時系列 - Librahack 事件に関してこれまで何があったのか (2009年以前)
主に、
岡崎市中央図書館向けクローラの件落ち穂拾い
から、上原哲太郎氏および高木浩光氏、朝日新聞記者 神田大介氏の取材をもとにした Tweet をもとにしています。
時系列には可能な限り具体的な Tweet 等へのリンクを添えています。Tweet の前後関係について詳しくは 岡崎市中央図書館向けクローラの件落ち穂拾い 等、リンクページから先のソースを参照してください。
なお、重要と思われる点については強調表示を行っています。
時系列には可能な限り具体的な Tweet 等へのリンクを添えています。Tweet の前後関係について詳しくは 岡崎市中央図書館向けクローラの件落ち穂拾い 等、リンクページから先のソースを参照してください。
なお、重要と思われる点については強調表示を行っています。
2009年以前の出来事
2003年ごろ、MELIL/CS i-mode 版に「i-mode側ではやってはいけない(意味も無い)処理なので、すべてコメント化 ' ※メモリを食いつぶすので絶対コメント解除しない事!」とのコメントあり。Cookie に対応していない端末がリソースを食いつぶすことをプログラマーは認識していた可能性が高い。
- 2003年6月、MDIS は4部門で CMMI レベル3認証 を受ける。同時期、先行部門として、公共システム事業部門が CMMI レベル5 取得を目指して行動開始
- 2005年6月29日、岡崎市立中央図書館が三菱電機インフォメーションシステムズの MELIL/CS を導入、運用開始
- 三菱電機インフォメーションシステムズは、仕様書に含まれていない範囲の許容システム負荷について設定していた模様。
- 2006年3月、MDIS は公共システム事業分野で CMMI レベル5を達成
- 2006年、三菱電機インフォメーションシステムズは不具合を解消した MELIL/CS を開発(新型のASP.NET版を指す。)
- 2007年度、岡崎市立中央図書館が、岡崎市立図書館交流プラザ (Libra) のオープン (2008年11月) を機に、三菱電機インフォメーションシステムズのMELIL/CSをICタグ対応等の新システムに切り替えすると決定
- この頃、時期は不明だが大阪府貝塚市の貝塚市民図書館でサイトにアクセスできないなどの苦情が寄せられ始める。
- 2008年9月、MELIL/CS ASP版を導入している東京都中野区立図書館に「新着図書のページが使いづらい」と要望が入るものの、システム改修が必要として受け入れられず。
- 2008年12月、MELIL/CS ASP版を導入している広島県府中市の府中市立図書館で、クローラによるものと思われるアクセス障害が発生。三菱電機インフォメーションシステムズは「海外からの不正アクセス」と説明したらしい。
- 岡崎市2008年度決算/電算システム運用経費 1億205万円、2009年度予算/電算システム運用経費 6880万5千円
- 2009年12月、MELIL/CS ASP版を導入している大阪府貝塚市の貝塚市民図書館で、librahack氏と同様のクローラによる障害が発生。三菱電機インフォメーションシステムズは岡崎とは別の対策を実施し、robots.txtを設置。
- 2009年7月10日、改正国立国会図書館法公布
- 2009年7月22日、カレントアウェアネス・ポータルで政府系ネット情報の収集に関する国立国会図書館法の改正と題する文書が掲示される。
- 2009年8月、「月報 国立国会図書館」において、クローラによる WEB サイトデータのクロールが行われること、それに対応するよう求めることが記載される。
- 2009年夏ごろ、石川県加賀市の図書館でサイトの閲覧や蔵書検索ができないなどが発生。三菱電機インフォメーションシステムズは「激しいユーザがいるのでアクセスに制限をかける」と説明。
- 2009年12月初旬、大阪府貝塚市 貝塚市民図書館に「サイトが表示できない」「検索できない」などの苦情が頻繁に寄せられるようになる。これに対して三菱電機インフォメーションシステムズは「ロボットによる検索がセッションを掴んで離さない」と説明、「3分程度掴んで離さない状態になれば自動的に再起動」するよう対策したとのこと。
2010年以降の出来事
- 時系列-2010年以降を参照ください。