さなだあきひこ
CV:緑川光

生年月日:1991年9月22日
身長:175cm(『P3』では175.5cm。『P3R』では177cm)
体重:65kg
血液型:A型
星座:乙女座
好き:吸湿速乾素材の服、ホットケーキ、スイートポテト、「海牛」の牛丼
嫌い:無し
得意:ボクシング
苦手:美鶴の処刑
(データは『P4U2』のもの)

公式

本作『ペルソナ4』の世界観をベースにして「その後の物語」として描かれた2D格闘ゲーム『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ(以下、『P4U』と略)』のプレイヤーキャラで、前作『ペルソナ3(以下、『P3』と略)』の主要登場人物の一人。
『P3』においては、表向き物静かな雰囲気を放つ美少年然とした人物であったが、『P4U』においては上半身裸の上からマントを羽織る等、非常識的かつ野性的な雰囲気を備えた青年として描かれている。

当然といえば当然だが、この格好は周囲からは異様に見られており、巽完二からは唖然とされて、クマからは「半裸の人さらい(人さらいというのはラビリスを連れて行こうとしたため)」と言われ、仲間の桐条美鶴からさえ「常識で考えろ」と指摘され(その美鶴も相当に非常識な服装なのだが)、天城雪子に至っては笑いのツボに入って爆笑されまくるという本人に悪気はないとはいえ、あんまりな反応をされる。
もっとも、明彦自身は「動きやすい」という理由でこの格好を気に入っているようで、あまり周囲の視線を気にしていない模様(『P3』時点でも水着姿を動きやすいと気に入っていたなど、同じようなことをしている)。
なお、例外的に里中千枝は明彦の格好を「グッとくる」と非常に高く評価している。

『P4』より2年前の時代の物語である『P3』においては、「港区ポートアイランド」に広がる私立月光館学園高等部の3年生として登場。
同校ボクシング部の主将にして「無敗のボクシング選手」という、学内に非公式のファンクラブが組織されるほどの有名人でもある。
同時に、シャドウ討伐を任を遂行するペルソナ使いの一団「特別課外活動部」の一員でもあり、特に彼は同学園中等部時代に桐条美鶴からの誘いを受ける形で加入した、最初期のメンバーでもある。

「強さ」や「力」に対して並々ならぬ執着を抱いており、ボクシングを志したのも単純に「拳を介した強さ」を追い求めるため。
シャドウ討伐に身を投じた経緯も、ペルソナ能力者を確保し自戦力として迎え入れたいという美鶴の思惑と、実戦経験を踏んで己の強さに磨きをかけたいという彼の思惑とが一致したことに端を発している。
その姿勢は「ストイック」を超えて「貪欲」とまで言い切れるほどだが、その原点には幼少時代、孤児院で共に育てられた実妹・真田美紀との死別がある。

幼少期、美紀のためとはいえ人形を盗んだ荒垣を泣きながら殴るなど、生来から真っ直ぐで正義感が強い。
上記の家族を喪った過去と合わせ「自身の力で誰かを守る」ための力を求めたことが彼の克己心の原点であり、時として仲間の無茶を心配したり諫めたりするなど、不器用ながらも先輩として、力あるものとして他人想いで優しい面を見せる。
しかし、自身を鍛えていく中で「どこまで強くなれるのか」という好奇心、探求心に夢中になっている面があり、その結果として自身を鍛えること以外のことに関しては無頓着で、そういった非常識さを他のメンバーから突っ込まれることも多々ある。

月光館学園に編入した主人公たち特別課外活動部2年生組の背後を支える「殿」として美鶴と共にシャドウ討伐の任を全うしていたが、その一方で孤児院の頃から「兄弟を超えた絆」を結んだ盟友・荒垣真次郎を喪っている(『P3P』」においては女性主人公の場合、「月」コミュが10月作戦日までにMAXだと荒垣は意識不明の重体にとどまる)。
荒垣との死別(あるいは意識不明による重体)に際し、一時は「どれだけ力を手に入れても守りたものは何一つ守れない」という無力感から膝を折りそうになるものの、最後は「前だけを見つめて進んでいく」という誓いを胸に再起、異界化現象「影時間」の根源である「滅びの塔」タルタロスを踏破した。

『P4U』においては、全世界を股にかけて武者修行を敢行している最中に、美鶴からの依頼で原因不明の再起動を遂げた「機械の乙女」ラビリスの捜索・回収のために八十稲羽に召集され、シャドウの蠢くマヨナカテレビに身を投じている。

長年培ってきたボクシングによる接近戦の強さに加え、シャドウとの戦闘で磨き抜かれたペルソナ能力は今も健在で、多くの修羅場をかいくぐってきたため洞察力にも磨きがかかっている。
また、高校時代はアウトボクサースタイルで戦っていたが(『P3R』では戦闘中の待機モーションでヒットマン・スタイルの構えを披露する)、『P4U』では武者修行で身に付けたインファイトスタイルを用いて戦っている。

その戦いの中、クマ総統から洗脳された美鶴から、修行を続けていた理由を「失う怖さから逃げるために無理をしているだけ…鍛える事に没頭して忘れたいだけ」「強さは紛いもの」と指摘され、すぐにクマ総統が精神的な揺さぶりをかけているのだと見抜いたが、同時にそれは明彦にとって紛れもない事実であったことを痛感させられる。
しかし、仲間と正義のため強い意志を貫く千枝の姿を見て、本当の強さとは何なのかということ思い出し、彼女に感謝するとともに改めて覚悟を決める。
千枝の方も明彦の姿勢に憧れて彼を「師匠」と呼び慕い、二人に強い絆が結ばれる。

牛丼が好物であることからか、千枝と肉を巡って無意味に熱い戦いを繰り広げる場面も。
また、プロテインを取らないと発狂するらしい。

なお、『P4』発売以前に制作された『P3』の10年後が舞台であるアニメ『ペルソナ ~トリニティ・ソウル~』にも登場している。
この作品の真田は『P3』の真田が順当に成長したような落ち着きのある警察官僚になってるため、「『P3』の真田から『トリニティ・ソウル』の真田になるのは理解できるが、間に『P4U』の真田が挟まるとなると一体何が起きたのか理解出来ない」と『P4U』発売時にはファンの間でネタにされた。
ただし『トリニティ・ソウル』はパラレル設定なため、『P4U』の真田が同じ未来を辿るとは限らないのだが…

ペルソナ

  • ポリデュークス(『P3』における彼の初期ペルソナ)
  • カエサル

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最終更新:2025年03月02日 08:01