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あの、素晴らしい  をもう一度

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あの、素晴らしい  をもう一度 ◆UcWYhusQhw





「柄でもない事言っちまったな……さって、直之、とっととずらかるぞ」

意識を失ったティーを抱きかかえると、そそくさと退散の準備を始める。
浅羽は呆気にとられながらも、クルツに疑問を呈する。

「え、でも、百貨店には……?」
「ど阿呆、わざわざ敵陣に乗り込む馬鹿がいるか」
「……敵?」
「見れば判るだろ。死んだばかりの死体がこの場にあった。それに、ほれ」

クルツが指を指す方向にあるのは、てんてんと百貨店の前から続いてる血の道。
流石に此処まで言われれば、浅羽もクルツが言いたい事も理解できる。
つまり、殺された人は百貨店にて、襲撃にあい、死んだという事。
襲撃者が未だに居るかはわからないが、居るかも知れない状態で乗り込むのは危険と判断したからだ。

「ティーちゃんは気絶中、直之は戦えないとなると流石に俺一人では無理だ。襲撃されない内に逃げるぞ」
「うん、判った」

浅羽の返事を聞くや否や、すぐさまホヴィーのエンジンをかけ、出発する。
ティーは、浅羽と共に、デッキの上で寝ていた。
シャミセンはデイバックに入ってもらった。
色々、言ってたようだが、お構いなしに、問答無用に入れる。
今、悲しみに暮れているティーが、猫の声で起きると少し大変だからだ。
そして、ホヴィーは北に向かって、進んでいこうとする。


「……クルツさんは凄いですね」
「何が?」

クルツアクセルに足をかけた時、ふと浅羽が話しかける。
それは、少しの憧憬を籠めた口ぶりで。

「ティーが自殺しようとした時、ぼくは立ち止まってたのに、クルツさんは彼女を止めた事です」
「あー別に、大した事じゃねえよ。あそこでティーちゃんが死んだらそれこそ目覚めが悪いだろ」

クルツが前を見ながらそう答える。
買出しを提案したのは、クルツだ。
それで、連れ出しておいて、死なれたら正直、目覚めが悪いなんてもんじゃない。
あそこで死んだならば、仲間の不和も招きかねないし、統制もガタガタになるだろう。
それに、

「ティーちゃん死なせたら、あの二人に何言われるかわからんし……女の子が死のうとしてる所、黙ってみてる訳にもいかないだろ」
「そう……ですね」
「まあ、思いっきり、柄でもない言葉を言いまくったけどな」
「本心ですか?」
「さあな」

それきり、クルツは口を開く事は無かった。
ティーに言った言葉が本心かどうかは結局わかりやしなかった。
でもと浅羽は思う。
結果的にはティーを救ったのはクルツだろう。
縁も無い子を、救ったのはただ凄いと思えた。
自分の好きな人すら、護れない、救えない自分よりかは全然凄い。
凄すぎた。

そう、比べたら何処か憂鬱で。
ふと外の景色を眺める。

「え?」

其処には――――





◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇






(これで、あの少年とリリア達以外の否定派の発見か)

そう思いながら、トラヴァス少佐は百貨店の窓から、ホヴィーが立ち去っていくのを眺めていた。

見つけたのは偶然、王の下へ帰還しようとした矢先の事だった。
あの剣士の遺体に近づいた者達を見つけたのは。
トラヴァスは窓から気付かれないように、その者達を見張っていた。
どうやら、縁者だったらしい、少女が叫んでいた。
それは、哀しみと苦しみの叫びでトラヴァスにも伝わっていく。

(ああ……あの子には復讐の儀がある)

それを聞きながら、ただ、そう思う。
剣士を殺す判断をしたのは間違いなく自分も入っている。
ならば、あの少女が自分を殺すのに、儀があることは間違いないだろう。
愛する人の仇討ちをするならば、それはきっと自分に回ってくる。
それが、仇討ちの連鎖なのだから。
だが、

(今は、まだ。全てが終わった後に)

まだ、その仇討ちを受け入れる事はできない。
この殺し合いを破壊した後に、任務を達成した後にだ。
だから、今は少女を見て、そう、心に誓う。

やがて、少女を止める為に金髪の男が間に入った。
自決をしようとした少女をなだめている。
それよりも、トラヴァスが気になったのは、金髪の男が居た位置。
咄嗟に近寄って、彼がポジショニングした位置は狙撃をされにくい位置だった。
そこは、障害物などがあり、狙撃がしづらい場所だった。
その反応を見て、

