とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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ツンデレカルタ(美琴ver) 罰ゲームですよ・「あ」行



美琴さんが罰ゲームを受けることになりました。

美琴「…で? い、家に連れ込んでまで、わたしに一体何させる気よっ」ドキドキ
上条「ふっふっふ…美琴センセーには、コレと同じセリフを上条さんに向けて言ってもらいます!」バーン
美琴「…へ?『ツンデレカルタ』?なによコレ?」
上条「まぁ、とりあえず聞いてみてくれ。再生するから」
美琴「う、うん」

美琴「………………っ!?…………はぁ!?……………………ちょ…………!!!!」カアアー

上条「どうだ?」
美琴「…む、むりむりむり!!!こんなの言えない!し、しかもアンタになんてっ…ぜ、絶対無理!!!」ボッ
上条「え~。なんでもするって約束だったじゃん」
美琴「ぅぐっ!…ってかなんでよ!?アンタ、私みたいな中学生のガキには興味ないんじゃなかったの!?」
上条「いやさ、お前いつも俺に突然怒り出したり、わけのわからんいちゃもんつけたり、挙句ビリビリしたりしてくるだろ?」
美琴「うっ、…そ、それはアンタが悪くて…」
上条「それで、初めてこれを聞いたとき思ったんだよ!…もし、もしもあの御坂がツンデレだったとしたら?」
美琴「…へ?」
上条「いままでの意味不明だったあれやこれやの行動が、全てこの上条さんを愛するがゆえの単なるテレ隠しだったとしたら!?」
美琴「!?ちょっ…!」


上条「…めっちゃくちゃ可愛いじゃねぇかってな!!!」

美琴「ふっ!?ふっ、ふにゃぁあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ビリビリビリビリ

30分後

美琴「…はっ!」パチッ
上条「お、起きたか、ビリビリ」
美琴「わたし、一体何を…?それに、ここはどこ…?」キョロキョロ
上条「俺のベッド」
美琴「…うへぇっ!?なっ、なななんでなんでぇ!?っぐえ!」ドスン
上条「うお!大丈夫か?…すげえキレーに落っこちたな、コントみたいだぞ」
美琴「感心すんな!………あれ、あれ?どうして私がアンタん家に?えぇ?」
上条「いやーしかしツンデレってすごいよな。お前が気絶してる間も、上条さん自らの妄想に悶絶しきりでしたよ!」
美琴「?ツンデレ?妄想?」
上条「さっきのことだってな?御坂が俺のことを好きで好きでたまらなくて、『可愛い』って言われた恥ずかしさのあまり漏電したって考えたら……………くぅ~っ!たまらんっ!」
美琴「…………ぜ、全部思い出したわ…」ボシュゥゥゥ
上条「で?どうなんだ御坂」
美琴「え」
上条「さっきはかなり嫌そうにしてたけど…やっぱ無理か?」
美琴「…」
美琴「…………ったの?」ボソッ
上条「ん?」
美琴「アンタの想像したツンデレの私を、アンタはか、かわいいって思ったの?」
上条「御坂たんをかき抱いてモフモフしたくなる欲求を抑えられたのは、この上条さんの一生に1度の奇蹟ですな」
美琴「っ~~~~~~~~!!!!…わ、わかったわよ!やるわよやってやろうじゃないの!で、でもこれは罰ゲームだから仕方なくやるんであって、べっ、別にアンタのためにするわけじゃないんだからね!」ツンツン
上条「マジ!?ぃやっほーーう!!美琴たん愛してるーーー!!!」ダキッ
美琴「ちょお!?や、やめっ、モ、モフモフすんなぁーーーー!」

