺の分も真夜がちゃんと謝ったから問題無し!」
「相手が真夜だからかな、あいつならそんな気にならないんだ、これが。ていうか俺の足を脱臼させれくれた張本人は謝ってはくれないのか?」
「俺の分も真夜がちゃんと謝ったから問題無し!」
真昼の態度を見て当麻は思わずにはいられなかった、この姉は微妙にダメ人間かもと。
握手を終えた美琴と真夜がそれぞれの恋人の所へ戻ると、土御門が井ノ原ツインズに朝陽がここに来てることを報告する。
握手を終えた美琴と真夜がそれぞれの恋人の所へ戻ると、土御門が井ノ原ツインズに朝陽がここに来てることを報告する。
「母さんが? そっか、その美咲華ちゃんのことを心配して付いて来たんだ。母さんらしいや」
「しょーがねー、今日は母ちゃんも一緒に連れて帰るか。赤音と放課後のシャワーはまた今度に」
「が、学校じゃそうゆうことはしないからね……。とりあえず母さん探して、それから赤音さんと合流して帰るよ。じゃあ上条たち、お先に」
「しょーがねー、今日は母ちゃんも一緒に連れて帰るか。赤音と放課後のシャワーはまた今度に」
「が、学校じゃそうゆうことはしないからね……。とりあえず母さん探して、それから赤音さんと合流して帰るよ。じゃあ上条たち、お先に」
井ノ原ツインズが朝陽を探す為に校舎へと向かった後で、当麻たちも今日の練習は終了として各自で帰ろうとしたが、
「ンじゃあ俺達も帰るぞ打ち止め……打ち止め?」
「春上さん、初春のことは神裂さん達に任せてあたし達は先に帰ろっか……春上さん?」
「「居ないっ!!!」」
「春上さん、初春のことは神裂さん達に任せてあたし達は先に帰ろっか……春上さん?」
「「居ないっ!!!」」
いつの間にか打ち止めと春上が居なくなったことで慌てる一同、すぐさま解散とはいかず急遽迷子の二人を探すことに。
一緒に行動していない可能性も踏まえて上琴と一方通行は打ち止めを、土白と佐天は春上を探すことにして行動を開始するのだった。
一緒に行動していない可能性も踏まえて上琴と一方通行は打ち止めを、土白と佐天は春上を探すことにして行動を開始するのだった。