(同業者かな。それも、優秀な狙撃手か)

自分と同じ、軍人だと判断する。
それも、優秀な狙撃手と。
他にも少年を連れていることから、恐らくは殺し合いを否定する側の人間だ。
ならば、彼らは殺してはならない側の人間だ。
幸いまだ、王達は気付いていないらしい。
見つかる前にさっさと立ち去って欲しいという願いが通じたのか、彼らは去っていた。
撤退の早さも迅速だった。

(行き先は北か)

どうやら行き先は北らしい。
頭の中に叩き込んだ地図と示し合わせるとそこにあるのは飛行場。
そして、今居る場所は、百貨店。
その事を照らし合わせ、深く考えると導き出される答えは一つ。

(あの者達は恐らく、長期戦に備えるものを集めに来たのだろう)

そうなるなら、北に、否定派の集団が存在する事になる。
ならば、

(王達を北に行かせないようにしなければ、ならないな)

王達を北に行かせてはならない。
今、大きな集団になっている所を潰させるわけには行かない。
ならば、王達を北に行かせないようにコントロールしなければ。
それが、自分自身の役目なのだから。

(……そろそろ戻らないと疑われるな)

予想外の者達で、少し時間を喰った。
そろそろ戻らなければならないと思っていた矢先にふと、目に映ったもの。

「あれは……?」

何故、『あれ』が此処に居るのだろう。
そう思い、見えた先に行こうとする。
だが、その時

「首尾はどうだい? 少佐」

背後から、かけられる声。
仮初の自分が仕える王、フリアグネだった。
その王に対してトラヴァスは何事も無かったように答える。

「ええ、剣士は死にました」
「そう、流石だね、こちらも仕留めたよ」
「……そうですか」
「何かあるのかい?」
「いえ、特に何も」

そう、と呟く王を尻目にトラヴァスは内心、驚いていた。
嘘をついているようには思えない。
ならば、何故アレが存在しているのだろう。
そう、内心疑問に思いながらも、和服の元に戻ろうと言った王に随身した。




階を上がって、辿り着いた先にはチェアに深くを身を沈めていた和服だった。
トラヴァスが見たところ、何処か機嫌が悪そうである。
フリアグネはそれを一瞥すると、自身も、和服の対面にある椅子に腰掛けた。
トラヴァスはその王の傍に、立って、王の言葉を待つ。

「さて、上手くいったようだ。此処に迷い込んだネズミは二人とも狩った。"少佐"、剣士の支給品は取れたかい?」
「ええ、そのまま回収致しました」
「ご苦労、此方も手に入れたものは、これだ」

そう言って、銃と一つのナイフ、手榴弾を彼らの中央位置する場所に置く。
ふと、トラヴァスは疑問に思った事を満足そうな王に聞いた。

「あの少女をし止めたのは"和服"ではないのですか?」
「うん? ああ、譲ってもらった。彼女は、どうやら興が醒めたらしいからね」
「……ふん」

その王の返事に、和服は鼻を鳴らしただけだった。
その事で機嫌が悪いのかとトラヴァスは推測するも、余り納得はいかない。
殺せなかった事に不機嫌なのは間違いないのだが。

「しかし、あの人形みたいな人間は面白かったね」
「と、いいますと?」
「少女の割りに、驚くべき"器”だ。こんな場所であったら、もっと遊んでみたかったものだ……」
「そうか? オレは何か、あの目は少し不快だ。正しく人形の様だよ」
「"和服”はそう思うかい?……まあ、それはいい」

王は、独り言のような呟きを終え、少女から奪ったとされる銃を持つ。
そして、それをトラヴァスの元へ投げた。

「少佐、コレは報酬だよ。前回いいものを謙譲してもらったからね。これで、イーブンだ」
「ありがとうございます」
「おい、オレには何も無いのか? そのナイフ、中々の業物みたいだし」
「ああ、これはちょっと興味あるし……まあ、次の機会があったら、渡すよ」
「……ちっ」

そう、和服をからかう王は何処か楽しそうだった。
何か、心配事が一つ消えたような、そんな感じが見て取れる。

「何かあったんですか? 凄く楽しそうですが」
「別に。ただ、もうこれで憂慮する事が無くなっただけさ」
「そうですか」

王はただ、そう言って微笑んだ。
何かしら王にとって好都合だったのがあったのは事実だろう。
トラヴァスは推測しながら、王の表情を伺う。
特に変わりも無く、微笑んでいただけ。

