大量破壊兵器拡散防止 ◆CFbj666Xrw氏
『おめでとう、キミはアタリをひいた。ぞんぶんにころしあいたまえ
byメイオウじぇだ』
支給品付属の説明書にそんな文字が踊っていた。
byメイオウじぇだ』
支給品付属の説明書にそんな文字が踊っていた。
「……なんて奴だ」
才賀勝は思わず絶句していた。
最初から尋常な奴ではないと思っていた。
何十人もの子供達を集めて『救世主となる為に最後の一人になるまで殺し合え』。
(フェイスレスと同じだ。身勝手な目的の為にどんな事だって平気でする。しかも……)
中に入っていた物がまた、その性格の邪悪さをひしひしと感じさせるのだ。
確かにこのランドセルの中身は三つとも当たりなのだろう。
その内の一つでさえとてつもない殺人兵器だという事がはっきりと理解できる。
だがそれは使いこなせる者が持てばの話だ。
この殺し合いに参加させられた者達の何人がこれらの内の一つでも使いこなせるだろうか。
それは三つとも、とても子供に使いこなせる物には思えなかった。
才賀勝は思わず絶句していた。
最初から尋常な奴ではないと思っていた。
何十人もの子供達を集めて『救世主となる為に最後の一人になるまで殺し合え』。
(フェイスレスと同じだ。身勝手な目的の為にどんな事だって平気でする。しかも……)
中に入っていた物がまた、その性格の邪悪さをひしひしと感じさせるのだ。
確かにこのランドセルの中身は三つとも当たりなのだろう。
その内の一つでさえとてつもない殺人兵器だという事がはっきりと理解できる。
だがそれは使いこなせる者が持てばの話だ。
この殺し合いに参加させられた者達の何人がこれらの内の一つでも使いこなせるだろうか。
それは三つとも、とても子供に使いこなせる物には思えなかった。
「これは……まだ、使えるのかな。一番よく判らないけど」
勝はランドセルからなんとか片手で掴める程度の大きさの奇妙な八角形を取りだす。
――ミニ八卦炉。
最大出力では山を一つ焼き払う程の火力を誇る脅威の道具だという。
一応、かなりの威力制限はされているらしい。
魔法という勝の知識にはオカルトとしか入っていない知識体系に基づいた物らしいが、
発動自体はそれほど難しい物ではないらしい。あくまで発動は。
(だけどこれは……危なすぎる)
勝は魔法については知らないが、錬金術の知識は持っている。
やはり現代科学からはオカルトとみられるその知識から僅かながら分析を試みてみた。
結論を言えば、発動自体は説明書通りに簡単な呪文を唱えるだけで誰でも出来る。
だけど制御せずに攻撃に必要な火力で使ったならば、劫火は使用者を焼くだろう。
腕の一本で済めばまだ良い。下手をすればそれ以上。
あまりにも危険すぎる代物。
だが、これでも残りの二つと比べればまだマシな方だ。
勝はランドセルからなんとか片手で掴める程度の大きさの奇妙な八角形を取りだす。
――ミニ八卦炉。
最大出力では山を一つ焼き払う程の火力を誇る脅威の道具だという。
一応、かなりの威力制限はされているらしい。
魔法という勝の知識にはオカルトとしか入っていない知識体系に基づいた物らしいが、
発動自体はそれほど難しい物ではないらしい。あくまで発動は。
(だけどこれは……危なすぎる)
勝は魔法については知らないが、錬金術の知識は持っている。
やはり現代科学からはオカルトとみられるその知識から僅かながら分析を試みてみた。
結論を言えば、発動自体は説明書通りに簡単な呪文を唱えるだけで誰でも出来る。
だけど制御せずに攻撃に必要な火力で使ったならば、劫火は使用者を焼くだろう。
腕の一本で済めばまだ良い。下手をすればそれ以上。
あまりにも危険すぎる代物。
だが、これでも残りの二つと比べればまだマシな方だ。
