今より少し未来、人類の暮らしは突如として崩れ去った。
人の手の届かぬ深海、人が到達できなかった宙の果てより現れた、一匹一匹が小山ほどの大きさのある巨大生命体──怪獣──によって。
全世界に示し合わせたようにして現れた怪獣達により、人類の生存圏は6割以上が減少、世界の総人口もまた、その3割程度にまで減少した。
人々は生き残るために集い、数少ない居住地を壁で囲い、その中で細々と、怪獣と死への恐怖に怯え暮らしていた。
そんな終わりかけの世界、怪獣と呼ばれる正体不明の生命体を殲滅するべく、人類は『対巨大生命体殲滅兵器:クリーガー』を作り出した。
しかし、クリーガーには重大な欠陥があった。
それは、パイロットをクリーガー本体、つまり機械が選ぶという、兵器として致命的な欠陥が。
それは、パイロットをクリーガー本体、つまり機械が選ぶという、兵器として致命的な欠陥が。
君たちは、数少ないそんなクリーガーに選ばれたパイロット、つまり、人類が怪獣たちに反旗を翻すための立役者……人類の希望である。