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とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫
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とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

25-475

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匿名ユーザー

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想い 1




今日も御坂美琴は上条当麻目当てに放課後の街を歩く。
行くあてなどなくとも、彼を探すだけでも
上条が黒く、長い髪をの制服の女性、クラスメイトらしき人物と話しているところを。それはもう、楽しそうに。
美琴にある思いが生まれた。
その隣の女性は誰なのか。
一体何をそんなに楽しそうに話しているのか。

なぜ、『そこにいるのが自分ではないのか』

(っ!!)
『それ』は美琴の中でふつふつと、何かが湧き上がってきた。
『それ』がなんなのか理解する余裕はなかった。
ただ、『それ』を表に出したらもう2度と、自分ではいられないということだけは感じた。
それが怖くなり、逃げ出してしまった。
どのくらい走ったのかはわからないが、またいつもの公園についてしまった。
(何考えてるのよ、私は。別にあいつが誰と話していようが・・・・・・)
『それ』を必死で振り払おうとするも、心の奥底から湧き上がってくる。
(なんなのよもう!!!)
近くの自動販売機に電撃を流し込んでしまった。
八つ当たりでしかないことなどわかっている。
けれども溜め込んでいたら八つ当たりの対象が白井になるだけでしかないと感じた。
電撃を浴びた自動販売機はジュースをいくつも吐き出す。
ヤシの実サイダーもその中に混じっていたが取る気にもならず、寮へと帰った。

その日はもうそのまま寮へと帰った。
同室の白井も無視して着替えもせず、制服のままベッドへ入っていった。




(あの時のって、御坂だよな)
学校の帰りに姫神と話をしていた。
ここ最近、気づいたらその話をしてしまうらしい。
青髪や土御門につい話してしまい殴られるほどだ。
そんな楽しい会話の途中に走っていく美琴を見つけた。
追いかけようとしたけれども、なぜか足が止まってしまった。
何を話したらいいのかわからなかったのだ。
ただ、そんなに走ってどうしたんだ、とでも言えばよかったはずなのに・・・・・・
結局、上条はそのまま帰ってきてしまった。
「ただいまー、待ってろよインデックス。今夕飯作ってやるから」
「とうま」
居候のためにも急いで夕飯の支度に取り掛かろうとした上条を
「ごはんの準備も大事だけど、あの約束、覚えてるよね」
思わず、冷蔵庫にかけた手が止まった。
「・・・・・・きょうもだめだったんだ」
「あ、明日言おうと思ってたんだよ」

「明日っていつの明日?明日の明日?明後日の明日?1年後の明日?そんなんじゃいつか、た「あー!あー!!わかってるよ!!明日、絶対明日!!」」
かなり痛いところを突かれ、インデックスの言葉を遮った。
「・・・ほんとに?」
「ほ、ほんとに」
「そう言って何日たったかな」
正直に2週間、と言ったらインデックスに咬み殺されそうである。
「それは、・・・・・・」
もし、望んだ結果にならなかった時が。
もし、元に戻れないところまで行ってしまったら。
怖いのだ。だからいつまで経っても前へ踏み出せない。
上条はそれはわかっているし、おそらく、インデックスにも見透かされている。





「―――――き―ち―――――――」
暗い空間。ただ何か声が聞こえる。
「あ――や―きーちゃ――い―の―」
少しずつその声が鮮明になっていく。
後ろから聞こえてくるのがわかった。
「あんなやつきえちゃえばいいのよ」
「誰!?」
振り返ると、そこにいるのは、
「わた・・・し・・・・・・?」
妹達とも違う、明かに美琴そのものである。
戸惑う美琴に、『もう一人の美琴』が語りかける。
「そう、私はあんた、御坂美琴そのものよ」
美琴を恐怖を覚えた。
自身と同じ顔が目の前にいる、というのは妹達の件もあるのだが違う。
『もう一人の美琴』はまるで、
「『私の汚い部分みたい』、そう思ってるんでしょ?」
考えを見透かされ、言葉が詰まった。
「だから言ったでしょ。私はあんただって。御坂美琴そのものだって。あんたの思いそのものよ」
「わた、しの・・・・・・思い?」
混乱する美琴をよそに『もう一人の美琴』は話を続ける。
「あの時、あの馬鹿と話してる人に嫉妬したんでしょ?」
「!?」
「だからあんたはこう思った。『ずるい』って」
(やめて)
『もう一人の美琴』はさらに追い討ちをかける。
「『すぐにでも割り込みたい』って」
(ちがう)
「『あの馬鹿の隣にいるのは自分であるべき』だって」
(ちがう!)
「認めちゃいなよ」
『もう一人の美琴は』美琴の耳元で呟いた。

「『あいつを手に入れるために人を殺そう』と考えたんだって。でしょ?『私』」

「ちがう!!」
悲鳴をあげた美琴の目に広がるのはいつもの部屋だ。
辺りも暗く白井も寝ている。時計を見ると2時を指していた。
「ゆ・・・・・・め・・・?」
そのはずなのに、『もう一人の美琴』の言葉が頭を離れない。
やはり、あれは美琴の心そのものなのかもしれない。
(何考えてるのよ私は・・・・・・)
気がついたら汗をかいていた。
悪夢にうなされていたからであろうか。
(シャワー浴びよ)
汗と一緒にこんな思いも洗い流そうと、浴室へ入っていく。









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