【不思議少女シルバームーン 第六話 第五章「魔女の成り損ないと少年」】
「あら、貴方がスバルくん?」
「え、ああはい。」
「え、ああはい。」
我が家の生活能力0の父親の為に買い物をしていたところ見知らぬ巨乳のお姉さんに声をかけられた。
霙の胸を見ているのでそんじょそこらの胸では驚かないつもりだったのだが見た瞬間僕は心のなかで
霙の胸を見ているのでそんじょそこらの胸では驚かないつもりだったのだが見た瞬間僕は心のなかで
「大きい……。」
と心のなかで呟いてしまった。
お姉さんは身長のことだと思ったらしく
お姉さんは身長のことだと思ったらしく
「昔から言われるのよね。確かに学校でもバレー部には誘われたけど。」
と…………、あれ?
ああ、また思わず口に出していたのか。
その胸でバレーなどやったら何人死人が出るというのだろう。
ああ、また思わず口に出していたのか。
その胸でバレーなどやったら何人死人が出るというのだろう。
「と、そうじゃなくてだ。
私は朔夜のお母さん、文月。朝月文月と言うの。」
私は朔夜のお母さん、文月。朝月文月と言うの。」
なんたる親子間格差!
じゃなくて、言われてみれば確かに顔立ちがなんとなく似ている。
じゃなくて、言われてみれば確かに顔立ちがなんとなく似ている。
「いつも朔夜がお世話になっていたみたいね。」
「いえ、僕のほうが朔夜さんに色々とご迷惑をおかけしていて……。」
「いえ、僕のほうが朔夜さんに色々とご迷惑をおかけしていて……。」
いつもセクハラとかしてごめんなさい。
あと恥ずかしい決め台詞録音して馬鹿にしてごめんなさい。
あと恥ずかしい決め台詞録音して馬鹿にしてごめんなさい。
「あとお母様に気に入られているようね?」
「え、ああヨツバさんには何時も色々とお世話になっていて……。」
「え、ああヨツバさんには何時も色々とお世話になっていて……。」
※主に妄想方面で
※主に夜の妄想方面で
※主に夜の性的な妄想とそれに伴う行為方面において
※大事なことなので言い直しました
※主に夜の妄想方面で
※主に夜の性的な妄想とそれに伴う行為方面において
※大事なことなので言い直しました
「そう、それなのに今までご挨拶できなくて申し訳なかったわ。
私は近くの街で看護婦……とゴーストバスターをしているの。
だからなかなかこっちに帰って来れなくって……。」
「はぁ……。」
「時間は有るかしら?」
「はい。」
私は近くの街で看護婦……とゴーストバスターをしているの。
だからなかなかこっちに帰って来れなくって……。」
「はぁ……。」
「時間は有るかしら?」
「はい。」
まあ僕の父親は一度執筆活動に入れば三日は仕事場から出てこない。
少し帰って来なくても問題ではない。
少し帰って来なくても問題ではない。
「お話ししたいことがあるんだけどそこのお店で少しお茶しない?」
見るとなるほど彼女の指差す先には洒落た喫茶店が立っていた。
「はい。」
ここ最近朔夜の身に起きた事件、そしてその真相、さらに僕の前に現れた新しい敵のことを思えば、
文月さんから少しでもこれからの戦いに役立つ情報を手に入れたかった。
文月さんから少しでもこれからの戦いに役立つ情報を手に入れたかった。
「コーヒーとオレンジジュース、それに……チャイニーズチキンバーガーとチョコパフェ。」
「そこまで食べられないですよ僕。」
「遠慮しちゃダメよ、今日は給料日だから。」
「そこまで食べられないですよ僕。」
「遠慮しちゃダメよ、今日は給料日だから。」
ヨツバさんも文月さんも太っ腹な人だ。
……よく考えると基本母子家庭の筈なのに何故そこまでお金があるのだろうか。
やっぱり魔女の仕事がお金になるのかな。
ヨツバさんは太宰さんとかいう人から文月さんの養育費を貰ってたりしたのだろうか。
まったく魔法少女物にあるまじき生々しい話だ。
