夢現聖杯儀典:re@ ウィキ

孤独な少佐と復讐の王

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匿名ユーザー

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………どうやら、私は、

また、やり直す機会を得たようだ。



「本来の世界」に戻そうと戦い、それが潰れた男に、また「やり直し」の機会を与えるとは、なんという皮肉なのだろうか。

だがしかし、図らずしも呼び出された聖杯戦争とやらに、私は挑まなくてはならない。

レナードが敗れ、TAROSを再建して計画をやり直す事も出来なくなったいま、今の私に縋れるのは奇跡の器しかない。

現段階では信憑性は薄いのは重々承知している。今更伝承に出てくる願望器に現を抜かすというのもどうかとは思う。

だが、私がいた世界もどうだ。

パラジウムリアクター、アーム・スレイブ、ラムダ・ドライバ、オムニ・スフィア、……

そんなSFみたいな物がありふれていた世界があるなら、お伽話のような世界があってもおかしくないだろう。

普段の私なら、そんなものを“肯定”することはなかっただろうが。

ともあれ、瀕死であった筈の私が無傷で日本の知らない街にいて、その上戦争とは名ばかりの殺し合いに強制参加させられた以上、私はただ戦い抜くのみだ。



さて、現状での私が所持している戦力は、少々心許ない。

肌身離さず携帯していた小火器やナイフは、没収されたのか今はない。それらに関しては現地で用達すれば問題ないだろう。

一番の問題は私が所持する最大戦力、サーヴァントの方だ。

サーヴァント。過去の英雄たちを再現した従者。その力は彼らが残してきた武勇伝以上に凄まじいものである。

我々と変わらない背丈で、アーム・スレイブ以上の破壊力と機動性を持っている。全く常識を覆す存在だ。

しかし、私のサーヴァントには難点がある。

この聖杯戦争で私が引いた従者のクラスは狂戦士・バーサーカー。

狂化によってさらに能力を上げるが、その代償として理性を失い暴れるしか能がなくなる。

いくらかはこちらのいう事を聞いてくれるが過信はできないし、何より意志疎通が出来ないのは欠点以外の何ものでもない。

正直いって、いかに強大であろうとも制御の効かない兵器ほど信頼できないものはない。

アーバレストをあてがわれた頃の宗介と同じように、兵士の観点から見てコレの運用は無理だろう。

さらに宗介の場合は長期にかけてアーバレストに馴染み、AIとコミュニケーションを取り、彼自身の環境・心境の変化でアーバレストを最大限に使用できるようになったが。

一週間という制限が設けられて狂戦士との会話が成り立たない以上、この聖杯戦争を勝ち残るのはほぼ無理だと推測する。














ならば、敵マスターを沈黙させ別のサーヴァントを得るのが上策、か。



【クラス】
バーサーカー

【真名】
ゲイル・レアグローブ

【パラメーター】
筋力:A 耐久:B 敏捷:A 魔力:B 幸運:D 宝具:C

【属性】
混沌・狂

【クラススキル】
狂化:B
 理性と引き換えにパラメータを上昇させるスキル。
 理性や技術・思考能力・言語機能を失っている。

【保有スキル】
再生:C
 傷付いても血を流さずに徐々に再生する。

戦闘続行:B
 戦闘を続行するための能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。

勇猛:A
 威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。また、格闘ダメージを向上させる。

【宝具】
『人ならざる闇、暴魔君臨(モンスタープリズン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大補足:10
 悪しき者に邪悪な力を授ける魔石「ダークブリング」(以下、DBと省略)、
 その中でも強力かつ危険とされる裏DBと呼ばれるものの一つがこの『モンスタープリズン』である。
 このDBは依り代を強靭で凶暴な怪物へと変貌させるが、代償として人間の身体・理性・魂を封印し二度と人の姿に戻れなくする。
 しかし全てを殲滅せんとする闘争本能が向上し、幸運以外のパラメータを一段上昇させる。
 更に再生能力も備わり、口からビームを放つこともできる。

【weapon】
宝具によって得られた力で殴るのみ。

【人物背景】
デーモンカード(以下、DCと省略)でキングと呼ばれる最高司令官。(以下、「ゲイル・レアグローブ」を「キング」と称する)
また、かつて世界を震撼させ小国シンフォニアと戦争していたレアグローブ国の王の子でもある。
しかし戦後に生まれ普通に育ったゲイルは、後に同じ名前で同じ生年月日であるゲイル・グローリー(以下、彼を「ゲイル」と称する)と意気投合する。
――余談だが、ゲイルもシンフォニア王の息子であり生前からの因縁で結ばれているが、彼らはそのことを知らないまま親友となった。
共同で悪魔を退治し人々から守る組織・DCを結成したが、組織の規模が大きくなるにつれて意見の対立が深まり、最終的に彼らは別々の道を歩むようになる。

