少し時間が戻り、友愛高校体育館
そこで、吹寄率いるバレーチームが試合を始めようとしていた。
そこで、吹寄率いるバレーチームが試合を始めようとしていた。
「みんな、何が何でも勝つわよ!」
「「「「「「おおーーーーーっ!!!!!」」」」」」
「「「「「「おおーーーーーっ!!!!!」」」」」」
吹寄を中心に盛り上がる当麻クラスのバレー組を相手チームの3年生(全員男子)は下心全開で眺めていた。
「ツイてる、俺たちは最高にツイてる。あの爆乳の吹寄、最近目立ってる巨乳の茜川のチームと対戦出来るなんて」
「負けてもいい、あの爆乳と巨乳が揺れるさまを思う存分鑑賞出来るなら喜んで敗北しよう」
「それも確かに魅力的だが俺たちが勝ったらあの二人が俺たちにメロメロになるかもしれん。だからやっぱり勝つべきだ」
「…………いいな、それ。吹寄はともかく茜川はあの双子の弟に二股状態で付き合わされてんだろ? 普通の俺たちの愛に目覚める可能性は十分高い」
「我がチームの方針はこれで決まった。相手チームに勝利しつつ吹寄の爆乳と茜川の巨乳の踊るさまを思う存分堪能。そして俺たちの強さに惚れさせる、いいな?」
「「「「「おおっ!!!」」」」」
「負けてもいい、あの爆乳と巨乳が揺れるさまを思う存分鑑賞出来るなら喜んで敗北しよう」
「それも確かに魅力的だが俺たちが勝ったらあの二人が俺たちにメロメロになるかもしれん。だからやっぱり勝つべきだ」
「…………いいな、それ。吹寄はともかく茜川はあの双子の弟に二股状態で付き合わされてんだろ? 普通の俺たちの愛に目覚める可能性は十分高い」
「我がチームの方針はこれで決まった。相手チームに勝利しつつ吹寄の爆乳と茜川の巨乳の踊るさまを思う存分堪能。そして俺たちの強さに惚れさせる、いいな?」
「「「「「おおっ!!!」」」」」
相手チームの邪ま過ぎる願望を聞きたくも無かった吹寄と赤音、2人は心の底から怒りを感じていた。
しかし吹寄は冷静に、今後の試合を見越してある提案をチームに持ちかける。
しかし吹寄は冷静に、今後の試合を見越してある提案をチームに持ちかける。
「あんなチームとまともな試合なんてしなくないけど、明日のことを考えてギブアップさせない程度に試合をコントロールしましょう」
「えー嫌だよー。あんなスケベしか居ない先輩たちのチームなんて全力で凹ませて泣きながら土下座させるくらいの試合展開にしたいくらいだよ~。吹寄さんもそうじゃないの?」
「本音を言えば……そうよ。けど明日以降の準決勝はギブアップは無い。だから1セットをきちんと取って試合の感覚を掴んでおきたいの。茜川さん、悪いけどこらえてくれる?」
「……分かった。ゲーム運びは相手が1ポイント取ったらこっちが2ポイント取る感じでいいと思うけどみんなは?」
「えー嫌だよー。あんなスケベしか居ない先輩たちのチームなんて全力で凹ませて泣きながら土下座させるくらいの試合展開にしたいくらいだよ~。吹寄さんもそうじゃないの?」
「本音を言えば……そうよ。けど明日以降の準決勝はギブアップは無い。だから1セットをきちんと取って試合の感覚を掴んでおきたいの。茜川さん、悪いけどこらえてくれる?」
「……分かった。ゲーム運びは相手が1ポイント取ったらこっちが2ポイント取る感じでいいと思うけどみんなは?」
吹寄と赤音の私情は捨て、今後のことを考えてゲームメイクをすることにした吹寄チーム、赤音の提案どうりの試合運びをすることに。
相手チームのサーブから試合は始まり、野原はそのサーブを【襲撃緩和】を使用することなくレシーブし、トスされたボールを吹寄がスパイク。
全力の半分程度の吹寄のスパイクを相手チームのリベロは難無くレシーブ、トスで上がったボールを意外と綺麗なフォームの相手チームのスパイクがコートに炸裂する。
