転移後の世界で、帝國が邦国の王族や貴族に与えてる階級。
無料で、しかも相手が喜ぶとあって、よく使われる。

帝國侯爵位は邦国の王に与えられる事実上の最高位(ダークエルフ王の公爵位は『別格』)であり、授与基準は以下の通りである、
①巨大な邦国の王(ロッシェル王国のみ)
②各地方の邦国集団の中核、寄親たる邦国の王(ムラン・リヨン王国、ガリア王国、トスカーナ王国)
③政治的・経済的・技術的に帝國にとって非常に重要な邦国の王(マケドニア王国北東ドワーフ領

標準規定
皇室に連なる家系 帝國公爵
人口一千万超の邦国の王 帝國侯爵
人口百万超の邦国の王 帝國伯爵
人口十万超の邦国の王 帝國子爵
人口十万未満の邦国の王 帝國男爵

レムリア王国併合前までは上記の五爵で足りていたが、レムリア諸侯には侯爵級の者も多く、また諸侯に準じる上級士族たちに対する慰撫も考えれば、爵位制度そのものを変える必要があると考えられている。

-そこまでする必要があるのか?-
そういう声も国内では大きい。だがそうした方が『いろいろやり易い』。第一、元手は只なのだ。ならば使わぬ手はあるまい。幸い帝國には爵位から漏れた名族も多い。ついでに彼らにも授ければ、これから何かと便利だろう。当然与えるのは爵位だけで、富は伴わない。

ならば問題ないだろう。

そう帝國は判断した。

後は爵位の価値を守る為、宮内省に爵位を厳重に管理させればよい。江戸時代のように不行跡があれば容赦なく爵位の剥奪・降格を行わさせるのだ。


帝國の貴族制度や爵位に対する考えなどその程度、所詮『道具』に過ぎなかったのである。


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最終更新:2006年06月06日 22:12