――メタルイーターMX。
全長184cm。ランドセルの体積も質量も無視している。
湾岸戦争で2km先の戦車を爆破した伝説を持つ対戦車ライフル『バレットM82A1』に、
無理矢理秒間12発のフルオート連射機能を付けた狂気じみた銃器だ。
時速1200kmで50口径弾の対戦車弾を連射するそれは、
チャチなヘルメットなら反動だけで粉々にしてしまうという。
間違いなく、狙いを定める子供の頭なんて完全に粉砕してしまうだろう代物だ。
(とんでもない怪力か、あるいは反動を完璧に受け流す事が出来れば撃てるかもしれない。
例えば何よりも銃を使うことに慣れ親しんだ生き方をおくっている子供とかだ。
そんな子供なんて……居るかもしれない)
勝自身、自分の体より大きな人形を糸で操る人形使いとしては達人なのだ。
自分がごく普通の子供だとは思わない。
それでもここに勝が居る以上、そして見せしめに殺されたあの女の人のような参加者が居れば、
その中に銃器を使うことにおいて超人的な技量を持つ者も居るかも知れない。
全長184cm。ランドセルの体積も質量も無視している。
湾岸戦争で2km先の戦車を爆破した伝説を持つ対戦車ライフル『バレットM82A1』に、
無理矢理秒間12発のフルオート連射機能を付けた狂気じみた銃器だ。
時速1200kmで50口径弾の対戦車弾を連射するそれは、
チャチなヘルメットなら反動だけで粉々にしてしまうという。
間違いなく、狙いを定める子供の頭なんて完全に粉砕してしまうだろう代物だ。
(とんでもない怪力か、あるいは反動を完璧に受け流す事が出来れば撃てるかもしれない。
例えば何よりも銃を使うことに慣れ親しんだ生き方をおくっている子供とかだ。
そんな子供なんて……居るかもしれない)
勝自身、自分の体より大きな人形を糸で操る人形使いとしては達人なのだ。
自分がごく普通の子供だとは思わない。
それでもここに勝が居る以上、そして見せしめに殺されたあの女の人のような参加者が居れば、
その中に銃器を使うことにおいて超人的な技量を持つ者も居るかも知れない。
そして三つ目。
これに至っては使いこなす以前の問題だった。
説明書によればそれは剣……らしいのだが…………。
それは剣というにはあまりにも大きすぎた。
大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。
それは正に鉄塊だった。
――ドラゴンころし。
竜をも殺せる剣を作れと言われたある鍛冶師が皮肉と反骨と冗談を篭めて、
人間が使うことを全く考慮せずに鍛え上げた鉄塊の剣。
魔に属する者共をひたすらに叩き切り続けたその刃は圧倒的な風格を誇っていた。
これに至っては使いこなす以前の問題だった。
説明書によればそれは剣……らしいのだが…………。
それは剣というにはあまりにも大きすぎた。
大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。
それは正に鉄塊だった。
――ドラゴンころし。
竜をも殺せる剣を作れと言われたある鍛冶師が皮肉と反骨と冗談を篭めて、
人間が使うことを全く考慮せずに鍛え上げた鉄塊の剣。
魔に属する者共をひたすらに叩き切り続けたその刃は圧倒的な風格を誇っていた。
それはどれも、無力な子供の為の武器などではなかった。
「…………なんて奴だ」
その意味を理解して、勝はもう一度吐き捨てる。
理論立てて考えればその意味は実に分かりやすい
まずこれらを使いこなせたと仮定すれば、それはどれ一つとっても最大級の威力を誇る。
(力が強いのは悪い事じゃないよ。力の善悪を決めるのは使う人自身なんだから。
だけどこれは……どれ一つ取っても手加減が効かない!)