相手チームのサーブから試合は始まり、野原はそのサーブを【襲撃緩和】を使用することなくレシーブし、トスされたボールを吹寄がスパイク。
全力の半分程度の吹寄のスパイクを相手チームのリベロは難無くレシーブ、トスで上がったボールを意外と綺麗なフォームの相手チームのスパイクがコートに炸裂する。
「よっしまずは1点! しかし今の吹寄の揺れる爆乳はエロかった! 1点よりも価値あるご褒美だった!」
「うんうん先輩方は分かってるなぁ。あの吹寄のおっぱグエッ!」
「野原、今後あたしと茜川さんのことを相手と同じようなこと言ったら貴様のアピールは許可しないからそのつもりでいなさい」
「うんうん先輩方は分かってるなぁ。あの吹寄のおっぱグエッ!」
「野原、今後あたしと茜川さんのことを相手と同じようなこと言ったら貴様のアピールは許可しないからそのつもりでいなさい」
相手チームと同じ感想を口にした野原の顔面を殴って黙らせた吹寄、素直に頷く野原を見て少し溜飲が下がった。
気を取り直して試合に臨む吹寄チーム、今度は赤音のスパイク(能力未使用)が決まりあっという間に同点とする。
気を取り直して試合に臨む吹寄チーム、今度は赤音のスパイク(能力未使用)が決まりあっという間に同点とする。
「吹寄ほど大きくは無いがさすがに巨乳の茜川。素晴らしい揺れ具合だった! あの巨乳が双子の弟にいいように弄ばれるのは羨まし、じゃなくて許せん!」
(真夜君はあんた達みたいなスケベじゃないもん!)
(男って殆どが下衆なのかしら? 情報屋がそうだったら嫌だな……って何考えてるのあたしは! 今は試合に集中集中!)
(真夜君はあんた達みたいなスケベじゃないもん!)
(男って殆どが下衆なのかしら? 情報屋がそうだったら嫌だな……って何考えてるのあたしは! 今は試合に集中集中!)
その後は吹寄チームの狙い通りに相手が1ポイント取ったら2ポイント取るという試合に。
ただ、野原が予想以上にリベロとして活躍して注目を集めたり、吹寄と赤音がスパイクやジャンプサーブをする度に予想以上に男共からの視線を集めたりはした。
そして試合は23対12と吹寄チームの圧倒的リードで終盤へと向かう中、赤音から提案が持ちかけられる。
ただ、野原が予想以上にリベロとして活躍して注目を集めたり、吹寄と赤音がスパイクやジャンプサーブをする度に予想以上に男共からの視線を集めたりはした。
そして試合は23対12と吹寄チームの圧倒的リードで終盤へと向かう中、赤音から提案が持ちかけられる。
「みんな、私情を挟んでゴメンなんだけど相手チームに音速スパイク叩き込みたい。もうあいつ等のニヤニヤした視線を止めさせたいの。いいでしょ?」
「茜川さんはマッチポイントに入ったら能力使えないのよね……いいわ、あたしが許可する。あの先輩連中を黙らせる強力な奴をお願いね」
「わーいっ♪(この試合でのことは後で真夜君に慰めてもらうのは内緒にしよう。下手したら吹寄さんの許可取り消されるかもだし)」
「茜川さんはマッチポイントに入ったら能力使えないのよね……いいわ、あたしが許可する。あの先輩連中を黙らせる強力な奴をお願いね」
「わーいっ♪(この試合でのことは後で真夜君に慰めてもらうのは内緒にしよう。下手したら吹寄さんの許可取り消されるかもだし)」
実は赤音、吹寄に能力使用したら間違いなくギブアップされるからと言われて今の今まで能力を使用していなかったのだ。
しかし吹寄自身も相手チームのセクハラな視線に限界を感じており、相手を黙らせる意味で赤音の能力使用の許可に踏み切った。
そして吹寄の普通のサーブを相手のリベロが拾い、意外とまともな流れで相手チームがスパイクを叩き込むが【襲撃緩和】を使用する野原に簡単に拾われる。
しかし吹寄自身も相手チームのセクハラな視線に限界を感じており、相手を黙らせる意味で赤音の能力使用の許可に踏み切った。
