とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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匿名ユーザー

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もし幻想殺しの少年が初めからニブくなかったら




6月某日~出会い~


カミやん「おまっ…『知り合いのフリして自然にこの場から連れ出す作戦』が台無しだろ―――」

ミコっちゃん「何でそんなメンドクサイ事しなきゃなんないのよ」

カミやん「カワイイ娘助けんのに、理由なんかあるか!」

ミコっちゃん「カ、カワ!?///」

スキルアウトA「俺らガン無視して、口説いてんじゃねーよ!!」



6月某日~アメとムチ~


カミやん「大体おまえらが声かけた相手よく見てみろよ まだ子供じゃねーか」

ミコっちゃん(ピシィッ)

カミやん「だから、守ってあげたいって気持ちはわかるよ?」

ミコっちゃん(///)

カミやん「けどさっきの見ただろ 年上に敬意を払わないガサツな態度」

ミコっちゃん(ビキッ)

カミやん「まぁそれも、他人との間に壁を作らないって意味じゃあ、親しみやすくて魅力的だけども」

ミコっちゃん(///)

カミやん「見た目はお嬢様でもまだ反抗期も抜けてねーじゃん」

ミコっちゃん(ビキッ ビキッ)

カミやん「たしかに、そんなところがカワイイんだけどな」

ミコっちゃん(///)

スキルアウトB「…よーコイツ砂にしちまうべ いやマジで」

スキルアウトC「異議なし」



7月17日~勝負~


カミやん「勝負勝負って今までオマエの全戦全敗じゃんか」

ミコっちゃん「うっうるさい! 私だって一発も食らってないんだから負けてないわよっ!」

カミやん「だって一発も当てる気ねーもん」

ミコっちゃん「なんでよ! それじゃ勝負になんないじゃない!!」

カミやん「万が一、オマエが怪我したらどーすんだよ!」

ミコっちゃん「私の心配なんかいいから、勝負しなさいよ!!///」



7月17日~決着~


ミコっちゃん「マジメにやんなさいよっ!」

カミやん「だってオマエ、ビビってんじゃん」

ミコっちゃん「なっ!? ビビってなんかないわよっ!」

カミやん「うそつけっ!! 涙目になってこんな風にビクってしてたじゃねーか!
     つーかこっちは、あまりのカワイさに、抱きしめたい衝動に駆られて大変だったんだぞ!?
     それを我慢しただけでも……ってどうかしたか?」

ミコっちゃん「きょ、今日のところはこれくらいにしてやるわよ!!
次こそは私が勝つんだからね!! お、覚えてなさいよ!!///」



7月18日~パジャマ~


カミやん「何やってんだオマエ 挙動不審だぞ」

ミコっちゃん「―――ッ? ―――ッ!?
       な、な、何でアンタがこんな所にいんのよっ!!」

カミやん「いちゃいけないのかよ
     つーか何で隠すんだ? そのパジャマ買うんじゃないのか?」

ミコっちゃん「ど、どうせアンタだって、子供っぽいって思ってんでしょ!? わかってんだから……」

カミやん「そうか? むしろ似合ってると思うけどな…… まぁオマエなら何着ても似合うけどな。 元がいいから」

ミコっちゃん「ア、アンタはいちいち歯の浮くような事言わないと、気がすまないわけ!?///」


7月20日~ビリビリ~


カミやん「……あー、またかビリビリ中学生」

ミコっちゃん「ビリビリ言うな! 私には御坂美琴ってちゃんとした名前があんのよ!」

カミやん「えっ、じゃあ、これからは美琴って呼んでいいのか?」

ミコっちゃん「いきなり呼び捨てはハードル高いわよバカッ!!///」



8月20日~責任~


ミコっちゃん「街中で 川原でもっ 幾度となく私を弄んでくれやがったでしょーがっ
       (勝者としての)責任くらい取りなさいよね!!」

カミやん「わ、わかった…… 必ず責任は取る。けど今すぐは無理だ」

ミコっちゃん「はあ? なんでよ」

カミやん「お互い、まだ結婚できる歳じゃないだろ?」

ミコっちゃん「バ、バカ!!! なな、何、変な勘違いしてんのよアンタは!!!///」



8月20日~彼氏~


ミコっちゃん「ア・ン・タ・はぁーッ! このヘンテコが 私の彼氏に見えんのかぁっ!!」

変態さん「ですわよねぇ おかしいとは思いましたの」

カミやん「うぅ……そりゃそうだよなぁ……
     俺なんかと常盤台のお嬢様じゃ、釣り合うわけないよなぁ………」

ミコっちゃん「ぇえ!? ちょっと、そんなマジになって落ち込まないでよ!! さっきのは私も本気じゃないっていうか、
       むしろアンタのこと嫌いじゃないっていうか、アンタが彼氏だったら本当はうれしいっていうか……///」

