とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

Part012

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集



第12話 一方通行(4)


<絶対能力者進化実験 後日談>

所長:御坂君、お疲れさま。まずは、ミッション・
   コンプリートおめでとう。
美琴:デモよりマスコミの報道が多くなりましたが、おおむね想定内でしょう。
所長:まあ、研究所の基金も1兆円単位で増えたし、まずは天井君
   以外はめでたしめでたしだな。
   で久しぶりに一方通行でも会うかい?
美琴:しばらく冷却期間をおいたほうがいいと思っています。
   で実験はどうなります?
所長:妹達の管理は我々が引き継ぐこととなった。
   もちろん御坂君にはその必要がないから妹達は殺さない。
   あ・・御坂君は知っているかな?
   布束君だ。今日からここで働いてもらう。学習記憶装置いわゆる
   テスタメントの開発責任者で言語学・大脳生理学のプロだ。
   妹達の管理をしてもらう。
   それと、妹達は調整後全世界の協力機関へ散らばってもらう。
   すべて理事長の許可は得ている。安心してくれ。
   あそれと、これ辞令ね。
   御坂美琴殿、貴殿をプラズマ・応用電磁力研究所 副所長兼主任研究員に
   任命する。 所長木原 **
   それから常盤台だけど9月末で、卒業していいよ。
   もういいだろう。もちろん卒業試験は8月中に受けてね。
   常盤台校長には昨日私から連絡しているから。
 美琴:では10月以降は、9時から18時勤務 週休2日ですね。
 所長:ああ、正式に職員だから。それと、学籍だが、長点上機大学院ということにしてお
    くから。1月に試験だけ受ければいいから。こっちに専念して。
     じゃ。。まずは副所長就任おめでしょう。「御坂美琴」さん
 美琴:あ・・「御坂君」でいいですよ。所長
 所長:そーかい。いや・・親しきなかにも礼儀ありだ。御坂さんに変えるよ。
 美琴:わかりました。所長明日、上条当麻の退院日なので、家まで送ります。
 所長:そう明日は1日休みでいいよ。
 美琴:いいんですか?研究が?
 所長:超能力者だって風邪くらいひくだろう。欠勤届出しときゃいいよ。

美琴:所長ありがとうございます。

美琴は、辞令を鞄に入れ、所長へ深々と90度の最敬礼をした。
そして、所長室の右手でドアハンドルを握り退室した・

そして明日の会う人物の顔を思い描いた。
 上条当麻か・・・、
    私が介入しなければアンタはどうするつもりだったの?
    なにもNo Idea で、関係者を「そんな幻想はブチ壊す」て言って
    ただ右手で壊すつもりだった?

でもさ、アンタに救出された妹達の世話なんてできる?猫じゃないのよ?
一万人の人なのよ?
食わせるだけで年間約100億円
衣食住を提供し、居場所を与え、それだけでも、最低年間500億の生計費がいるわ?
アンタにそれができる?
できないわよね。

仕方ないわね。
あんたはその力に見合う、教育を受けていない。
あんたは、その力に見合う、収入を得ていない。
あんたは、その力に伴う、責任をだれにも追っていない。

つまりね所詮アンタは偽善使いにしかすぎないのよ。それが現実。
アンタの努力は、結局目の前の誰かしか救えない。
アンタはまだ、神様になるには修行が、経験値が決定的に足りないのよ。

上条当麻、私がアンタを変える。
私がアンタを真人間に変えて上げる。

アンタに約束する。
アンタにその圧倒的な力に見合う教養を身に着けさせる。
アンタにその圧倒的な力に見合う収入を与えてあげる。
だから
アンタはその圧倒的な力に見合う責任を負わなきゃいけないのよ。


翌日7月25日 午前9時 冥土帰しの医師の病院

美琴:上条さん先日は大変ご迷惑おかけしました。
当麻:あ・御坂さんか・・いや驚いたよ。あんなに簡単に両手切断されてさ・・
   御坂さんて本当強いね。さすが・・1位様だな。俺さ幻想殺しに結構
   自信あるんだけど、はあ・・俺の幻想がぶち殺されたな。
   なさけねな。
   手の事ならいいぞ、いや実験で模擬戦なんだからさ・・
   御坂さんの綺麗な顔に傷をつける可能性もあったわけだし。
   それに契約金500万、慰謝料500万もらってんし、まあ手も 
   しっかり治ったのでいいさ。それに正直家計が苦しいので
   助かります。
美琴:そうですか・・でも後遺症もなく治って本当よかったです。
当麻:御坂さん、もしよければ、・・また模擬戦に呼んでくれません?
   なんかあんな惨敗じゃ・・上条さんの小さなプライドはボロボロ
   なんです。
美琴:そうですか、所長に話はしましょ。ですが。。その前に
   上条さんには、片付ける課題があるのでは?
当麻:課題?
美琴:実は私の寮監と上条さんの御担任の月詠先生が知り合いだそうで、
   それで、先日月詠先生に今回の実験の件でお詫びに伺いましたところ
   開口一番「上条ちゃんには困ったもんなんです」成績は下から数えたほう
   がいい惨状・出席不足、正直レベル0なんですから、せめてまじめに勉学
   だけでもしないと言い訳できません」とおしゃっていました。
   それで、「レベル5の御坂ちゃんに、ぜひ上条ちゃんの家庭教師をお願いします」なん
   て言われてしまいました。
   つまり・・来週から上条さんの課題を教えてあげます。
当麻:へ?中学生が高校生の課題?
美琴:・・これは私が先日受けた学園都市大学入試総合模擬試験の結果です。
当麻:えーと御坂美琴、・・604371人中総合1位?
   1000点満点で評点999点、平均点495点 偏差値90.3
   はあ・・?つまり全部の中・高校生の中で1位て事?
   は・・容姿端麗・才色兼備・文武両道か
   ・・でそんな完璧お嬢様が勉強を見てくれる。と。
美琴:そうゆうことです。楽しみにしていただけますか?
当麻:宜しくお願いします。「御坂先生」
美琴:ふふ上条さん「御坂先生」なんて照れますね。
   いっそ 「美琴」なんて呼んでいただけません?
当麻:いいんですか?超のつくエリートの御坂先生を美琴なんて呼んで?
美琴:これから夏休みの午前中は一緒なんだから堅苦しいのはなし。美琴と呼んで
   いただけます?私は「当麻君」と呼びたいので。
当麻:へ・・当麻君、御坂先生 ご冗談を・・
美琴:当麻君 御坂先生はなしよ ・み・こ・と 美琴と呼んで ・・ダメ?
当麻:ダメ?・・ダメじゃないです。むしろいいです。
美琴:じゃ・・タクシーまたせているから いきましょ。
   「当麻君」
当麻:じゃ・・みさ いや美琴いこう。

ふふ・・第一歩を踏み出したわ。
上条当麻・・アンタは私のものになるのよ。










タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー