第1章-03
隣りの芝生は青く見えるという言葉がある。他人の物が自分の物より大した根拠もなくよく見えるという話。今まで私のごくふつうの物理法則の電子操作よりアイツの右手てスゴイナと
思っていた。
思っていた。
でもそれは上条当麻の立場に立てば同じように自分の電子操作能力も見えていたのではないか。
アイツこと上条当麻は(名前で呼ぶように変えたのよ)あの時どういった、「ありがとうな」
そして「頭のイイお嬢様」、なーんだアイツも隣の芝生は青く見えていたんじゃないの。
アイツこと上条当麻は(名前で呼ぶように変えたのよ)あの時どういった、「ありがとうな」
そして「頭のイイお嬢様」、なーんだアイツも隣の芝生は青く見えていたんじゃないの。
確かに上条当麻の右手が秘める力は未知数、その潜在力は計り知れない。
だけど、上条当麻は最後の瞬間までそれを積極的に使おうとしなかった。
私が暴走したさいには、腕を切られるまで使おうともしなかった。
だけど、上条当麻は最後の瞬間までそれを積極的に使おうとしなかった。
私が暴走したさいには、腕を切られるまで使おうともしなかった。
僧正に命を狙われた、あの状況であえて本人が使わない理由てなんだろう?
おそらくなんらかの発動条件があること、ひょっとすると本人が制御できない
能力かもしれない。
おそらくなんらかの発動条件があること、ひょっとすると本人が制御できない
能力かもしれない。
まあそんなことはどうでもいい。今は上条当麻のことをあんまり知らなかったという
事実さえわかればそれでイイ。
事実さえわかればそれでイイ。
上条当麻は私の事を、となりの芝生は青く見えるということを再確認できただけで今は
それでイイ
それでイイ
確かに最大の安定勢力の自分はいまのところ突出した突破力はないかもしれない。
だけど、上条当麻が逆立ちしてもかなわない領域、頭のイイお嬢様をもっと極めてやるわ。
破壊力に限りのある、頂上の一歩手前の私でもできることがあるとわかったんだから。
だけど、上条当麻が逆立ちしてもかなわない領域、頭のイイお嬢様をもっと極めてやるわ。
破壊力に限りのある、頂上の一歩手前の私でもできることがあるとわかったんだから。
もっと早く上条当麻を知ろうとしていたら、あの僧正を知った日にうまく立ち回れていたかもしれない。
あのとき、もっと素直に自分の非力さに素直になっていたらどうなっていたんだろう。
おそらく、上条当麻のために最初から使える兵器探しに頭をつかって・・・
多分最初からマスドライバーの発射シーケンスを乗っ取ったでしょう。
結果はたいして変わらないかもしれないけど余裕をもってやるのと追い込まれてやるのは
わけが違う。
おそらく、上条当麻のために最初から使える兵器探しに頭をつかって・・・
多分最初からマスドライバーの発射シーケンスを乗っ取ったでしょう。
結果はたいして変わらないかもしれないけど余裕をもってやるのと追い込まれてやるのは
わけが違う。
不思議ね、ちょっと考え方を変えるだけであのとき気が付かなかったいろいろなことが見えてくる。
そして、やっぱりアイツの右手が気になる。そしてあの僧正を一発で打ち破り、彗星を破壊した学園都市の最終兵器ポイアレ。ちょっと調べてみよう。
まあ急ぎすぎはよくないわね。まずは、飛び級イベントを成功させましょ。
最初が肝心上条当麻のすべてを知ってやる。
自覚のあるお嬢様の本気を見せつけてやる。
本当たのしみだわ 上条当麻。
首を洗って待っててね。
最初が肝心上条当麻のすべてを知ってやる。
自覚のあるお嬢様の本気を見せつけてやる。
本当たのしみだわ 上条当麻。
首を洗って待っててね。