ミニ八卦炉は下手に弄れば腕を失うほどの劫火を噴き出す。
ドラゴンころしは振り下ろせばもはや止まるまい。
メタルイーターMXに至っては12の弾丸の一発が掠めても全身が吹き飛びかねない。
これらを使えば、その時は誰かが死ぬ時なのだ。
リスクも破壊力も高すぎる。
文字通り、ジェダは殺し合いをさせるためにこの支給品を出したのだ。
その意味を理解して、勝はもう一度吐き捨てる。
理論立てて考えればその意味は実に分かりやすい
まずこれらを使いこなせたと仮定すれば、それはどれ一つとっても最大級の威力を誇る。
(力が強いのは悪い事じゃないよ。力の善悪を決めるのは使う人自身なんだから。
だけどこれは……どれ一つ取っても手加減が効かない!)
ミニ八卦炉は下手に弄れば腕を失うほどの劫火を噴き出す。
ドラゴンころしは振り下ろせばもはや止まるまい。
メタルイーターMXに至っては12の弾丸の一発が掠めても全身が吹き飛びかねない。
これらを使えば、その時は誰かが死ぬ時なのだ。
リスクも破壊力も高すぎる。
文字通り、ジェダは殺し合いをさせるためにこの支給品を出したのだ。
次にこれらは、どれを取っても無力な子供に使える武器ではない。
支給品として与えられた以上、きっとこれらを使いこなす参加者も居るのだろう。
(でもこの武器を使いこなせるという事は、それは無力な子供なんかじゃない。
生身だけで戦えるほどの力を持っているんだ)
もしこの武器を使える者がゲームに乗っていたらどうするだろう?
(殺し合いに乗った強い者がこの武器の事を知ったらやっきになって奪おうとする。
もしこれを引いたのが弱い者だったら、弱い者はそうそう勝てない。
この武器を使えるほど強くないのに、弱い者には使える武器が何も無いんだ。
逆にこの武器を奪おうとする者は、この武器を使えるほどに強い)
この三つの武器は支給品の目的としては真逆。
弱者から戦う力すら奪い去り、殺し合いに乗った強者に強大な力を与える物だ。
「それを逃れる手段は……この武器を安全にする方法は、三つだ」
勝は呟く。
「一つ目は、誰かを信じて、力を良い方向に使ってくれる人にこの武器を預ける事」
それは勇気と信頼、そして正しい判断力が必要とされる決断だ。
しかしこの武器の重大性とその責任を理解せずに安易に委ねたならば。
その人が殺し合いに乗っていれば訪れるのは怖ろしい惨劇だろう。
だが誰も信じられなければ、この武器を誰かに渡す事なんて出来はしない。
「二つ目は、この武器をずっと隠し護り通す事」
それは誰も信じない選択肢だ。
ある意味では現実的にも思えるが、この選択は致命的な欠陥を抱えている。
積極的に襲われる事はなくても、結局殺し合いに乗った者は誰かを狙うのだ。
その誰かが自分になってこの武器を奪われれば、やはり怖ろしい事が起きてしまう。
それに、これでは武器に怯えてずっと逃げ回る事しか出来ない。
(誰かに任せるのでも、先送りにするのでもダメだ)
だから、勝は決意を込めて三つ目の選択肢を呟く。
支給品として与えられた以上、きっとこれらを使いこなす参加者も居るのだろう。
(でもこの武器を使いこなせるという事は、それは無力な子供なんかじゃない。
生身だけで戦えるほどの力を持っているんだ)
もしこの武器を使える者がゲームに乗っていたらどうするだろう?
