神話
シュメールの言語ではイナルナと称される。
古代メソポタミア一帯で広く尊崇された、戦と愛の女神。
月の神シンの娘で、太陽神シャマシュの妹。金星を司る。
性愛に奔放な神で、豊穣神として崇拝される一方、娼婦の守護者という側面も併せ持つ。
数多の男を誘惑して身を持ち崩されたが、ウルクの英雄ギルガメシュには袖にされ、その怒りをもって彼の親友の死を引き寄せた。
最古の地母神であり、各地の神話に多大な影響を及ぼしている。
イシュタルが有する「愛と金星を司る女神」という属性は、後にギリシャ神話のアプロディーテ、ローマ神話のヴィーナス、エジプト神話の
イシス、インド神話の
ラクシュミ、北欧神話のフリッグ等に伝播している。
非公式
メガテン/ペルソナシリーズにおいては、「キリスト教に取り込まれる過程でソロモン王に封じられた72の魔神の一柱・地獄の大公アスタロトとして貶められた」という説を踏襲している。
前述の魔王アスタロトと共に重要な位置づけにあるものとして描かれ、その存在は正しく「女神転生」というタイトルそのものを象徴しているとさえ言える。
魔王アスタロトを仲魔とした状態で魔界の一角、豊穣の海とも揶揄される「ビナー」を訪れると、アスタロトから「お前の力で元の姿に戻してほしい」と懇願されるイベントがある。
その申し出を承諾すると、女神イシュタルの姿と力を取り戻す。
ペルソナとして登場。アルカナは「女帝」。
雪の女王編のみ正規メンバーとなる黛ゆきのと最高相性だが、残念ながら別なる心「明けの明星」を手に入れても、
ルシファーを召喚しても誰も発動できるキャラはいないため無意味。
セベク編での隠しパートナーである城戸玲司のみ
ルシファーを降魔できるが、玲司はイシュタルを降魔できず、園村麻希も相性が悪いため発動ができない。
必然的に
主人公・南条圭・稲葉正男の誰かが使わざるを得ず、そうした相性面でも印象を残す
ペルソナである。
主人公・葛葉キョウジのパートナーを務める女性・麗鈴舫(レイ・レイホゥ)が「神降ろし」の儀を行う際、彼女に降魔する女神のうちの一体としてイシュタルが登場する。
回復魔法特化型。しかし状態異常回復はアイテムでも代用でき、攻撃魔法もサイ系のみと非力さが目立つため、「やりこみまたは動画映えするプレイのための縛り」扱いされる事も多い。
※「大人のジュブナイル」と銘打たれ、ペルソナ4の開発に携わったスタッフによって2011年に送りだされたパズルアクションゲーム。
本作において、ストーリーテラー/ナレーターとして「物語の外側」からプレイヤーに干渉してくる深紅のアフロヘアーの女性「ミッドナイト・ヴィーナス」こと石田☆ルゥの「正体」が、イシュタルである。
物語そのものに直接的に介入しているわけではないが、夫神であるドゥムジが物語における黒幕であったり、またその共謀者が「キリスト教圏においてイシュタルの貶められた姿」とされるアスタロトであったりと、彼女を柱として取り巻く神魔が物語の骨子を担っている。
石田☆ルゥという名も、本人曰く「イシュタルの神名をもじったもの」だそうな。
ゲーム「ドルアーガの塔」シリーズに登場する女神イシターのモチーフはイシュタルである。
※加えて、アニメ版「ドルアーガの塔」において女神イシターの声を担当しているのは、P3の
桐条美鶴役でもお馴染みの田中理恵女史である。
能力
「
恋愛」コミュがMAXに到達することで合体可能となる。
愛の女神。
初期Lv:71
メディアラハン(初期) サマリカーム(初期) クロズディ(初期) マハジオダイン(72)
アムリタ(75) 魔術の素養(76) 疾風吸収(77) メシアライザー(78)
電撃無効 疾風弱点
最終更新:2020年01月01日 22:27