……よく考えると基本母子家庭の筈なのに何故そこまでお金があるのだろうか。
やっぱり魔女の仕事がお金になるのかな。
ヨツバさんは太宰さんとかいう人から文月さんの養育費を貰ってたりしたのだろうか。
まったく魔法少女物にあるまじき生々しい話だ。
「それじゃあ頂きます。」
「そうそう、男の子は素直が一番。」
「そうそう、男の子は素直が一番。」
僕と文月さんは席に着く。
彼女は珈琲が運ばれてくる前にセルフサービスのお水を持ってきた。
僕はお礼を言ってからその水に手を伸ばした。
コップを持ち上げる、口元まで運ぶ。
そこで初めて違和感に気がつく。
彼女は珈琲が運ばれてくる前にセルフサービスのお水を持ってきた。
僕はお礼を言ってからその水に手を伸ばした。
コップを持ち上げる、口元まで運ぶ。
そこで初めて違和感に気がつく。
「……あら、どうしたの?」
「いや、なにか……。」
「いや、なにか……。」
コップに口をつけずにテーブルへ戻す。
「そういえば喉が乾いてなかったなーなんて……。」
「あらそう?」
「あらそう?」
クスクスと文月さんは笑う。
「てっきり水に入れたものがバレたのかなって思ったのに。」
いつの間にか周囲に客は居なくなっていた。
人払いの結界か?
ヨツバさんの話では彼女は魔法を使えない筈。
なのに魔法を使っているということは……!
まさか、偽物?
人払いの結界か?
ヨツバさんの話では彼女は魔法を使えない筈。
なのに魔法を使っているということは……!
まさか、偽物?
「貴方、本当に文月さんなんですか?」
「ええ本物よ。」
「魔法が使えないんじゃ?」
「まったく使えない訳じゃないわ。まったく修行しなかっただけでね。」
「何故こんなことを?」
「試したのよ、お母様から貴方が朔夜と一緒に戦っていたと聞いてたから。」
「なるほど……。」
「まあ結果としては良かったわ、貴方その年なのになんでそんな鋭いのかしらね。
朔夜はどうも危機感に欠けるところがあるから貴方が居ないととっくにひどい目に会ってたかもね。」
「ええ本物よ。」
「魔法が使えないんじゃ?」
「まったく使えない訳じゃないわ。まったく修行しなかっただけでね。」
「何故こんなことを?」
「試したのよ、お母様から貴方が朔夜と一緒に戦っていたと聞いてたから。」
「なるほど……。」
「まあ結果としては良かったわ、貴方その年なのになんでそんな鋭いのかしらね。
朔夜はどうも危機感に欠けるところがあるから貴方が居ないととっくにひどい目に会ってたかもね。」
いつの間にか注文した料理や飲物が運ばれてきている。
「文月さんは……殆んど魔法が使えないんですよね。」
「ええ。」
「ゴーストバスターってどういうことですか?」
「教わったのよ、人間としての知恵や力だけで都市伝説を倒す方法を。」
「誰から?」
「朔夜の父親から。」
「……なるほど。」
「魔法が使えないこととプレイヤーとしてのスキルは関係ないわ。」
「ところで朔夜の父親ってどんな人なんですか?」
「ええ。」
「ゴーストバスターってどういうことですか?」
「教わったのよ、人間としての知恵や力だけで都市伝説を倒す方法を。」
「誰から?」
「朔夜の父親から。」
「……なるほど。」
「魔法が使えないこととプレイヤーとしてのスキルは関係ないわ。」
「ところで朔夜の父親ってどんな人なんですか?」
そう、これが僕の聞きたかったことだ。
僕は朔夜の父親に会ったことがない。
今まで起きた事件やヨツバさんの話を聞くに付け悪い人ではないことは確からしいが……
僕は朔夜の父親に会ったことがない。
今まで起きた事件やヨツバさんの話を聞くに付け悪い人ではないことは確からしいが……
「悪い人ね。」
悪い人なのかい。
「私、都市伝説と関わりがあったけど自衛能力がなかったから、私の父に守ってもらっていたの。
