本名 ウィリアム・デ・ブラオス

第3章第05話、第07話、第08話に登場。

マケドニア国軍の大将軍であり大特演に参加しているマケドニア軍司令官

伯爵の爵位をもつがマケドニア王国での爵位であって帝國貴族階級制度のものではない、

ブラオスは某小国の下級騎士の家に生まれた。

幼少時に彼が獣人である事が発覚したが、両親はそれを隠して彼を育て続けてくれた。

稀に見る幸運と言って良いだろう。

曲がりなりにも騎士であり、それなりの規模の家屋敷を構えていたこと、使用人を雇うほどの余裕はなかったことが幸いし、家族だけで秘密を守りぬけたのである。

彼の幸運は、両親が死ぬまで続いた。

両親が死に、家督を相続して暫くしてから、その正体が露見し追放されたが、彼は騎士としての教育を受けることができたのだ。

その後、彼はマケドニアの創設に係わり、王国貴族に列せられることになる。

さらに小隊長をしていた『軍歴』と、騎士として身に着けた『教養』を見込まれて、王国大将軍に任ぜられた。

……この事実は、マケドニア王国の信じ難いほどの人材の不足を物語っている。この程度の経歴の持ち主ですら、マケドニアでは宝石のように貴重な人材だったのだ。

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最終更新:2006年11月07日 02:37