そして吹寄の普通のサーブを相手のリベロが拾い、意外とまともな流れで相手チームがスパイクを叩き込むが【襲撃緩和】を使用する野原に簡単に拾われる。
「吹寄、後は任せたっ!」
「任せて! 茜川さん思いっきりやって!」
「オッケー♪ せーのっ、ワッ!!」
「任せて! 茜川さん思いっきりやって!」
「オッケー♪ せーのっ、ワッ!!」
赤音自身の強力なスパイク+【鼓膜破砕】の衝撃波が加わった音速のスパイクを自軍コートに叩き込まれた相手チーム全員、浮かれ気分から一転し恐怖に支配されることに。
どんな大量得点差でもギブアップせずに最後まで吹寄と赤音の乳揺れを堪能するつもりだった相手チームに赤音の音速スパイクに立ち向かう気概など持ち合わせてはいなかった。
結局相手チームはすぐさまギブアップ、1セットを最後まで戦うことは出来なくてもほぼ思い通りの試合展開をした吹寄チーム、24対12と楽勝の勝利を飾るのだった。
どんな大量得点差でもギブアップせずに最後まで吹寄と赤音の乳揺れを堪能するつもりだった相手チームに赤音の音速スパイクに立ち向かう気概など持ち合わせてはいなかった。
結局相手チームはすぐさまギブアップ、1セットを最後まで戦うことは出来なくてもほぼ思い通りの試合展開をした吹寄チーム、24対12と楽勝の勝利を飾るのだった。
――――――――――
「大体こんな感じかなー♪」
「さすが赤音さん、すごいよ」
「わーいっ♪もっとほめてーーー♪」
「さすが赤音さん、すごいよ」
「わーいっ♪もっとほめてーーー♪」
電話先で喜び始める赤音だったがいきなり電話の声が変わった。
「井ノ原弟、上条か土御門は近くにいるか?」
「ふっ、吹寄さん!?何で赤音さんのケータイから!?」
「代わってもらったのよ、で近くにいるの?」
「まあ、いるけど……」
「ふっ、吹寄さん!?何で赤音さんのケータイから!?」
「代わってもらったのよ、で近くにいるの?」
「まあ、いるけど……」
電話先から赤音が「ちょっと吹寄さん、勝手に取らないでーーー」という声が聞こえたが不機嫌そうな吹寄の声から真夜は近くにいた土御門を呼んで電話を代わった。
「どうしたんだにゃー、吹寄」
「情報屋はちゃんと活躍したの?」
「当たり前だにゃー。ちゃんと満塁ホームランを打ったぜい」
「そ、そう……」
「ん~?吹寄、情報屋が活躍したのがそんなに嬉しいのかにゃー?」
「そ…………そんなわけ無いでしょ!!」
「情報屋はちゃんと活躍したの?」
「当たり前だにゃー。ちゃんと満塁ホームランを打ったぜい」
「そ、そう……」
「ん~?吹寄、情報屋が活躍したのがそんなに嬉しいのかにゃー?」
「そ…………そんなわけ無いでしょ!!」
吹寄は否定しているものの電話先から赤音の「吹寄さん、顔赤いよ」という声が聞こえ、吹寄が照れていることが電話先でも分かった。
吹寄は照れ隠しのように「んじゃあ、切るわよ!」という声とともに電話が切れ、土御門は真夜に電話を返した。
吹寄は照れ隠しのように「んじゃあ、切るわよ!」という声とともに電話が切れ、土御門は真夜に電話を返した。
「情報屋、けっこう脈があるみたいだにゃー」
「まっマジで!!!」
「マジだにゃー。もっと活躍して、吹寄をおとすんだにゃー」
「よ、よーしがんばるぞ!!!」
「まっマジで!!!」
「マジだにゃー。もっと活躍して、吹寄をおとすんだにゃー」
「よ、よーしがんばるぞ!!!」
うまいこと吹寄を使って情報屋をやる気にさせた土御門。
次の試合のために全てのチームがアップをするために、各々の練習場所に向かい始めた。
次の試合のために全てのチームがアップをするために、各々の練習場所に向かい始めた。
――――――――――
時間は少し戻って柵川中学、神裂のクラスのHRで出欠席を取っていた時のこと。