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{2010年8月23日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814065 氏名 沖野真大}
1.新聞情報:
2.要約:
菅直人首相は景気減速や円高を受け経済対策の検討を指示した。米国のデフレ懸念、ギリシャ国債の利回り上昇などの国際的な問題に対して、場当たり的ではない腰を据えた対策が望まれる。(86字)
3.論評:
菅直人首相は景気減速や円高を受け経済対策の検討を指示した。遅い検討ではあるが、ようやく菅政権が動き始めた。しかし、経済活性化に関しては動きを見せているが、円高進行を止めようとする動きはこの時点ではあまりみられない。後に円売り介入を行うこととなるが、これは政府の円高阻止への姿勢としては評価でき、一定の効果はみられたが、根本となる部分の解決には至っていないので、一時的な効果しかもたらさないだろう。さらに、円高是正だけでなく、法人税率の引き下げなどの新成長戦略でうたった政策の具体的な内容、日程の決定がまだなされていない。早急な決定をすべきだ。国内景気の回復と円高是正の同時進行を行うことで、双方の改善は進んでいくことだろう。今回のような経済対策だけでなく医療等においても法改正の遅さ、柔軟性の無さが日本の欠点ではないかと改めて感じる。(367字)
{2010年8月23日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814065 氏名 沖野真大}
1.新聞情報:
- 見出し:経済の行方読み、場当たりでない対策を
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2010年8月21日
- 面数2面
2.要約:
菅直人首相は景気減速や円高を受け経済対策の検討を指示した。米国のデフレ懸念、ギリシャ国債の利回り上昇などの国際的な問題に対して、場当たり的ではない腰を据えた対策が望まれる。(86字)
3.論評:
菅直人首相は景気減速や円高を受け経済対策の検討を指示した。遅い検討ではあるが、ようやく菅政権が動き始めた。しかし、経済活性化に関しては動きを見せているが、円高進行を止めようとする動きはこの時点ではあまりみられない。後に円売り介入を行うこととなるが、これは政府の円高阻止への姿勢としては評価でき、一定の効果はみられたが、根本となる部分の解決には至っていないので、一時的な効果しかもたらさないだろう。さらに、円高是正だけでなく、法人税率の引き下げなどの新成長戦略でうたった政策の具体的な内容、日程の決定がまだなされていない。早急な決定をすべきだ。国内景気の回復と円高是正の同時進行を行うことで、双方の改善は進んでいくことだろう。今回のような経済対策だけでなく医療等においても法改正の遅さ、柔軟性の無さが日本の欠点ではないかと改めて感じる。(367字)