(殺し合いに乗った強い者がこの武器の事を知ったらやっきになって奪おうとする。
もしこれを引いたのが弱い者だったら、弱い者はそうそう勝てない。
この武器を使えるほど強くないのに、弱い者には使える武器が何も無いんだ。
逆にこの武器を奪おうとする者は、この武器を使えるほどに強い)
この三つの武器は支給品の目的としては真逆。
弱者から戦う力すら奪い去り、殺し合いに乗った強者に強大な力を与える物だ。
「それを逃れる手段は……この武器を安全にする方法は、三つだ」
勝は呟く。
「一つ目は、誰かを信じて、力を良い方向に使ってくれる人にこの武器を預ける事」
それは勇気と信頼、そして正しい判断力が必要とされる決断だ。
しかしこの武器の重大性とその責任を理解せずに安易に委ねたならば。
その人が殺し合いに乗っていれば訪れるのは怖ろしい惨劇だろう。
だが誰も信じられなければ、この武器を誰かに渡す事なんて出来はしない。
「二つ目は、この武器をずっと隠し護り通す事」
それは誰も信じない選択肢だ。
ある意味では現実的にも思えるが、この選択は致命的な欠陥を抱えている。
積極的に襲われる事はなくても、結局殺し合いに乗った者は誰かを狙うのだ。
その誰かが自分になってこの武器を奪われれば、やはり怖ろしい事が起きてしまう。
それに、これでは武器に怯えてずっと逃げ回る事しか出来ない。
(誰かに任せるのでも、先送りにするのでもダメだ)
だから、勝は決意を込めて三つ目の選択肢を呟く。
「三つ目は……この三つの武器を誰にも使えなくしてしまえばいいんだ」
武器を無くせば平和になる、なんて信じてない。
世界がそんなに単純じゃない事くらい知っている。
人は全てを失っても、腕や足を失っても、執念さえあればどこまでも戦える。
人の意志は何よりも強くて、人の欲望は何よりも怖ろしい。
人の欲望と戦わなければならない時だってある。
この殺し合いの中で、そしてこの殺し合いを打ち破る為に、きっとそれは訪れる。
その時になればやっぱり力は必要かもしれない。
このあまりに強大な力が心強い味方となる局面も有りうるだろう
世界がそんなに単純じゃない事くらい知っている。
人は全てを失っても、腕や足を失っても、執念さえあればどこまでも戦える。
人の意志は何よりも強くて、人の欲望は何よりも怖ろしい。
人の欲望と戦わなければならない時だってある。
この殺し合いの中で、そしてこの殺し合いを打ち破る為に、きっとそれは訪れる。
その時になればやっぱり力は必要かもしれない。
このあまりに強大な力が心強い味方となる局面も有りうるだろう
(だけどそれでも、この三つは人に使うには強すぎる)
自分自身で制御できない暴力なんて破滅しか呼ばない。
もしかしたら上手く利用できるかもしれない。
だけどそれ以上にリスクが大きいと思った。
だから。
自分自身で制御できない暴力なんて破滅しか呼ばない。
もしかしたら上手く利用できるかもしれない。
だけどそれ以上にリスクが大きいと思った。
だから。
「力は必要かもしれない。だけどぼくは、こんな力なんて望むものか!!」
勝は三つの武器に決別の意志を告げた。
* * *
(まず必要なのは……工具だね。簡単な物でいい)
武器を壊す、といってもそれは簡単ではない。
何より壊すための物が無い。
ミニ八卦炉は使えば腕が焼かれてしまうし、その後に残る八卦炉が壊せない。
ドラゴンころしは子供としては相当鍛えている才賀勝でさえ持ち上げるのが精一杯だ。
メタルイーターMXも似たような物だが、銃口の前に物を置いて引き金を引く事は出来る。
だけどこの方法もやはり、メタルイーターMXが残ってしまう。
よりによって三つの武器の中で最も危険な、最悪の武器が残ってしまう。
弾数に限りが有るけれど、この銃の替えの弾丸が何処にも無いとは思えない。
それにメタルイーターMXの発射音で人が集まってしまうだろう。
やるなら三つイッペンに、特にメタルイーターMXは確実に壊すべきだ。
(それに……どうしてだろう。この剣は壊せるか確信が持てない)
ドラゴンころし。
幾らこの大きさの鉄塊でもメタルイーターMXの狂気じみた火力なら壊せる、はずだ。
だがドラゴンころしは『もしかしたら』と思わせるほどの、威圧感すら感じるのだ。
もしかしたらこの剣は壊すより捨てる方が確実なのかもしれない。