変態さん「あれっ!? 一瞬にして空間が桃色に染まってますの!!」



8月21日~鉄橋の上で~


ミコっちゃん「……そんなにボロボロになって、汚い地面の上に転がって、短い間だけど、心臓だって止まってたかもしれないのに―――
       ――――何で、そんな顔で笑ってられんのよ」

カミやん「……膝枕が、気持ちよかったもので……」

ミコっちゃん「…私の涙返せ、バカ///」



8月21日~VS一方通行~


カミやん「今すぐ御坂妹から離れろっつってんだ! 聞こえねえのか三下ぁッ!!!」

←―「誰に牙剥いってっか分かってンのか? 超能力者の中でも突き抜けた頂点って呼ばれてる俺に向かって―――」

カミやん「グチャグチャ言ってねぇで離れろっつってんだろ!! その子は将来、俺の義理の妹になるかもしれない子なんだぞ!!」

←―「知らねェよ」



8月22日~お見舞い~


カミやん「む。クッキーというなら手製がベストですな」

ミコっちゃん「……。アンタ、私にどんなキャラ期待したんのよ?」

カミやん「わかってないな~ 男にとって、好きな子からの手作り料理ってのは、なによりのご馳走なのですよ」

ミコっちゃん「こ、今度作ってあげるわよ……///」



8月31日~気持ちの整理~


ミコっちゃん「ちょっと黙って! お願いだから少し気持ちの整理をさせて!」

カミやん「いや、それはこっちのセリフだよ! 抱きつかれたり手を握られたり、もうドキドキしっぱなしなんだぞ!?」

ミコっちゃん「私だってそうよ!!!///」



8月31日~恋人~


カミやん「? 話が全然見えねーんだけど」

ミコっちゃん「なるのよ アンタと私が ここ こっ恋人に」

カミやん「よしきた任せろドンと来い!」

ミコっちゃん「あ、いや、フリ! あくまでフリだから!!///」



8月31日~右か左か~


ミコちゃん「じゃあいい! アンタの言う通り、アンタは右で私は左でいい!
      まったく、ちょっとは気にしなさいよこの馬鹿!」

カミやん「気にしてるよ。 だって俺が食ってたの、ホントは左だもん」

ミコっちゃん「んなっ!!?///」

カミやん「~♪」


8月31日~どうすれば~


カミやん「一体何をやれば恋人っぽく見える訳?」

ミコっちゃん「……わかんないけど、なんかこう…とにかくイチャイチャすればいいんじゃない?」

カミやん「あぁ、普段通りにすればいいのか」

ミコっちゃん「そ、そうね///」



8月31日~約束~


エっツァリ~ん「まるで都合の良いヒーローのように駆けつけて彼女を守ってくれると、約束してくれますか」

カミやん「……御坂美琴と彼女の周りの世界を守る」

エっツァリ~ん「まったく最低な返事だ……」

カミやん「御坂美琴と彼女の周りの世界を守る」

エっツァリ~ん「まったく最低な……あれ? さっき同じこと言いませんでした?」

カミやん「大事なことなので2回言いました」

エっツァリ~ん「ああ、そうですか」



8月31日~約束②~


カミやん「周りの世界を守るってことはさ」

エっツァリ~ん「まだその話続けます?」

カミやん「将来的には、子供はもちろん、美琴の両親も守るってことだよな」

エっツァリ~ん「……自分はそこまで言ったつもりはないのですが……」

カミやん「大丈夫! お前の分まで美琴を幸せにしてみせるから!」

エっツァリ~ん「もういっそのこと、自分に止めを刺してはくれませんか?」



9月1日~寝不足の理由~


カミやん「昨日は他にも色々あったんでございますよ」

ミコっちゃん「……アンタ、まさか他の子とも似たような事してた訳?」

カミやん「アホか。 フリとはいえ、美琴一筋の俺がそんなことするわけねぇだろ。
     上条さんは絶対に浮気をしませんのことよ」

ミコっちゃん「あっそう…///」



9月1日~一度に運べるのは二人まで~


カミやん「そんじゃ、まずはインデックスと風斬を頼む」

インデ目録「とうま。それはつまりそこの短髪と一緒に残る、と言いたいんだね?」

カミやん「そうだけど……ダメ?」

インデ目録「ダメに決まってるんだよ!! ていうかそこは否定するところかも!!」



9月19日~勝っても負けても~


カミやん「もしお前に負けるようなことがあったら罰ゲーム喰らっても良いし! 何でも言う事聞いてやるよ!」

ミコっちゃん「い、言ったわね。ようし乗った。……何でも、ね。ようし」

カミやん「ま、普段から素直になれない美琴ちゃんとしては、これを機に罰ゲームと称して俺をデートに誘おうとか、
     そんなこと考えてるんだろうけど、そうはいかないからな」

ミコっちゃん「(ギクッ!!!)そ、そそそんなわけないじゃない!!
       てか、アンタこそ私に何させるつもりなのよ!」

カミやん「せっかくだからチューでもしてもらおうかな~って
     いや待てよ? むしろ俺からするのもアリか?」

ミコっちゃん(ま、負けちゃおうかな……///)