後から知ったことなんだけどね。」
「太宰さんですか。」
「ええ、でもある日、その人が死んでね。」
後から知ったことなんだけどね。」
「太宰さんですか。」
「ええ、でもある日、その人が死んでね。」
その人、という言い方をした時、彼女の目はどこか冷めていた。
おそらくは何がしかの感情があったのだろう。
おそらくは何がしかの感情があったのだろう。
「私を守ってくれる人が居なくなったところで私は都市伝説に襲われたのよ。
そこで現れたのが朔夜の父親よ。」
「へぇ……。」
そこで現れたのが朔夜の父親よ。」
「へぇ……。」
珈琲を少し飲む。
文月さんは遠く西の空に浮かぶまだ気配の薄い月を眺めていた。
文月さんは遠く西の空に浮かぶまだ気配の薄い月を眺めていた。
「じゃあやっぱ良い人なんじゃないですか。」
「いえいえ、悪い人よ。とっても悪い人。」
「いえいえ、悪い人よ。とっても悪い人。」
そう言うとまた彼女はクスクスと笑った。
「ところで貴方からの質問を受け付けたんだから、
私だって貴方に質問する権利は有るわよね?」
「ええ、勿論ですけど……。」
「じゃあ貴方とジャック・ジョーカーとの関係を聞かせてくれないかしら。」
「たいしたもんじゃあないですよ。」
「あらそうなの?」
「僕は昔某国で少年兵として戦わされておりまして、その時に同じ所で戦ってたのがあいつだったというだけです。」
「……じゃあ質問を変えようかしら。」
「?」
「ジャック・ジョーカーはどこで都市伝説の能力を手に入れたの?」
私だって貴方に質問する権利は有るわよね?」
「ええ、勿論ですけど……。」
「じゃあ貴方とジャック・ジョーカーとの関係を聞かせてくれないかしら。」
「たいしたもんじゃあないですよ。」
「あらそうなの?」
「僕は昔某国で少年兵として戦わされておりまして、その時に同じ所で戦ってたのがあいつだったというだけです。」
「……じゃあ質問を変えようかしら。」
「?」
「ジャック・ジョーカーはどこで都市伝説の能力を手に入れたの?」
頭が痛む。
そうだ、あいつは僕の代わりに……
そうだ、あいつは僕の代わりに……
「彼は僕の代わりに何か人体実験を受けていたようなんです。
多分それで……でもあの頃はあそこまで人間離れしてはいなかった。
鏡に姿も写っていたし、怪我の治りは遅かったし……。」
「ふうむ、なるほどね。じゃあそっち側を当たる必要ありかな……。」
「一個人が調べられるんですか?」
「あら、それ質問?」
「いえいえ。」
「じゃあ次の質問どーぞ。」
「朔夜の父親の名前。」
「それは答えられないわ。」
「じゃあ彼の持つ戦闘能力の概要、そのバックグラウンドを含めてお願いします。」
多分それで……でもあの頃はあそこまで人間離れしてはいなかった。
鏡に姿も写っていたし、怪我の治りは遅かったし……。」
「ふうむ、なるほどね。じゃあそっち側を当たる必要ありかな……。」
「一個人が調べられるんですか?」
「あら、それ質問?」
「いえいえ。」
「じゃあ次の質問どーぞ。」
「朔夜の父親の名前。」
「それは答えられないわ。」
「じゃあ彼の持つ戦闘能力の概要、そのバックグラウンドを含めてお願いします。」
ヨツバさんの話が正しければ朔夜を簡単に倒してしまえる程の使い手だ。
前もって情報を得なくては……
前もって情報を得なくては……
「ずいぶん彼に興味を持つのね。」
「当面の仮想敵ですからね。」
「あら、朔夜が泣かされたことなら気にしなくていいのよ。
あの程度は我が家の躾の一環よ。」
「まあどのみち質問は質問です。」
「当面の仮想敵ですからね。」
「あら、朔夜が泣かされたことなら気にしなくていいのよ。
あの程度は我が家の躾の一環よ。」
「まあどのみち質問は質問です。」
朔夜のことで僕は彼に怒っているのではない。
