勝利とは何か

戦闘技術について解説する前に、一つ疑問を解消する必要があります。
そもそも「戦争に勝つ」というのはどのようなことを指すのでしょうか?

まず思いつくのは、敵の島を無人化することです。

どこから見ても無人化された島の負け。簡単に勝者を見分けることが出来ます。
しかし残念ながら、同質の島同士がタイマンで相手の島を無人化まで追い込むことは簡単なことではありません。
通常、戦争では無人化よりもっと前のラインに何らかの「勝利のための条件」があり、双方がそれを目指して戦うことになります。
「勝利のための条件」は戦争ごと、戦う島ごとに変わってきます。
それは、敵の艦隊の撃滅であったり難民の獲得であったりするでしょう。

しかし、議論するに当たって勝利条件がバラバラでは各ユニットの評価にブレが生じます。
そのため今回、戦闘技術研究所(戦技研)では勝利条件を一つに絞ります。

ずばり、「敵島の資源基地全てを破壊すること」です。

資源基地の重要性

もはや改めて解説するまでもないことですが、資源基地の重要性についておさらいします。

ある島が得る収入は大きく3つに分けることが出来ます。
  • 人口から得る収入
  • 資源施設からの収入
  • 臨時収入
このうち、戦時平時問わず島の収入の大半を占めることとなるのは資源施設からの収入です。

詳しい計算式は鉱床のページにありますが、仮に2000億、200万トンの鉱床と漁礁を2つずつ持っていた場合、採掘施設が経験値MAXであれば
ターンあたり3000億円と300万トンの資源を期待することが出来ます。
人口から得る収入はたとえ500万人の人口があろうともターンあたり4000億相当、臨時収入も2000億の固定収入であることを合わせて考えると
500万人の大人口を持つ島でも、収入の半分は資源施設に依存する形となります。
現実的には500万人の人口を維持することは容易ではありませんし、戦時には簡単に臨時収入を打つこともできません。依存度はさらに上がります。

戦争には航空機の出撃や2回攻撃等のコマンドが欠かせませんが、仮に資源施設を全て失った場合
艦隊の維持費で首が回らなくなりまともに戦争を続けることが出来なくなります。
資源施設を全て破壊することで、相手の島を戦闘不能に追い込む。
言い換えれば、降伏させることが出来るということです。

実際の戦争でもこれを勝利条件とすることが多いように思います。
したがって「敵島の資源基地全てを破壊すること」を戦技研における「勝利条件」とし、ユニット評価を行っていきます。

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最終更新:2019年02月20日 00:14