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獣人は本来、山奥人里離れたところで人目につかないように暮らしている。

しかし、何故かまれに普通の人間達の間からも、獣人が生まれてくることがある。

生後すぐに『よつあし』(獣人に対する蔑称)と分かるならば、その場で『処理』されるのだろうが、ある程度成長しないと獣化できない為、生後すぐに処理される事はない。

『よつあし』と分かれば、次の日には追放される。(そうでなければ家族ごと村八分にされてしまう。)

その場で殺される事も有るが、多少は哀れに思うのか、大概は出立の準備をさせた後に追放される。

『人の生活』に慣れすぎた獣人は、元からの獣人(文明圏外で野生動物のように暮らしている)と違って森では暮らせない。

その為、(隠れ里のような)獣人の集落やグループに合流する事になるが、そういう伝手の無い者達(大多数はそうだが)は、大都市の貧民街に潜伏するか流れの旅人になる事が多い。

勿論そこでも正体が発覚したら追放か、運が悪ければ『処理』されるのだが。

獣人の特性として

  • 毛皮をもつ四足獣が二本足で立つスタイルに獣化できる。獣化した状態でも五指は人のものと同じなので道具も扱う事が出来る。(自分の意思で獣化できるが興奮状態や緊張状態では自然に獣化してしまう事もある。まだ制御できない子供だけかもしれないが) また種族により多少の差がある。動物の種類の差、毛の色の差、体の大小、力や俊敏さの差等色々ある。あと重要なのが『魔法を使えるかどうか』、大半が使えないが極一部に使える種が存在する。

  • 獣化すると大人の獣人で重機並の怪力を発揮できる。(子供の獣人でも尾を振るだけで椅子を粉砕できたり、崩れた壁を持ち上げれる)

  • 興奮すると我を忘れ衝動的に行動してしまう。

  • 文明圏で見られる獣人の多くは、人として暮らしてきた所をいきなり地域社会の共同体から追放される為、一般の人間に対し隔意や敵意を抱いている事が多い(この唯一の例外は帝國人相手である。)

  • 帝國域の獣人はほぼ例外なく帝國に対する畏怖の感情を持っており、帝國の武器に対する信頼は信仰の領域にまで高まっている。

  • 地域社会から追放される時期が少年少女の時期に発覚する事が多く、満足な教育を受けた獣人の数は極めて少ない。

軍への登用-レムリア併合時
(恐らくロッシェル戦役?より前までは)軍属限定でしたが、工兵部隊増設のため、従来の獣人混成設営隊を正規の工兵隊に改編した。現在は下士官・兵のみだが、優秀な者を幹部候補生として特別教育を受けさせている。近い将来には獣人の帝國軍将校が誕生するでしょう。

獣人を軍の一員に正式に加えるさいのいくつかの心得が作られた。
まず基本的に上官である帝國軍人は獣人隊員を頭からの叱責はしない。

  • 獣人ハ帝國人ニアラズ。文化ノ差ヲ理解シ、ムヤミナ叱責ヲ厳ニ慎ムコト。
  • 私的制裁ハコレヲ厳禁ス。獣人ハ帝國ニ必須ノ存在デアリ、陛下ヨリ拝領ス兵器ノ如ク丁寧ニ扱ウベシ。タダシ侮ラレルベカラズ。
  • タダ忍耐アルノミ。
……最後の言葉は突っ込むべきかどうか迷うところだが、とりあえず以上三箇条を守り、帝國軍人たちは彼等獣人を指揮していた。
(配属される下士官も、温厚な者を特に選んでいる)
まあ彼等獣人は、基本的に忠実・穏やかであるし、第一働き者だ。普段であれば特に何の問題も無い。ただたまに、どうしても違和感を感じる時があるのだ。
それは彼ら獣人がこの世界の普通人に時折見せる冷淡さや侮蔑などであった。

獣人の受入政策
帝國が獣人の為にマケドニア王国を建国した後、直轄領や邦国に獣人化する子供、または流れの獣人が現れたら帝國かマケドニア王国に引き渡すよう要請しています。

その際の旅費は帝國もち
直轄領行きを希望するならば、移住後の職も紹介
マケドニア行きを希望なら職の代わりに一時金を支給
このような好条件である。

しかし、これはあくまで要請レベルのものであり、結局は現地の領主や代官次第であり、地域によっては変わらず最悪のケースに発展する事も珍しくない状況である。

帝國の統治政策にとってこれ以上の干渉は現地の反発を招くと判断し、また帝國もそこまでの意欲が無かったとも言える。

ただ、帝國にとってもこの状態は後ろめたいところがあったらしく、外伝1第1話で、マケドニアが他国の都市――それも非帝國影響下――で暴れまわることを帝國が黙認(どころか手助けした)したのも、こんな『引け目』があったからである。


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最終更新:2006年08月22日 15:53