「正直、開始5分で同点にされるとは思ってませんでしたわ。井ノ原先輩はともかくあのような女性まで居るなんて」
「まずはあの2人をどうにかして抑え込まないとね。姫神の存在感の薄さはインデックスに通用しないけど」
「さっき簡単に抜かれたな。とはいえインデックスに同じフェイントは通用しない、心配無いだろう」
「まずはあの2人をどうにかして抑え込まないとね。姫神の存在感の薄さはインデックスに通用しないけど」
「さっき簡単に抜かれたな。とはいえインデックスに同じフェイントは通用しない、心配無いだろう」
姫神対策としては引き続きインデックスがマークに付くことが決定、抜かれた場合を考えてショチトルが常にフォローに入ることを自ら志願する。
残るは真夜だがこちらは簡単に決まった、あくまで対策だけはだが。
残るは真夜だがこちらは簡単に決まった、あくまで対策だけはだが。
「井ノ原先輩には五和さん、お願いできますね?」
「……仕方ないですね」
「……仕方ないですね」
【瞬間超人】で強化された真夜の動きに付いていける五和が真夜のマークに就くことにした、五和本人は相当大変だと覚悟の上で。
ちなみに削板も考えた心理掌握だが、本人の性格を考えて比較的自由にさせた方がいいと判断して却下した。
ちなみに削板も考えた心理掌握だが、本人の性格を考えて比較的自由にさせた方がいいと判断して却下した。
「後は金髪サングラスの人ですが」
「土御門さんには自分が。付き合いの長さを考えるならステイルさんが適任ですが白雪さんを抑える役目がありますし」
「頼むよエツァリ。それに僕ではいいようにあいつにあしらわれる、むしろ君のような人間の方が適任だよ」
「土御門さんには自分が。付き合いの長さを考えるならステイルさんが適任ですが白雪さんを抑える役目がありますし」
「頼むよエツァリ。それに僕ではいいようにあいつにあしらわれる、むしろ君のような人間の方が適任だよ」
土御門のマークはエツァリが名乗り出ることで問題なく解決。
「結標さんは全体のフォローと恋人さん、麦野さんはアク様が居ないので浜面さんとついでで相方さんのマークをお願いしますわ」
「了解」
「オッケー♪ 後半はたっぷりねっとり浜面と対決か、ゾクゾクするわ。おまけで浜面のダチも面倒見てやるよ」
「了解」
「オッケー♪ 後半はたっぷりねっとり浜面と対決か、ゾクゾクするわ。おまけで浜面のダチも面倒見てやるよ」
麦野のモチベーションを理解していた心理掌握は彼女に適切な指示を下す、半蔵に関して少し不安を感じはしたが。
「FWの絹旗さんと妹さんは守備を気にせず攻めて下さい。削板さんももっと攻め上がって構いません。結標さんの【座標移動】のフォローで対処可能ですから」
「わっかりました! 今度こそお兄ちゃんからゴールを超奪ってやります」
「当麻さんと触れ合えるチャンスは無駄にしません、とミサカは役得と感じつつも試合に勝ちたいと決意を新たにします」
「よっしゃーっ! 上条相手に得点する、何とも根性漲る展開じゃねぇか!」
「わっかりました! 今度こそお兄ちゃんからゴールを超奪ってやります」
「当麻さんと触れ合えるチャンスは無駄にしません、とミサカは役得と感じつつも試合に勝ちたいと決意を新たにします」
「よっしゃーっ! 上条相手に得点する、何とも根性漲る展開じゃねぇか!」
攻撃の核となる3人のやる気に満ちた表情に満足した心理掌握はチームメイトにポジションに就くように促す。
4対4の同点で試合再開、絹旗はボールを持つと結標に向かって叫んだ。
4対4の同点で試合再開、絹旗はボールを持つと結標に向かって叫んだ。
「結標さん、妹さんを上に超飛ばして下さい!」
「上……なるほどね。じゃあ行くわよ!」
「上……なるほどね。じゃあ行くわよ!」
結標に叫んだ直後、絹旗はボールを空高く放り投げるとその軌道上に【座標移動】で飛ばされた御坂妹がスタンバイしていた。
「絹旗さんナイス判断です、とミサカはこの好機に雷撃シュートを撃っちゃいます」
「井ノ原弟ばかりええカッコはさせへんでー。ボクの強くなったこの体でどんなシュートもあばばばばっ!!」
「井ノ原弟ばかりええカッコはさせへんでー。ボクの強くなったこの体でどんなシュートもあばばばばっ!!」
高高度からの御坂妹の雷を纏ったシュート、いくら当たりが強くなった青ピでも雷の耐性などあるわけもなくダメージを受けた。
しかし体が麻痺しても意識は途切れてはいないので途中退場ということにはならなかった。
青ピのブロックを突破した御坂妹の雷撃シュート、威力そのものはかなり弱まっており上条の【幻想殺し】で雷を解除、簡単にキャッチする。
上条はすぐさま近くに居た吹寄にボールを投げるが、
しかし体が麻痺しても意識は途切れてはいないので途中退場ということにはならなかった。
