ストーリー
「ああ、今日も世は事もなし、と」
ここは博霊神社。
今日も霊夢は裏手でお茶をすすりつつ、だらだらと平和を享受しているのであった。
「なんていうか、最近は何もなさ過ぎて暇ね……」
「こう、体が鈍っちゃうから、そろそろ妖怪退治の依頼でもこないものかしら」
などと他愛もないことを考えていたら、いつの間にか表のほうから些か賑やかな声が聞こえてくる。
今日もまた、貴重な信者がやってきて、ただでさえ最近少ないお賽銭箱に潤いを与えてくれるのだろう。
ここは博霊神社。
今日も霊夢は裏手でお茶をすすりつつ、だらだらと平和を享受しているのであった。
「なんていうか、最近は何もなさ過ぎて暇ね……」
「こう、体が鈍っちゃうから、そろそろ妖怪退治の依頼でもこないものかしら」
などと他愛もないことを考えていたら、いつの間にか表のほうから些か賑やかな声が聞こえてくる。
今日もまた、貴重な信者がやってきて、ただでさえ最近少ないお賽銭箱に潤いを与えてくれるのだろう。
「いやー、ほんとにこの神社は参拝客いないな」
「俺たち以外に見たことないな」
「あの巫女さんはどうやって食べてるんだ?」
「謎だな……退治した妖怪を貪り食ってそう……」
「だよなぁ……くわばらくわばら」
「人間にまで手を出さないように、今日もお賽銭でもなげていきますかね」
何とはなしに聞いていると言いたい放題である。
(何よ、それ……私は妖怪なんて食べないわよ!)
とか思いつつも、今にもお賽銭箱が潤おうかと思えば、なんだろうと瑣末なことだ。
「俺たち以外に見たことないな」
「あの巫女さんはどうやって食べてるんだ?」
「謎だな……退治した妖怪を貪り食ってそう……」
「だよなぁ……くわばらくわばら」
「人間にまで手を出さないように、今日もお賽銭でもなげていきますかね」
何とはなしに聞いていると言いたい放題である。
(何よ、それ……私は妖怪なんて食べないわよ!)
とか思いつつも、今にもお賽銭箱が潤おうかと思えば、なんだろうと瑣末なことだ。
「……なぁ、知ってるか?」
「ん?」
「ここの巫女さんが実は妖怪たちと手を組んで裏で暗躍してるって噂……」
「なんだそれ、本当か?」
「あくまで噂だが、こないだ隣の田吾作が巫女さんと紅魔館の吸血鬼が一緒に人間を襲ってたのを見たって言ってたぜ」
「なんてこった……そんな神社に参拝する必要ないじゃないか!」
「ん?」
「ここの巫女さんが実は妖怪たちと手を組んで裏で暗躍してるって噂……」
「なんだそれ、本当か?」
「あくまで噂だが、こないだ隣の田吾作が巫女さんと紅魔館の吸血鬼が一緒に人間を襲ってたのを見たって言ってたぜ」
「なんてこった……そんな神社に参拝する必要ないじゃないか!」
(あ、あぁ……私のお賽銭が……遠のいていく……)
いったい何が起こったのだろう、身に覚えのない噂によってせっかくのお賽銭を逃してしまうなんて。
いわく、私が人間を襲ったらしい。
いわく、紅魔館の吸血鬼(きっとレミリアのことだ)とつるんでいるらしい。
いわく、そんな与太話が真実のように語られているらしい。
「これは、調査が必要なようね!」
お賽銭を逃したはずなのに、そこには久々の事件発生にわくわくしている霊夢の姿があるのであった。
―――何もなければ紅魔館で豪勢な晩餐にありつく(たかる)のも悪くはない―――
いったい何が起こったのだろう、身に覚えのない噂によってせっかくのお賽銭を逃してしまうなんて。
いわく、私が人間を襲ったらしい。
いわく、紅魔館の吸血鬼(きっとレミリアのことだ)とつるんでいるらしい。
いわく、そんな与太話が真実のように語られているらしい。
「これは、調査が必要なようね!」
お賽銭を逃したはずなのに、そこには久々の事件発生にわくわくしている霊夢の姿があるのであった。
―――何もなければ紅魔館で豪勢な晩餐にありつく(たかる)のも悪くはない―――
(CUBETYPE 『東方紅舞闘』作品内説明書より抜粋)