小ネタ 事故ちゅう
「ゲホゲホッ…うぅ～頭痛い…」
「つらそうですわねお姉さま、風邪ですの？」
「う～ん…そうかも。熱は無かったみたいだから一応授業には出たんだけど…
今日は薬のんで、安静にしてようかしら」
「まぁ！それでしたら、この黒子が愛の看病をして差し上げますわっ！
さぁさ、お姉さま！早速ホテルに向かいましょう」スリスリ
「なんで看病するのにホテルいく必要があるのよ！」ベシッ!
「あぁん、まったく、釣れませんわね…」
プルルル…プルルル
「あら、初春から電話ですわ。……わかりましたわ。ではこのまま支部の方に
向かいますので
大変残念なのですが、風紀委員の仕事が入ってしまいましたの。それでは、
お気をつけてくださいなお姉さま」
「ゲホゲホッ…うん。わかった。ありがとね」
「そういや、マスクも薬も無いんだった。薬局でもよるかな…
それにしても頭痛いわ…」
チラッ
「「ん？」」
「げっ、ビリビリ…」
「なんで驚くのよ！アタシってそんなに、ゲホゲホッ…アレなワケ？」
「ん？どうした？風邪ひいたのか？顔色も悪いぞ？」
「（スルーかよ…）あぁ…まぁね。ちょっと頭も痛いし、薬局寄ろうかと思って。」
「そうなのか、俺の寮の部屋なら薬あったはずだけど。来るか？
こっからだと、御坂の寮よりも近いし、薬局行くよりも近いだろ？」
「へ？なななな何を言って、わ、わわたしがアンタの部屋に！？」
「ふぅ、…ん？ホラ御坂、入ったら？」
「こ、こここここがアンタのへ、部屋なわけね…お、お邪魔…します」
「どうした？なんか変だぞ？御坂？」
「だ、大丈夫！」
「…？」
「えぇっと、ここに薬があったはず…あ、水は冷蔵庫から出していいからな。」
「ん。わかった…」
「ほい、御坂」
「ど、どうも。 んっ！」
「確か御坂の寮の門限はまだだよな。少しだけ休んでいくか？
薬効いてからのほうがいいだろ？」
「た、確かにね。ちょっと休ませてもらうわ。ありがと
ベッド借りていい？」
「別にいいけど。」
ﾎﾞﾌｯ
「（ん、いい匂いがする。なんか甘いような…）」
「さて、と。上条さんはこれから晩ご飯の準備っと」
「アンタって料理できたの？」
「当たり前よっ！この上条さんを誰と心得ますか？」
「ぷぷっ、何よそれ」
「むっ…まぁいいか。よっこらしょっ ｽﾄｯ
今日のご飯は～♪」ｽﾀｽﾀ、ｺﾞﾄｯ
「痛ッッッ！！！」
「へ？どうしたのよ？」
「小指をぶつけたぁぁぁぁ～！！！！」
「あはは。結構痛いわよねぇ」
「笑い事じゃってうぉわ！！」
「なっ！」
「（しまった、体勢崩しちまった！このままじゃ御坂の方に…!!!）
み、御坂！よけてくれぇ！」
「あ、え、ちょっ!?」
ﾎﾞﾌｯ！
「…んっ///（く、唇が！こ、これってキスじゃ…///）」
「ん…！わ、ワリぃ御坂…そ、その
これは不可抗力であって俺としても必死によけようとはしたんですけど
やっぱり不可抗力は不可抗力であるからして…
（ってなんで泣きそうになってんだよ…!!!顔が真っ赤じゃねぇか!!!）」
「…///」
「御坂…さん？（ヤバイぞ…今日が俺の命日となるかもしれない…）」
「アンタは…その、こういうことを他の女の子とも…してるわけ？」
「は、初めてですが…」
「そ、そう、なんだ…よかった」
「ん？なんで？」
「…もう!気づきなさいよ鈍感野郎！」ﾀﾞｷｯ
「はっ？御坂？」
「アンタが…スキだからよ…！」
とりあえず終わり
