ひのかぐつち
CV:立木文彦
公式
本作「ペルソナ4」の世界観をベースにして「その後の物語」として描かれた2D格闘ゲーム「ペルソナ4-ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド(以下、P4U2と略)」に登場する存在で、その最終ボス。
黒幕・
イザナミと並ぶ超越的存在「向こう側の存在」の1柱であり、P4本編において
アメノサギリによって稲羽市に霧が蔓延した頃に生まれた存在。
自らを「他者を顧みぬ、他者とのつながりをかなぐり捨て、個の為にのみ生きようとする者たちの総意」「生きとし生けるものを殺し尽くす者」と称する、P4UおよびP4U2において
自称特別捜査隊およびシャドウワーカーのメンバーを巻き込んだ一連の事件の「真の黒幕」である。
人の世から外れた「向こう側の存在」に列される存在ではあるが、実体は非常に不安定で、P4Uにおいて姿を見せることは無く、P4U2においても劇中の大部分は
クマ総統の姿を取って事態に介入していたが、本人いわくクマ総統の姿もまた「
シャドウで作ったまがいものの身体」でしかなく、長時間の活動は出来ないらしい。
そのため、実体を得るべく大量の
シャドウを欲しており、P4Uにおいては凍結状態で眠りについていた
ラビリスに干渉し、彼女の願いを利用して「幻の八十神高校」を舞台として
ペルソナ使いたちを戦わせる「P-1グランプリ」を仕掛けることで「強大な心の力を持つ
ペルソナ使いたちからシャドウを奪う」ことを画策していたが、
ペルソナを持たないラビリスに
ペルソナが覚醒するなどの想定外の事態が生じ、計画は頓挫。
その続編となるP4U2では、共謀者である
皆月翔およびミナヅキショウと共に本格的に物語に介入。稲羽市に「赤い霧」を発生させ、そこを戦場として
ペルソナ使いたちを戦わせることで「
ペルソナの力」を削り、それを以って大量の
シャドウを操る「制御体」として利用しようとしていた。
物語終盤、共謀者である皆月の身体を「核」として大量の
シャドウと
ペルソナの「欠片」から作り上げた結晶の力で実体を得、「全身に炎を纏った巨人」の姿で降臨するが、
主人公たちによって退けられ消滅。
エリザベスは、その存在を目の当たりにした際、「形は違えども、人が死を望む意識の体現」と分析していた。
神話
火之迦具土神。またはただ単に加具土命とも。
その他、火産霊神(ほむすびのかみ)、火之夜藝速男神(ひのやぎはやおのかみ)などの別名を冠する。
日本記紀神話に名を残す炎の神であり、
イザナギと
イザナミの間に産まれた最後の神。
産まれた時より全身に炎を宿していたがため、産みの母である
イザナミの陰部を焼いてしまい、その時の傷が元となって
イザナミは死んでしまう。
その後、激怒した
イザナギによってヒノカグツチは首を叩き斬られて殺されるが、この時流れ出た血や躯から様々な神が発生した。
※その中には、
巽完二のペルソナでもある
タケミカヅチもいる。
非公式
ペルソナシリーズの「祖流」ともいうべきメガテンシリーズにおいては、往々にして「最強の剣」の一つとしてヒノカグツチの名前が挙げられる。
これは、メガテンシリーズの「原作」ともいうべき、西谷史氏の小説「デジタルデビル・ストーリー」の
主人公、中島朱実が、
イザナミの助力によって「ヒノカグツチの剣」を得て物語に決着をつけたことに端を発する。
そうした「ヒノカグツチの剣」としての出番も含めて書き綴っておく。
天空の街ビエンの隠された扉から行ける回廊の奥にヒノカグツチの剣が存在する。
ラストダンジョン・アンフィニ宮殿に出現する強敵を掻い潜って進むのも困難だが、中島の特定のパラメータを一定値以上上げないと引き抜く事ができない。
魔界で
ルシファー城に向かうための希望の玉を手に入れた後に、上野の首無し西郷隆盛像からワープする魔界の右目島で手に入る。
鬼神種族として登場。残念ながら合体剣の材料にはならない。
しかしヒノカグツチの剣は健在で、草薙の剣+
シルフで布都御霊、布都御霊+
ウンディーネで天叢雲、天叢雲+サラマンダーでヒノカグツチ、と3度の剣合体を経てヒノカグツチとなる。
天津神種族として登場。合体剣の材料にもなり、子狐丸+天沼矛+天津神ヒノカグツチでヒノカグツチ(剣)となり、面目を保つ事となった。
天津神種族として登場。合体剣の材料にもなるが、子狐丸+天沼矛+天津神ヒノカグツチで天帝の剣となるためやや名前負けしている。
ヒノカグツチ(剣)は特殊な入手方法を持つ剣として登場し、ユミ・レイコルートだと嫉妬界で手に入れる事ができる。
条件は
主人公に上位3位までのガーディアンが憑いているor手に入れるまでに
主人公が一度も死なず、ガーディアンが憑いていない事である。
アキラルートでは第3ノモスでマンモンを撃破した後、満月の時にワープすると訪れる部屋で手に入れる事ができる。
条件は
主人公かアキラの力・体力が両方とも25以上あることである。
特殊な条件を満たして手に入れる剣だけあり、火炎属性の攻撃が可能という優れ物。
クリア後のエキストラダンジョン・夢幻の回廊の宝箱の中に、「秘剣ヒノカグツチ」として存在する。
敵全体を攻撃できる優れ物である。
合体限定の悪魔である紅蓮属ヒノカグツチと、刀系統武器の秘剣ヒノカグツチの両方が登場する。
秘剣を作るには悪魔の方のヒノカグツチからのギフトで貰える「ホムスビの首」が必要になる。
合体スキルとして「ヒノカグツチ」が存在する。
罪では「フレイラ→精霊召喚」の順番で発動し、罰では「ウルトラフレイラ(デメテールが噂を流すと使えるようになるスキル)→精霊召喚」の順番で発動する(ただし「威力は普通だが他のスキルと合体できる」の噂を流さないと合体スキルにならない)。
最終更新:2022年01月22日 20:40