青ピのブロックを突破した御坂妹の雷撃シュート、威力そのものはかなり弱まっており上条の【幻想殺し】で雷を解除、簡単にキャッチする。
上条はすぐさま近くに居た吹寄にボールを投げるが、
「甘いですよ当麻さん。でもそんな甘い所も」
「告白なんて余裕ですね。そうゆうあなたも充分甘いと思いますよ」
「告白なんて余裕ですね。そうゆうあなたも充分甘いと思いますよ」
変則的な強化術式の恩恵を受けている五和によってインターセプトされピンチに陥るも、真夜が素早く五和へと詰めていた。
ドパン! ドパン! ドパン! と激しい音を出しているのは五和と真夜がボールを蹴り合っているもので、全く互角の展開を見せる。
ボールはサイドラインを割って【歩く教会】チームのスローインで再開、絹旗はチームメイトが作戦通りにそれぞれにマークに就いてるのを確認すると削板へボールを渡した。
ドパン! ドパン! ドパン! と激しい音を出しているのは五和と真夜がボールを蹴り合っているもので、全く互角の展開を見せる。
ボールはサイドラインを割って【歩く教会】チームのスローインで再開、絹旗はチームメイトが作戦通りにそれぞれにマークに就いてるのを確認すると削板へボールを渡した。
「ナイスだ絹旗! 行くぞ上条ぉ! すごいパーンチ!」
削板のすごいパーンチで撃ち出されたシュートが上条が守るゴールへと襲い掛かる。
「カミやん、アッパーの要領で下から打ち返すんだにゃー!その方が簡単に弾き飛ばせるぜい!」
「分かったぜ、土御門!オリャァア!」
「分かったぜ、土御門!オリャァア!」
土御門に言われたまま、上条は下から上へとアッパーの要領でボールを弾き飛ばす。
しかし、すごいパンチの勢いも凄まじいもの。
激戦の中で鍛え上げられた上条の力でも軌道を逸らしてゴールを免れるのが精一杯だった。
しかし、すごいパンチの勢いも凄まじいもの。
激戦の中で鍛え上げられた上条の力でも軌道を逸らしてゴールを免れるのが精一杯だった。
「っ!ゴールポストに!すぐに拾うんだにゃー!」
「あいにくそんな暇与えないわよ!それっ!」
「サンキューです、結標さん!!コレで超逆転です!!お兄ちゃん覚悟!!!」
「させないよ!燃えろ!!」
「あいにくそんな暇与えないわよ!それっ!」
「サンキューです、結標さん!!コレで超逆転です!!お兄ちゃん覚悟!!!」
「させないよ!燃えろ!!」
ゴールポストに当たり跳ねたボールに対し土御門はすぐさま拾うように指示を出す。
しかし、それより早く結標が反応し、【座標移動】で素早く絹旗を絶妙な場所に送った。
そしてそのまま【窒素装甲】でシュートを撃とうとした絹旗に対してそれを防ぐ為に翔太は絹旗の回りを燃やして行動を制限、その隙にボールをクリアした。
しかし、それより早く結標が反応し、【座標移動】で素早く絹旗を絶妙な場所に送った。
そしてそのまま【窒素装甲】でシュートを撃とうとした絹旗に対してそれを防ぐ為に翔太は絹旗の回りを燃やして行動を制限、その隙にボールをクリアした。
「(……翔太が活躍したのに結標の奴、前半みたいに見とれてない……心理掌握に何かされたのか?)海原、ついさっきから邪魔にゃー、いい加減退くにゃー!」
「あいにく、僕の今の使命はアナタを行動させない事。退く事は出来ませんよ」
「あいにく、僕の今の使命はアナタを行動させない事。退く事は出来ませんよ」
土御門に徹底してマークして動けないようにしている海原。
そのせいで土御門はつい先ほどから声による指示しか出せてなかった。
そのせいで土御門はつい先ほどから声による指示しか出せてなかった。
「元春が動けないなら、私が!いくよー!!」
翔太がクリアしたボールを拾った白雪、相方である土御門が動けぬ事を確認するとグランドを凍らせてその上を滑るかのように1人でボールを持った駆け上がった。
「もっ、物凄く速いんだよ!!」
『今までにないパターンの攻撃……削板さん!氷に向かってすごいパンチを!!』
「おう、任せろ!すごいパーンチ!!」
『今までにないパターンの攻撃……削板さん!氷に向かってすごいパンチを!!』
「おう、任せろ!すごいパーンチ!!」
白雪がいきなり新しいパターンで攻めてきた事によってインデックス、心理掌握は驚いた。
しかしすぐに対応策として削板のすごいパンチを発動、グランドの芝生を土ごと吹き飛ばしつつも白雪の氷のレーンとボールを吹き飛ばした。
そしてこぼれたボールを一番近かったステイルが拾い、近くにいた麦野へパスした
ボールを貰った麦野は駆け上がるが、それを止めるべく浜面と半蔵が目の前に現れた。
しかしすぐに対応策として削板のすごいパンチを発動、グランドの芝生を土ごと吹き飛ばしつつも白雪の氷のレーンとボールを吹き飛ばした。
そしてこぼれたボールを一番近かったステイルが拾い、近くにいた麦野へパスした
ボールを貰った麦野は駆け上がるが、それを止めるべく浜面と半蔵が目の前に現れた。