例えばF-6の橋から湖底にでも沈めてしまえば、こんな物を引き上げる事は至難の業だろう。
武器を壊す、といってもそれは簡単ではない。
何より壊すための物が無い。
ミニ八卦炉は使えば腕が焼かれてしまうし、その後に残る八卦炉が壊せない。
ドラゴンころしは子供としては相当鍛えている才賀勝でさえ持ち上げるのが精一杯だ。
メタルイーターMXも似たような物だが、銃口の前に物を置いて引き金を引く事は出来る。
だけどこの方法もやはり、メタルイーターMXが残ってしまう。
よりによって三つの武器の中で最も危険な、最悪の武器が残ってしまう。
弾数に限りが有るけれど、この銃の替えの弾丸が何処にも無いとは思えない。
それにメタルイーターMXの発射音で人が集まってしまうだろう。
やるなら三つイッペンに、特にメタルイーターMXは確実に壊すべきだ。
(それに……どうしてだろう。この剣は壊せるか確信が持てない)
ドラゴンころし。
幾らこの大きさの鉄塊でもメタルイーターMXの狂気じみた火力なら壊せる、はずだ。
だがドラゴンころしは『もしかしたら』と思わせるほどの、威圧感すら感じるのだ。
もしかしたらこの剣は壊すより捨てる方が確実なのかもしれない。
例えばF-6の橋から湖底にでも沈めてしまえば、こんな物を引き上げる事は至難の業だろう。
(とにかくメタルイーターMXを試す方法で行ってみよう。
メタルイーターMXで残る武器を破壊し、その後で残ったそれを『分解』するんだ)
それは才賀勝がフェイスレスという悪党の知識を詰め込まれた事で習得した技術だ。
ありとあらゆる機械を簡単な工具だけで瞬く間に『分解』してしまう技。
少し動きを止めればサイボーグの間接すらも戦闘中に『分解』する事が出来るのだ。
この技をもってすれば最も危険すぎるメタルイーターMXを『分解』する事が出来るだろう。
必要なのはドライバーやペンチなどのごく初歩的な工具だけで良い。
メタルイーターMXで残る武器を破壊し、その後で残ったそれを『分解』するんだ)
それは才賀勝がフェイスレスという悪党の知識を詰め込まれた事で習得した技術だ。
ありとあらゆる機械を簡単な工具だけで瞬く間に『分解』してしまう技。
少し動きを止めればサイボーグの間接すらも戦闘中に『分解』する事が出来るのだ。
この技をもってすれば最も危険すぎるメタルイーターMXを『分解』する事が出来るだろう。
必要なのはドライバーやペンチなどのごく初歩的な工具だけで良い。
勝は地図を広げる。
「今のここは……B-5かな」
勝が居るのは山の麓。
遠くを見ると北に横に走る道路と、森の奥に進む道がある。
E-5の麓でも似た光景になるけれど、森は北に広がっているし学校も見えるはずだ。
ここはB-5の山の麓と考えてまず間違いはないだろう。
次に工具が見つかりそうな場所だ。
必要な工具はドライバーやペンチなどの簡単な物だから、それこそ何処でも手に入る。
山を越えるか道路を回って南西部の市街地に向かっても良いし、
D-4の学校でも多分見つけられるはずだ。
「どっちに行こうかな」
勝はしばらく考えて、そして――
「今のここは……B-5かな」
勝が居るのは山の麓。
遠くを見ると北に横に走る道路と、森の奥に進む道がある。
E-5の麓でも似た光景になるけれど、森は北に広がっているし学校も見えるはずだ。
ここはB-5の山の麓と考えてまず間違いはないだろう。
次に工具が見つかりそうな場所だ。
必要な工具はドライバーやペンチなどの簡単な物だから、それこそ何処でも手に入る。
山を越えるか道路を回って南西部の市街地に向かっても良いし、
D-4の学校でも多分見つけられるはずだ。
「どっちに行こうかな」
勝はしばらく考えて、そして――
【危険物処理班】
【B-5/山の麓/一日目/朝】
【才賀勝@からくりサーカス】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ミニ八卦炉@東方Project、メタルイーターMX@とある魔術の禁書目録、ドラゴンころし@ベルセルク
[服装]:普通の現代衣服
[思考]:学校に行くか、それとも南西の市街区を目指すか
第一行動方針:工具を捜す。身を護るためのごく簡単な武器も捜す。
第二行動方針:手加減すら出来ない制御不能な武器を破壊or封印する。メタルイーターMX他。
第三行動方針:殺し合いを止めてゲームを破壊する
参戦時期:????
