新生人工言語論

名詞の時代

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lideldmiir

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語彙爆発の結果、最も増えたものは名詞。元々言語は名詞が多いが、語彙爆発によってその差はますます開いた。
20世紀以降は名詞の時代といってよい。

科学技術が発達した世界では人間は自然との関わりが必然的に減り、より機械的で客観的な世界に生きるようになる。また、牧歌的で自然に密着した社会から断絶される傾向にある。
客観性が高まった結果、感覚や感情を示す表現、主に感情に関する形容詞が減り、表現が大雑把になる。

メモリやインフラといった名詞は増える反面、「風流」「みやび」「ゆかしい」などといった細かい心の機微を示す言葉は徐々に使われなくなる傾向にある。
発達した社会においては自然と接する機会が少ないため、このことは必然ともいえる。
この結果、ますます客観的で具体的なものを示す名詞が地位を高めることになる。
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