詩菜ママ「あらあら当麻さんたら、本当にどこのどなたに似てしまったのかしら」

初代フラグメイカー「そ、そんな。女子中学生に対してそんな罰ゲーム、うらや……けしからんぞ当麻ーっ!!」

美鈴ママ(なんか、とんでもなく面白い現場見ちゃった♪)



9月19日~白熱する棒倒し~


ミコっちゃん(一体何なのよあの覚悟!? ま、まさかマジで勝ちに行く気な訳!?
       何でそこまで頑張るの!? アンタどんだけ私とチューしたいのよ~~~!!!///)


9月19日~家事~


カミやん「本気で食べる専門ですかインデックス…… 一方その頃美琴はどうなの家事とか」

ミコっちゃん「ま、まぁそりゃ学習中の身ですから多少はね」

美鈴ママ「当麻君もやっぱり、将来結婚するなら、料理とかできる子のほうがいい?」

カミやん「まぁ、できないよりはできるほうがいいですね。
     けどそれは、家の事を任せっきりにしたいってんじゃなくて、むしろ一緒にやりたいんですよ。
     ほら、二人で台所に立つのって楽しそうじゃないですか」

美鈴ママ「あらぁ~ 理解のある旦那さんで良かったわね美琴ちゃん♪」

ミコっちゃん「だ、誰が旦那よ! 誰が!///」

インデ目録「……しいな、私に料理を教えてほしいんだよ………」



9月30日~罰ゲーム~


ミコっちゃん「罰ゲームよん♪」

カミやん「はいはい、わかってますよ。 で?どこにチューすればいいんだ?」

ミコっちゃん「それは、アンタが勝ってたらでしょ!!///」



9月30日~待ち合わせの30分前から~


ミコっちゃん「な、何で勝負に勝った私がアンタを待つ側に回らなくちゃならないの?
       勝手に変な想像膨らましてニヤニヤしないでほしいわね」

カミやん「お前……そんなに罰ゲームで俺とデートするのが楽しみだったのか。
     前々から思ってたけど、お前のそういうとこ大好きだわ」

ミコっちゃん「い、良いからさっさと行くわよ///」



9月30日~あくまでもストラップの為~


ミコっちゃん「今『ハンディアンテナサービス』とペア契約をセットで受けるとラブリーミトンのゲコ太ストラップがもらえるのね」

カミやん「はぁ~なるほど。 本当は最初からペア契約が目的なのを、ストラップでごまかしますか。
     ツンデレさんは何かと苦労しますなぁ~」

ミコっちゃん「ち、違うもん!! ゲコ太が欲しいだけだもん!!///」



9月30日~ペア契約~


カミやん「このペア契約ってさ、そもそも普通は恋人とかで交わすものなんじゃねーの?
     てことは、俺達は両思いってことでよろしいのでせうか?」

ミコっちゃん「い、いいいいや馬鹿違うわよナニ口走ってんのアンタ! 
       べっ、別に男女って書いてあるだけで
       恋人同士じゃなきゃいけないとかって決まりはないじゃないそうよ例えば夫婦だって問題ないでしょうが!!」

カミやん「そっか! 夫婦でもいいなら、何の問題も無いな!」

ミコっちゃん「そ、そうよ! 夫婦でも……ってちちち違うわよ!!? そそそそそういう意味で言ったんじゃないんだから!!!///」

カミやん(かわええ~)



9月30日~ツーショット写真~


カミやん「……なぁ、もっとくっつかないと、恋人っぽく撮れないぞ?」

ミコっちゃん「わ、わかってるわよ!」

カミやん「だったらもっとこう、グッと!」

ミコっちゃん「にゃ!? ど、どこ触ってんのよ!!」

カミやん「お前がこっち来ないからだろ? ほら、首に手を回して、顔ももっと近づけて」

ミコっちゃん「は、恥ずかしい~~///」

店員さん「…あのー、お二人がペアなのは十分わかりましたので、もう結構ですよ?」



9月30日~あくまでも罰ゲーム~


御坂妹「お姉様はここで何をしているのですか、とミサカは情報収集を開始します」

ミコっちゃん「い、いや、大覇星祭罰ゲームを巡ってちょっとした勝負をして、
       そんで私が勝ったからこの馬鹿を引きずり回しているだけよそれだけよ!」

御坂妹「つまりお姉様は素直になれないのですか、とミサカは情報分析を開始します」

カミやん「そう言ってやるなって。 代わりに俺が素直になればいいだけの話だしな」

ミコっちゃん「か、代わりにって……どういうことよ……」

カミやん「例えばだな……美琴!」

ミコっちゃん「(ビクッ!)な、何!?」

カミやん「好きだ」

ミコっちゃん「~~~!!! う、うるさいバカ!!///」

御坂妹「……よそでやれよ、とミサカはイライラしながらツッコミます」





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