ただ霙の胸を独占しているらしいことについてなんか腹が立っているだけだ。
小学生男子の夢の為に戦おうと思っているだけだ。
ただ霙の胸を独占しているらしいことについてなんか腹が立っているだけだ。
小学生男子の夢の為に戦おうと思っているだけだ。
「そうねえ……彼の能力は幾つもあるわ。
重力操作、異天空間の生成操作、レベルの低い自己治癒能力、あとは暗示も得意ね。」
「……操作することに才能が向いているみたいですね。」
「ええ、というより彼はそれ以外何もできない。」
「朔夜と同じか……。」
「ハマるとえげつない上に普通に戦ってもそこそこ強い。操作系統の能力の嫌なところね。」
「時空間操作や人体操作系はえげつない類、自然操作は規模次第ですがまあオールラウンダーってところですか。」
「彼はどっちもできるわよ。」
「なるほど……。でもどうやってそこまで能力を成長させたのですか?」
「バックグラウンドの話ね。」
重力操作、異天空間の生成操作、レベルの低い自己治癒能力、あとは暗示も得意ね。」
「……操作することに才能が向いているみたいですね。」
「ええ、というより彼はそれ以外何もできない。」
「朔夜と同じか……。」
「ハマるとえげつない上に普通に戦ってもそこそこ強い。操作系統の能力の嫌なところね。」
「時空間操作や人体操作系はえげつない類、自然操作は規模次第ですがまあオールラウンダーってところですか。」
「彼はどっちもできるわよ。」
「なるほど……。でもどうやってそこまで能力を成長させたのですか?」
「バックグラウンドの話ね。」
文月さんは空恐ろしくなるほど冷たい笑みを浮かべて僕に囁いた。
「百日間の間に千の人外と百の同族を屠った人間は妖怪になる。
魔女の修行として昔行われていた儀式の一つなんだけどね……。
あの人はそれと知らずに全部やりきったのよ、……この現代日本で!」
「人間の同族……」
魔女の修行として昔行われていた儀式の一つなんだけどね……。
あの人はそれと知らずに全部やりきったのよ、……この現代日本で!」
「人間の同族……」
人を殺したのか
一日一人以上のハイペースで
同じ人間を
そして平気な顔で家庭を築きそこらへんで浮気までして子供まで産ませているのか
「ね、悪い人でしょう?」
悪いなんてもんじゃない
最悪だ
人間を人間だなんて思っていない
良くて自分のための道具、悪ければ路傍の石ころですらないじゃないか
最悪だ
人間を人間だなんて思っていない
良くて自分のための道具、悪ければ路傍の石ころですらないじゃないか
「でもそんな人が。
そんな冷血と過酷と残忍を身に纏って生きるような人が……
私の前では優しく笑うのよ、まるで弟みたいに甘えてくるのよ。
可愛らしいと思わない?」
そんな冷血と過酷と残忍を身に纏って生きるような人が……
私の前では優しく笑うのよ、まるで弟みたいに甘えてくるのよ。
可愛らしいと思わない?」
恐ろしいだけだ。
「それでね、私がピンチの時には絶対駆けつけてくれるし、格好いい車乗り回しちゃうし。
白馬の王子様みたいなんだから。」
「そ、そうなんですか……。」
白馬の王子様みたいなんだから。」
「そ、そうなんですか……。」
この人もしかしなくても結構ヤバイのかもしれない。
朔夜の父親について対策を練るどころじゃないなこれじゃ
朔夜の父親について対策を練るどころじゃないなこれじゃ
「それじゃあ私の質問。」
どうやってここから逃げ出そうかな
僕の考え事の内容はどんどん違う方向にシフトしていった。
僕の考え事の内容はどんどん違う方向にシフトしていった。
「ネバーランドという都市伝説組織から我々の組織に宣戦布告が通達されました。」
無機質な機械音声が会議室に響く。
本来人が座るべき場所にあるアルファベットを刻まれた黒い石版に付いたランプが点灯する。
ここは「組織」におけるそれぞれのNo.のトップの会議に使われる会議室。