DCを引き継いだキングはDBを入手し、組織の悪行をさらに増長させてしまい、数年後に再会した親友ゲイルの言葉にも耳を貸せなくなっていた。
その直後、DC本部が治安維持を担う帝国の強襲を受けたため仲間や妻子を殺されキングは捕まってしまう。
原因がゲイルの通報である事を知ったキングはすぐさま脱獄、ゲイルへの復讐として彼の妻を目の前で殺害。
さらにゲイルに絶望を与えるため、広範囲を破壊するDB『エンド・オブ・アース』の種を植え付け、家族どころか誰にも会えない孤独を味あわせる。

そしてDCを再興し、より一層強大な悪の組織に築き上げ人々の生活を脅かしていた。
さらに数年後、ゲイルへの復讐を完遂するためにキングは情報を流してゲイルを誘き寄せ殺害しようとする。
ジンの塔にてゲイルと再会。さらに彼の息子にして二代目レイヴマスター・ハルもその場に居合わせたため、親子共々亡き者にしようと彼らと戦う。
最初は二人を相手にキングが圧倒していたが、逆転されてしまい深手を負う。そこでキングは裏DB『モンスタープリズン』を使用。
人間を辞めてまで治まりきらない憎悪を振りまきグローリー親子を苦しようとするが、最後の力を振り絞ったグローリー親子の一撃によりトドメを刺される。
しかし、裏DBが弱まり理性を取り戻したキングも最後の力を振り絞り、ゲイルに植え付けたDBを起爆………そして大爆発によりDC本部が消滅した。
キングは別のDBで『オーバードライブ』を転移させ、自分の胸に剣を刺し自害する。
最後になって憎しみよりも友情を捨てきれなかった事を告白し、親友との和解を経て、キングは安らかに息を引き取った。


此度の聖杯戦争では『モンスタープリズン』を使用した後より召喚されたため、理性を失えど憎悪を抱いたままの参戦である。


【サーヴァントとしての願い】
■■■■■■■■■■■

【基本戦術、方針、運用法】
ただ目標に向かって猪突猛進。
ある程度はマスターの言う事を聞くが制御はほぼ無理。
中距離以上で有効なビームも戦術的に使用するにはマスターの手綱次第。

【マスター】
アンドレイ・セルゲイヴィッチ・カリーニン@フルメタル・パニック!

【マスターとしての願い】
「本来の世界」に戻す……?

【能力・技能】
厳格な軍人としての身体能力と手堅い指揮能力。

【人物背景】
ミスリル作戦部西太平洋戦隊“トゥアハー・デ・ダナン”陸戦コマンド指揮官。階級は少佐。
かつてはソ連の特殊部隊“スペツナズ”指揮官だったが、陰謀によって現在はソ連を追われている。
ミスリル所属後は的確な指揮で一癖二癖ある部下たちを統制し、数々の難しい任務を遂行してきた。

彼がアフガニスタンに従軍している間、彼女の妻・イリーナとお腹の赤ちゃんは祖国で彼が帰ってくるのを待っていたが、病院での医療事故により母子共に死去している。
退役後の未来図を描いていた彼にとっては妻子の消失は相当な衝撃を与え、数多の壮絶な苦難を乗り越えてきた彼にもその事だけは心の奥底に残っていた。
それから数年後、ミスリルに所属していた彼は敵対している組織“アマルガム”の幹部・レナードと接触。
彼から時間災害の話を聞かされ、彼のオムニスフィアを使った予言が的中したことを受け、「本来の世界」に戻す考えに賛同しアマルガム側につく。
この裏切りは『戦士の不文律』の体現者として絶対的信頼を置いていたミスリル側にしてみればかなり衝撃的なことであった。
その後はアマルガムに攻撃を仕掛けてくるミスリルの部隊と何度も衝突し、手堅い戦術で彼らを苦しませてきた。
しかし、彼の戦術をも上回るミスリルの猛攻により「本来の世界」に戻す計画は阻止されてしまう。
カリーニンは計画をやり直そうと最後まで足掻いたが相良宗介に阻まれ、ヘリの墜落時に傷を受けたにも関わらず宗介と最後の死闘を始める。
最後は自分にとどめをさせなかった宗介に対し、宗介自身の本質を説き、かつて宗介の母親が遺した言葉である「イキナサイ」を伝え息絶えた。

【方針】
バーサーカーの運用に匙を投げて、
他のマスターを排除し別のサーヴァントと再契約する。

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