とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

Part002

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第1章-02


目から鱗という言葉がある。思い込みや先入観であるものが見えていないものが、自分の先入観を超えた存在を知ることで、見えてくるという話だ。

僧正という理解しがたい存在を見て自分が学園都市という狭い空間の中での3位様に過ぎなかったという現実は、自分のだけの現実を崩壊させるには十分すぎる現実だった。
今ならわかる、上条当麻は、お荷物にすぎない私が、戦場に来ることを嫌がっていたと現実
を言葉ではなく、現実に心から理解できる。

だけれども、彼を知り、彼のいる世界を見てしまった自分。その彼と共に歩きたいと決めた自分に彼の元を去るという選択はもはやありえない。
今ならはずかしくもなくいえる。泣いて叫んでもいえる。わたしを置いていかないで、足でまといでもあなたについていく。プライドなんかどうでもいい、常盤台だって卒業するんだから。そして無理やり彼のクラスへ12月10日から転入するんだから。も彼のそばにいれるだけでもいいと思った。

とはいえ払った代償は少なくない。あのいけすかない女に恥を忍んで土下座して、私の力ではできない人間の記憶の改竄をしてもらったことなどごく一部だ。
それに失ってわかるが、常盤台の超電磁砲というブランドがどれだけの価値があったか。
正直早まったと思った。でもこれ以外に方法がないと思い詰めていた。

足手まといの自分が彼の元に立つ一番の早道、同じクラスに行く同じ学校・同じクラスなら毎日会える。毎日同じ授業を受けられる。戦場で戦力外通知を受けた自分には少しでも彼の
そばにいて、時間稼ぎをして態勢を立て直す時間が必要だ。

今の自分に足らないことてなんだろう、あの規格外の力にまったく対処する手段がない。
つまりそうゆうことだろう。
力のないのはあの世界では致命傷なことは、1日あの怪物から逃げ回った時に心の底から理解できた。現状では力の差は歴然で逃げ回るしかない。多少せこい手を使って、時間を稼ぐことが
精一杯。アイツには、よくやったと慰められたが、私には参加賞くらいな感じしかない。

客観的も見て自分の強みてなんだろう。彼に役に立つ要素てなんだろう。反問してみる。
あの闘いの中で、僧正やアイツはなんて言っただろう。再度反問して考えてみる。

アイツは言った頭のいいお嬢様、僧正は言ったこざかしい小娘
私の強みは破壊力でなく、頭のイイお嬢様なんだろう。では頭のイイお嬢様にできることは
なんだろう。

頭のいいお嬢様の戦力てなんだろう?
あの日僧正にある程度有効だった手段はなんだったろう。マスドライバーの発射シーケンスをハッキングして、僧正を月軌道まで飛ばしたこと。
たまたま彗星の接近で、失敗したがある程度効き目はあった。
そして社会的信用があるからこそ多く人が私の言葉を素直に聞いてくれた。

そうだ私でもなんとかなりそうじゃない。戦場でともに主戦力で戦うことはできないかもしれない。だが事前に準備すれば、あらかじめ使える兵器を用意して戦うフィールドを用意すれば
アイツの雑事や生活を改善できれば。

これならできる。自信が戻ってきた。よーしアイツを驚かしてやろう。
そしてふられてもいい まず自分の思いを伝えよう。
すべてはそれからだ。腹がきまった。
上条当麻、私は変わったのよ 覚悟しなさい。








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