石版はNo.の代表者の声を届けるための装置だ。
本来人が座るべき場所にあるアルファベットを刻まれた黒い石版に付いたランプが点灯する。
ここは「組織」におけるそれぞれのNo.のトップの会議に使われる会議室。
石版はNo.の代表者の声を届けるための装置だ。
「ネバーランド?」
「ここ最近世界中の紛争地帯にちょっかいかけているテロリスト軍団だ。
なんでもこどもの国を作りたいんだそうな。」
「原子力発電所への工作、南米大陸における熱帯雨林破壊に関わった企業への攻撃活動。
環境テロリスト的な側面もある。」
「うちのところの黒服が一度衝突したと言っていたにゃ。
殆んどの構成員がグールで倒しても倒してもきりがなかったと言っていたにゃ。」
「不死身の兵隊ですか……。」
「Zzz…………。」
「おい一人寝ているぞ。」
「細かいことを気にしてはいけません、また小じわが増えます……
うわちょやめてワープして殴りに来ないでオアアアアアッー!?」
「さて、それでその宣戦布告の内容とは?」
「一週間後、僕達は全世界的に破壊活動を行い、大嫌いな大人を皆殺しにする。
止めたいのならば止めてみると良い。
だそうです。」
「訳がわからんな。」
「テロリストというにはあまりに思想が無いというか……。」
「思想というよりは思慮でしょうかね。
まるで子供の我儘だ。」
「とはいっても今までの活動を見ている限りではじっさいにこいつらはこういうことをやりかねないんだにゃー。」
「力を持った子供程厄介なものは無いですね。」
「全世界的に破壊活動を行う……そうはいっても内容が分からなければ対策のうちようがないわ。」
「それならば一人、奴らの内部に組織の人間を送り込んでいる。」
「その人からの報告を聞かせてもらいたいなー。」
「解った。それでは……」
「ここ最近世界中の紛争地帯にちょっかいかけているテロリスト軍団だ。
なんでもこどもの国を作りたいんだそうな。」
「原子力発電所への工作、南米大陸における熱帯雨林破壊に関わった企業への攻撃活動。
環境テロリスト的な側面もある。」
「うちのところの黒服が一度衝突したと言っていたにゃ。
殆んどの構成員がグールで倒しても倒してもきりがなかったと言っていたにゃ。」
「不死身の兵隊ですか……。」
「Zzz…………。」
「おい一人寝ているぞ。」
「細かいことを気にしてはいけません、また小じわが増えます……
うわちょやめてワープして殴りに来ないでオアアアアアッー!?」
「さて、それでその宣戦布告の内容とは?」
「一週間後、僕達は全世界的に破壊活動を行い、大嫌いな大人を皆殺しにする。
止めたいのならば止めてみると良い。
だそうです。」
「訳がわからんな。」
「テロリストというにはあまりに思想が無いというか……。」
「思想というよりは思慮でしょうかね。
まるで子供の我儘だ。」
「とはいっても今までの活動を見ている限りではじっさいにこいつらはこういうことをやりかねないんだにゃー。」
「力を持った子供程厄介なものは無いですね。」
「全世界的に破壊活動を行う……そうはいっても内容が分からなければ対策のうちようがないわ。」
「それならば一人、奴らの内部に組織の人間を送り込んでいる。」
「その人からの報告を聞かせてもらいたいなー。」
「解った。それでは……」
E-No.と刻まれた石版が二つに割れる。
内部からプロジェクターが現れて世界地図が表示された。
彼らは知らない。
彼らが今まさにジャック・ジョーカーという一人の少年の狙い通りに動いていることを。
内部からプロジェクターが現れて世界地図が表示された。
彼らは知らない。
彼らが今まさにジャック・ジョーカーという一人の少年の狙い通りに動いていることを。
【不思議少女シルバームーン 第六話 第五章「魔女の成り損ないと少年」】