とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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小ネタ 上条さんのお見送り



 美琴が広域社会見学で学芸都市に出発します。上条さんのお見送り付きです。


上条「……、あのな、出発の間際でこう言う事言うのも何だけど」
美琴「何? お土産ならちゃんと買ってくるわよ?」
上条「そうじゃねえ! 何でお前の見送りに俺が来なきゃなんねーんだよ? 周り見てみろ、見送りに来た奴で部外者なんて俺くらいじゃねえか」
美琴「あはは、気にしない気にしない」
上条「気にしろよ! お前が『大事な用があるから国際空港まで来てくれ』って人づてで連絡よこすから、てっきり何か事件にでも巻き込まれたのかと思って俺学校抜け出して来たんだぞ」
美琴「あ、あははは、それはその……ごめん。出発前に、どうしてもアンタの顔見ておきたくってさ」
上条「ったく。見送りに来て欲しいなら素直にそう言え」
美琴「…………え?」
上条「言っとくけど土産のためだからな」
美琴「……、わ、わかってるわよ。でも、心配してくれてありがと」
上条「ああ、それはもう良いから。紛らわしい真似すんじゃねーぞ」
美琴「あ、そうだ。私がいない間寂しいだろうからこれあげる」
上条「何だ? この封筒……って、げっ!? 何だよこのお嬢様っぽい私服姿のお前の写真は! 俺は単身赴任のお父さんか!? この写真で何しろってんだよええっ?」
美琴「枕の下に敷いて寝ると夢に私が出てくるかもよ?」
上条「夢の中でまでお前の電撃喰らいたくねえよ! ……まあ今日から帰り道がちっとつまんなくなるのは確かだけどな」
美琴「…………あの、それって?」
上条「良いからとっとと行け。みんなが待ってるぞ」
美琴「……私が帰ってきたらむ、むむ迎えに来てくれる? その、アンタへのお土産とか荷物とかいっぱいあるから」
上条「ま、そうだな。何を買ってくるのか知らねえが土産のために来てやるよ。……気をつけて行ってこい。ゲコ太グッズくれたからって変な人についていくんじゃねーぞ?」
美琴「最後の最後で私を子供扱いすんなっ!」


終わり。


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