「さて、これから、どうしようか?」
「……休ましてくれ。オレは少し疲れた」
「おや、お疲れかい?」
「五月蝿い、面倒くさい相手ばかり押し付けたのはどいつだ」

和服は苛々そうに呟いて、目蓋を閉じる。
寝はしないが、休むと言う意思表示なのだろう。
王はやれやれと言いながら、トラヴァスの方に顔を向け労わるように言う。

「ご苦労だった、暫しの休みといこうか」
「了解しました」

トラヴァスは頷き、だがその場を離れず、横目で王の顔を見る。
先ほどから、疑問に思っている事が一つ、ある。
王はあの少女をしとめたと言った。

なら、『アレ』は何だ?
手心を加えるような性格には思えない。
狩れる時には、遠慮なく狩る者だ。

ならば、『アレ』は一体何だというのだろう。
一つ、思いつくのがある。
王は、異質な存在であるのは間違いない。
となると、

(何か隠している力があるという事なのだろうか……?)

王が何か隠しているモノが存在する可能性がありえる。
理外の範疇に居る存在だ。
それぐらい、持ち合わせても不思議ではない。

(となると…………『アレ』は何者なのだろうね)


となるならば、あの、見かけたモノは何だろう。


疑問が沸いたまま、しかし、それが解けることは無かった。


【C-5/百貨店・3F婦人服売り場/一日目・午後】

【フリアグネ@灼眼のシャナ】
[状態]:健康
[装備]:吸血鬼(ブルートザオガー)@灼眼のシャナ、ダンスパーティー@灼眼のシャナ、コルデー@灼眼のシャナ
[道具]:デイパック、支給品一式×2、酒数本、狐の面@戯言シリーズ、『無銘』@戯言シリーズ、ポテトマッシャー@現実×2、10人名簿@オリジナル
[思考・状況]
基本:『愛しのマリアンヌ』のため、生き残りを目指す。
1:休憩に付き合う
2:トラヴァスと両儀式の両名と共に参加者を減らす。しかし両者にも警戒。
3:他の参加者が(吸血鬼のような)未知の宝具を持っていたら蒐集したい。
[備考]
坂井悠二を攫う直前より参加。
※封絶使用不可能。
※“燐子”の精製は可能。が、意思総体を持たせることはできず、また個々の能力も本来に比べ大きく劣る。


【両儀式@空の境界】
[状態]:頬に切り傷、イライラ気味
[装備]:自殺志願(マインドレンデル)@戯言シリーズ
[道具]:デイパック、支給品一式、ハーゲンダッツ(ストロベリー味)×5@空の境界
[思考・状況]
基本:ゲームを出来るだけ早く終了させ、“人類最悪”を殺す。
1:休憩する
2:ひとまずフリアグネとトラヴァスについていく。不都合だと感じたら殺す。
3:幹也の言葉に対して、イライラ感
[備考]
※参戦時期は「忘却録音」後、「殺人考察(後)」前です。
※自殺志願(マインドレンデル)は分解された状態です。


【トラヴァス@リリアとトレイズ】
[状態]:健康
[装備]:ワルサーP38(6/8、消音機付き)、フルート@キノの旅(残弾6/9、消音器つき)
[道具]:デイパック×3、支給品一式×3(食料・水少量消費)、フルートの予備マガジン×3、
     アリソンの手紙、ブラッドチップ(少し減少)@空の境界 、拡声器、早蕨刃渡の太刀@戯言シリーズ、
     パイナップル型手榴弾×1、シズのバギー@キノの旅、医療品、携帯電話の番号を書いたメモ紙、
     トンプソン・コンテンダー(0/1)@現実、コンテンダーの交換パーツ、コンテンダーの弾(5.56mmx45弾)x10
     ベレッタ M92(6/15)、べレッタの予備マガジン×4
[思考・状況]
基本:殺し合いに乗っている風を装いつつ、殺し合いに乗っている者を減らしコントロールする。
1:『アレ』は何なのだろうか。
2:当面、フリアグネと両儀式の両名と『同盟』を組んだフリをし、彼らの行動をさりげなくコントロールする。まずは北に行かせない事
3:殺し合いに乗っている者を見つけたら『同盟』に組み込むことを検討する。無理なようなら戦って倒す。
4:殺し合いに乗っていない者を見つけたら、上手く戦闘を避ける。最悪でもトドメは刺さないようにして去る。
5:ダメで元々だが、主催者側からの接触を待つ。あるいは、主催者側から送り込まれた者と接触する。
6:坂井悠二の動向に興味。できることならもう一度会ってみたい





◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇







「クルツさん、降ろしてください!」

浅羽は思わず叫んでしまう。
見つけた、あの姿。
見違える訳が無い、あの姿は

「伊里野が、伊里野が居ます!」

伊里野加奈だった。
クルツが、その声を聞き、ホヴィーを地面に降ろしたと同時に、浅羽は飛び出す。
浅羽は辺りを見回して、前方に歩いている伊里野を確認する。
その瞬間、一気に駆け出した。

「伊里野、伊里野!」

浅羽の叫びが、町中に響く。
伊里野が、振り向き、笑った。
そして、その瞬間、

「……え?」

銃弾が、肩を掠めた。
伊里野は笑って、銃を向けて、撃っていた。
浅羽は、固まり、

でも、

「伊里野ぁあああ!」

伊里野の元に突進していった。
今度は違う。
絶対に傷つけない。
今度こそ、護ってみせる。

「きゃあ!」

伊里野は次の弾を放つ事がなく、浅羽の突進を受けてしまう。
浅羽はそのまま、伊里野の肩をつかみ、声をかける。
二度と、失いたくない。
失ってはいけない、この気持ちは

「伊里野、僕だよ? 判る?」
「……え?」
「浅羽だよ、浅羽、直之」

少しずつ、言葉をかけていく。
思い出させるように。
今度こそ、護るように。

「浅羽だよ、浅羽」
「あさ…………ば?」


伊里野は、その言葉を呟いて。


「浅羽……?」
「うん、浅羽だよ」


目の前の少年が、浅羽直之だと確認して、

「浅羽だ……!」
「うん」

屈託無く、笑った。
やっと、会えたと言いたいように。


「今度は護るから、今度は傍に居るから」


浅羽は静かに、思いだけを言って。
だからねと、笑って。


「一緒にいよう」


ただ、想いを伝えた。
あの時、叶わなかった想いを。
一緒に居た、あの素晴らしい日々を思い出すように。
伊里野加奈に、想いを告げる。
伊里野は笑って


「うん、わたしも浅羽の傍にいる」


そう、答えた。
素晴らしい、笑顔を、浅羽に向けて。
大好きな人の想いに、自分も答えた。
そして、憑き物が落ちたかのように、浅羽にもたれかかり、気を失う。
浅羽は一瞬驚いたが、寝ているのだと確認すると、ほっと息をつく。

今は、まだよく、わからないけど。

この、温かい存在は護っていこうと。


そう、思えたから。


こうして、二人はあるべき姿へと戻っていく。


それは、あの夏では、叶わなかった、


小さな願い、そのものだった。


【C-5/北部/一日目・午後】


【ティー@キノの旅】
[状態]:健康。睡眠中
[装備]:RPG-7(1発装填済み)@現実、シャミセン@涼宮ハルヒの憂鬱
[道具]:デイパック、支給品一式、RPG-7の弾頭×1
[思考・状況]
基本:「くろいかべはぜったいにこわす」
0:???????
1:百貨店でシャミセンのごはんを調達したい。
2:RPG-7を使ってみたい。
3:手榴弾やグレネードランチャー、爆弾の類でも可。むしろ色々手に入れて試したい。
4:『黒い壁』を壊す方法、壊せる道具を見つける。そして使ってみたい。
5:浅羽には警戒。
[備考]:
※ティーは、キノの名前を素で忘れていたか、あるいは、素で気づかなかったようです。


【浅羽直之@イリヤの空、UFOの夏】
[状態]:全身に打撲・裂傷・歯形。右手単純骨折。右肩に銃創。左手に擦過傷。(←白井黒子の手により、簡単な治療済み)
     微。前歯数本欠損。
[装備]:毒入りカプセル×1@現実
[道具]:伊里野加奈のパイロットスーツ@イリヤの空、UFOの夏
     デイパック、支給品一式 、ビート板+浮き輪等のセット(大幅減)@とらドラ!、カプセルのケース
[思考・状況]
基本:伊里野を護る、傍に居る
1:伊里野を護る。傍に居る。
2:伊里野の不調を治すため、「薬」と「薬に詳しい人」を探す。
3:薬が入手できるかもしれないので、診療所も調べたい。
4:薬に詳しい「誰か」の助けを得て、伊里野の不調を治して……それから、どうしよう?
5:ティーに激しい恐怖。
[備考]
※参戦時期は4巻『南の島』で伊里野が出撃した後、榎本に話しかけられる前。
※伊里野が「浅羽を殺そうとした」のは、榎本たちによる何らかの投薬や処置の影響だと考えています。






◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇






おいおい、なんだこりゃ……。
流石に、出来すぎじゃねえか。
ティーちゃんが大切な人の死体を偶然目撃して。
直之が、大切な人と会った。

たまたまの、物資調達で。
たまたま、探し人と出会う。

たまたまで済ませるには……出来すぎ過ぎる。

何だこれは……都合よく物語を作る為に使われている?
まさか……ね。

しかし……こうなったら、俺の方でも何か考えなければならない。
俺自身が考え、そして、行動を起こす。

あのメッセージを送った人間に何かしらアクション起こせる方法があるといいんだが…………
その方法を少し探してみよう。


しかしまあ……よくもこんなに、続く事。
正直、驚きだけど、まあ、いつも通りに、動くしかないか。
溜息をついている暇があるなら、サッサと行動しよう。
もたもたしている暇は……無い。


【C-5/北部/一日目・午後】

クルツ・ウェーバー@フルメタル・パニック!】
[状態]:左腕に若干のダメージ、復讐心
[装備]:エアガン(12/12)、ウィンチェスター M94(7/7)@現実、ホヴィー@キノの旅
[道具]デイパック、支給品一式、缶ジュース×17(学園都市製)@とある魔術の禁書目録、BB弾3袋、予備弾28弾、ママチャリ@現地調達 、メッセージ受信機
[思考・状況]
基本:生き残りを優先する。宗介、かなめ、テッサとの合流を目指す。
1:とりあえず、浅羽達を飛行場へ連れて行く。
2:物資調達後、飛行場に戻り鮮花に銃を教える。
3:摩天楼で拾った三人、特に浅羽とティーの行動に注意を払う。
4:可愛い女の子か使える人間は仲間に引き入れ、その他の人間は殺して装備を奪う。
5:知り合いが全滅すれば優勝を目指すという選択肢もあり。
6:ステイルとその同行者に復讐する。
7:メリッサ・マオの仇も取る。
8:鮮花に罪悪感、どこか哀しい。
9:メッセージを待つ。それを隠し通す。出来ればメッセージの主へアクションをとりたい
[備考]
※土御門から“とある魔術の禁書目録”の世界観、上条当麻、禁書目録、ステイル=マグヌスとその能力に関する情報を得ました。
※最初に送られてきたメッセージは「摩天楼へ行け」です。次回いつメッセージがくるかは不明です。






◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇






だけど、少年の願いは届かない。
もう、悲劇への物語は避けられない。

なぜって?



――――伊里野加奈は死んでしまったから。


今のはただの残り滓。


気紛れの王が、多くの興味とほんの少しの共感を籠めて、人形として、残した、ただの、残り滓。


物語の終焉は、もう決まっている。


伊里野加奈が、この世から消えてなくなるまで。


少年はどんな物語を辿るのだろうか?



【伊里野加奈@イリヤの空、UFOの夏  “トーチ”化確認】


【C-5/北部/一日目・午後】


【伊里野加奈@イリヤの空、UFOの夏】
[状態]:“トーチ”状態。睡眠中
[装備]:トカレフTT-33(8/8)、、北高のセーラー服@涼宮ハルヒの憂鬱、
[道具]:デイパック、支給品一式×2、トカレフの予備弾倉×4、インコちゃん@とらドラ!(鳥篭つき)
[思考・状況]
基本:浅羽と一緒に居る
1:浅羽と一緒に居る。
2:少し前の事はよく憶えていない
[備考]
※既に「本来の伊里野加奈」はフリアグネに喰われて消滅しており、ここにいるのはその残り滓のトーチです。
 紅世に関わる者が見れば、それがフリアグネの手によるトーチであることは推測可能です。
 両儀式と戦った前後の記憶(自分がトーチになった前後の記憶)が曖昧です
※フリアグネがどの程度、存在の力は残したかは不明です。




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