更なる効果!

ゼアルで多用されるセリフで、既に効果を発動しているカードの別の効果を使用する際に使われる。
「新たな効果!」や「もう1つの効果!」といった派生形もある。

あまりにも多用されるため、このセリフもまたゼアルにおけるワンパターン要素の内の1つになってしまっている。
他にいくらでも言いようや見せようはあるのだが、単に語彙力がないのか、マーキングのためにあえてワンパターンな言い回ししか使わないのかは不明である。



カードゲームは駆け引きのゲームなのだが、ゼアルのデュエルは全体的に後出しジャンケンになってしまっており、このセリフはその問題を示すセリフにもなっている。

具体的には、A「オレは◯◯の効果を発動!」 ⇒ B「ならばオレは△△の効果を発動!」 ⇒ A「ならばオレは◯◯の更なる効果を発動!」 ⇒ B「ならばオレは△△の更なる(ry」という流れがかなり多いのである。

複数のカードを使ってコンボを決めることもまたカードゲームの醍醐味なのだが、ゼアルでは勝敗結果の都合に合わせた展開を僅かな枚数のカードだけで進めることが多いため、デュエルが非常に単調なものになってしまっている。
ジャンケンに譬えるなら、本来は1枚につき1つの手しか書かれていないジャンケンカードに、グーやチョキやパーを書き足しているようなものと言えよう。



そしてそういった制作姿勢故に、ゼアルで新しく登場するカードはその効果を記したテキストが非常に長いカードが多く、これもまたゼアルの概念崩壊要素の内の1つになっている。
中には肉眼での読解が困難なほどに長いテキストを持つカードも存在しており、後出しジャンケン要素も相俟って、もはや効果というよりこの先の展開を示した脚本のようである。
テキストの長さとは無関係だが、テキストから先の展開が予測されていた例もあった。

積み重ねはしないのに、詰め込みや積み込みはするようである。
テキストが長いカードの詳細についてはこちらを参照。


余談


現在放送中の遊戯王VRAINSでも「更なる効果!」というセリフは頻発している。
シリーズ構成担当者はこいつであるため、ある意味必然だったと言えよう。
まぁ、ゼアルほど後出しジャンケンが露骨ではないため、そんなに気にすることではないのかもしれない。(感覚麻痺)

なお、意味合いは若干異なるが、17話ではブルーエンジェルが「更に」を合計8回、「そして」を合計9回も言いながら何回も効果を発動していたりする。
同じ言葉を使いすぎだが、ゼアルのテンポなら吹っ飛びや小鳥などで2話分は使っていたデュエルを合計10分ほどでテンポ良く終わらせているため、これもそんなに気にすることではないのかもしれない。





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最終更新:2018年09月11日 02:10
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