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updated:2012-02-20 19:01:32 (Mon)
2012年2月20日締切 新聞論評 201014032 森山直哉
1.新聞情報
- 見出し:鉄鉱石輸送、無人列車で、リオ、豪で全長1500キロ、410億円投じ効率化。
- 新聞名:日本経済新聞 夕刊
- 発行日:2012年2月20日
- 面: 2面
2.要約:
リオ・ティントは20日、豪州で鉄鉱石を鉱山から輸出港まで運ぶ貨物列車を2015年までに無人運転に切り替えると発表した。リオは昨年11月にコマツの超大型無人運行ダンプトラックを15年までに150台導入すると決めるなど、事業の無人化・効率化を加速している。(131字)
3.論評
鉄鉱石生産で世界2位の英豪資源大手リオ・ティントは20日、豪州で鉄鉱石を鉱山から輸出港まで運ぶ貨物列車を2015年までに無人運転に切り替えると発表した。人材不足に対応するなどの狙いがある。リオは昨年11月にコマツの超大型無人運行ダンプトラックを15年までに150台導入すると決めるなど、事業の無人化・効率化を加速している。
リオは現在、豪北西部ピルバラ地区の14カ所の鉱山で鉄鉱石を採掘し、全長約1500キロメートルの鉄道網で港に運んで中国や日本に輸出している。現行の電気機関車148台を改造し、無人運行できるようにする。投資額は5億1800万米ドル(約410億円)。同社によると、長距離の重量貨物の鉄道網を無人で運行するのは世界で初めて。現在約500人の列車運転手を抱えるが、運輸当局の労働時間規制が厳しいため効率的な運行が課題だった。新たな人材を育成するには15カ月の訓練が必要だが、豪州では資源・エネルギー開発が相次いでおり、優秀な技術労働者の確保が難しくなっている。
事業の効率化や人件費の削減に、無人化の貨物列車の導入は科学が進歩している証拠、車の映画などのように人が運転しなくても走る時代になるかもしれない。ただ、無人化=人が働く場が減るに繋がらなければと考える。(520字)
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4.コメント
- 機械化に伴う労働者の雇用の問題がでるのではと懸念されるが機械化するとそのシステムの管理などを行う技術者や定期メンテナンスなどを行う必要があり雇用の間口がないということは無いのではなかろうか -- (平中) 2012-02-24 10:51:15