『あ』
美琴「…あああんたなんて、とととうふのかどで頭ぶちけて、しし死んじゃいやよ!!!」

上条「…噛みまくりなうえに、セリフ間違ってるんですが」
美琴「だ、だって!なんでアンタの膝の上に横座りして言わなきゃいけないのよ!は、恥ずかしいじゃないっ…」カアーッ
上条「ほら、俺なんかが相手じゃこれくらいしないと恥じらってくれないだろ?ツンデレに恥じらいは必須!これ絶対!」
美琴「っ~~~!!ア、アンタって奴は、一体どこまでバ…」
美琴「…!」キュピーン
美琴「…そっ、そうねっ!別に私は、アンタのことなんて全然ちっとも何とも思ってないけどっ!こ、ここまでされるとちょ~っと恥ずかしいわね!シチュエーション的にっ」
上条「だろ?じゃあ次行きますよー」
美琴(…と、とりあえず体裁は繕えたわ…で、でも顔近っ!に、匂いもする…!?……………ふ、ふにゃあ……)ドキドキ

『い』
美琴「い、いい加減目覚まし時計で起きなさいよね!なんでいつも私が起こさなきゃなんないのよ!」

上条「…うーん!いいないいなぁ!男のロマンだなぁ!」
美琴「な、なに?こんなトゲトゲしい言い方でも嬉しいもんなの?」
上条「いやー、こんなこと言っても結局毎日起こしに来てくれる女の子の心理を考えたら、もう萌え萌えですよ!ホント、照れてつい本心とは逆のことを言ってしまう女の子って可愛いよな~」
美琴「ふ、ふ~ん…」
美琴「…!」キュピーン
美琴「…べ、別に私はアンタのこと好きでもなんでもないんだから!か、勘違いしないでよね!」ドキドキ
上条「あ~はいはい、上条さんは妄想と現実の区別くらいついてますよー」
美琴「なんでじゃゴラァーーーー!!!!」ゴツン(頭突き)

『う』
美琴「うるさいうるさいうるさい、うるさーい!!」

上条「うおぉ!み、耳元で思いっきり叫ぶな!」
美琴「ふぅー、なんだかちょっとすっきりしたわね」
上条「…!!!」ゾクゾク
美琴「ん?どしたの?」
上条「み、耳元に息を吹きかけないでくださいますか」
美琴「っ!?な、わ、わざとじゃないわよ!…へ、へへん。そんなことでドキッとしちゃうなんて、アンタもまだまだお子様ねっ。いい気味よ!」
上条「…ほほ~う?」
美琴「…な、なによ」
上条「……………っふぅー」
美琴「ぴゅへぇ!?ふっ、ふにゃにゃにゃにゃーーー!!!!!」ゾクゾクズッキューン

『え』
美琴「えっ、ええ選んだのは私で、アンタじゃないんだからねっ」

美琴「ま、まだ耳がちょっと変…」ドキドキ
上条「んー、これはなかなか想像が膨らむセリフだな」
美琴「どういう状況なのかしら」
上条「付き合ってる2人のどっちが先に惚れたか、みたいな話ですかね?いやーこんなこと言われる男は羨ましいですな~」
美琴「………あとはアンタが選んでくれるだけなんだけどね」ボソッ
上条「ん?なんか言ったか?」
美琴「ふ~んだ。知らないわよ。この馬鹿」プイッ

『お』
美琴「『おはよう』じゃなくて、『おはようございます』でしょ!」

上条「おー、なんかお前の言いそうなセリフだな」
美琴「なんでよ」
上条「いやお嬢様だし、ガサツでガキで偉そうだし」
美琴「アンタねぇ!…でも私、こんなこと絶対言わないわよ」
上条「そうかぁ?」
美琴「…レベル5になってからは、同い年の子にも敬語使われたりするのよ。そうでなくてもちょっとよそよそしかったりとかさ…」
上条「…」
美琴「だから、せっかく気軽に『おはよう』なんて言ってくれる人に、それを止めろなんて、言えないわよ…」
上条「…御坂」ギュッ
美琴「っふぇ?」
上条「もう朝じゃないけど…おはよう」ナデナデ
美琴「……うん。おはよ…」ギュッ


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