とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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小ネタ 浴衣の彼女と惚れてる彼氏



「それで、なんで上条さんが常盤台に来なくてはいけないのでせうか?」
「いいじゃない。どうせ暇だったんでしょ?」
「暇と言えば暇ですが、ここの環境は上条さんによろしくありません。それに、寮監に見つかったら俺もただじゃすまないだろうし」
「ああ、寮監なら今日は休みよ。なんでも家族のことで用があるってことだから、帰ってきても夜よ」
「なるほど。だから上条さんは怪しまれずにここにこれたと。そういえば、白井はいないのか?」
「黒子なら風紀委員の仕事に行ったばかりよ。すれ違いざまになったんじゃないかしら?」
「……ずいぶんといいタイミングでのすれ違いですね、美琴さん」
「ええ、そうね」
「………まぁ、いいか。それよりも、俺をこの部屋に呼んだってことは何か用があるんだろ?」
「当然よ。本当はアンタの部屋って言いたかったけど、あの子がいるし、こっちの方が手際もいいし苦労もしないで済むわ」
「??美琴、何がなんだかわからないんですが?」
「だから、アンタ…当麻には見て欲しいの」
「見て欲しいって…何を?」
「浴衣姿よ、浴衣」
「……………はい?」

「それで彼氏上条さんは、浴衣姿の彼女美琴たんに夢中になる……って計画か?」
「そ、そんなこと考えてないわよ。た、たまたまよ、たまたま。当麻…男の意見が欲しかったからよ」
「そうですか。上条さんは、可愛い彼女が上条さんのためにファッションショーでも開いてくれるって期待してたんですが」
「………ごめん嘘。私は当麻にだけに見て欲しかったの」
「あ、いやーそれは…ご光栄です、姫」
「それに、やっぱり彼氏に褒めて欲しいって思うのが彼女だし……当麻だって彼女の可愛い姿を見たいって思わない?」
「…………美琴。頼みがあるんだが」
「いきなり何よ」
「そろそろ彼女の浴衣姿を見たくて我慢できなくなっているのですが…早くしていただけないでしょうか?」
「あ、待って。これ一人で着るのってなかなか難しいのよ」
「……上条さんにとって、この時間は拷問です」



「よし、出来たわよ」
「やっとですか!待ちわびましたぞ、姫!!」
「それじゃあ、扉、オープン」
「……………………………………」
「えっと………似合う…かしら?」
「……………………………………」
「………ちょっと。どうしたのよ?」
「………………………もう、死んでもいいや」
「それは……褒めてるの?」
「上条さん、魔術や化学なんかよりも、目の前の美琴たんの可愛さにだったら、死んでもいいです。未練なんてありません。もう、メロメロでございます」
「め、メロメロ…って………う、嬉しい…かも」
「もう何もいえません。ただ一つだけ、貴方様は動く女神ですかと、上条さんは真面目に問いかけます」
「………うーん。私は当麻だけの女神のつもりだけど…答えになってる?」
「十分です十分すぎます十分なんてもんじゃない!!上条当麻、本当にに貴方を好きになってよかったと思います!!」
「何言ってるのよ。私だって、色々なことが彼氏だけど、もう当麻しか考えられないわよ」
「もうだめです……耐え切れません!!!」
「きゃぁっ!!ちょ、ちょっと!!こんな姿誰かに見られたら」
「……美琴、キスしていいか?」
「い、いいけど…でもベットの倒された状況でなんて、勘違いされたら」
「それよりも、ずっとずっとキスしかった、キス…したいんだ。いいか?」
「……………うん。私も…キス……したかった」
「そっか………なら」
「うん、お願い……ね」


おまけ
「なんですの……これは。黒子は…黒子は夢を見ておりますの??
 なんでわたくしたちのお部屋に、上条さんが……いえ、そこではなく、なんでベットの上になんか押し倒されてますの、お姉様。
 黒子は……黒子のお姉様が………あ、ああ………ああああぁぁぁ。
 わたくしのアイラブお姉様がぁぁぁぁーーーーー!!!!!!!」


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