[備考]:ミニ八卦炉の詳細な機能には気づいていません。普通の銃器程度まで壊そうとはしません。
【B-5/山の麓/一日目/朝】
【才賀勝@からくりサーカス】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ミニ八卦炉@東方Project、メタルイーターMX@とある魔術の禁書目録、ドラゴンころし@ベルセルク
[服装]:普通の現代衣服
[思考]:学校に行くか、それとも南西の市街区を目指すか
第一行動方針:工具を捜す。身を護るためのごく簡単な武器も捜す。
第二行動方針:手加減すら出来ない制御不能な武器を破壊or封印する。メタルイーターMX他。
第三行動方針:殺し合いを止めてゲームを破壊する
参戦時期:????
[備考]:ミニ八卦炉の詳細な機能には気づいていません。普通の銃器程度まで壊そうとはしません。
【ミニ八卦炉@東方Project】
最大出力では山を一つ焼き払う程の熱量を発する、片手で持てる程度の物体。
支給品ではあるが威力制限をかけられていると思われる。
使いこなせば最大威力を連発してもなんという事はないのだが、
主催側により使いやすくして呪文メモも付いてるのを良いことに素人が使うと、
片腕をこんがり焼かれたり、下手をするとそれ以上の重傷を負ってしまう。
最大出力では山を一つ焼き払う程の熱量を発する、片手で持てる程度の物体。
支給品ではあるが威力制限をかけられていると思われる。
使いこなせば最大威力を連発してもなんという事はないのだが、
主催側により使いやすくして呪文メモも付いてるのを良いことに素人が使うと、
片腕をこんがり焼かれたり、下手をするとそれ以上の重傷を負ってしまう。
実はちゃんと使いこなせば暖房にも実験にも低威力攻撃にも何にでも使える便利な物。
炉の一角からは風が吹き、夏には涼むこともできる。
持ってるだけで魔除けや開運の効果がある(らしい)。
緋々色金で修復されている為に錆びず、ついでに空気を綺麗にする効果も有る。
炉の一角からは風が吹き、夏には涼むこともできる。
持ってるだけで魔除けや開運の効果がある(らしい)。
緋々色金で修復されている為に錆びず、ついでに空気を綺麗にする効果も有る。
原作では主人公の片割れ、霧雨魔理沙が愛用していた。
恋符及びその上位技を使う時に使用されている。
(恋符「マスタースパーク」恋心「ダブルスパーク」
魔砲「ファイナルスパーク」魔砲「ファイナルマスタースパーク」など)
恋符及びその上位技を使う時に使用されている。
(恋符「マスタースパーク」恋心「ダブルスパーク」
魔砲「ファイナルスパーク」魔砲「ファイナルマスタースパーク」など)
『魔理沙の魔砲講座。
撃つ時は精神を集中させ、優しくミニ八卦炉に呪文をかける。
にっくきターゲットを狙い、放つは恋の魔砲!』
魔砲「ファイナルマスタースパーク」の説明文より
撃つ時は精神を集中させ、優しくミニ八卦炉に呪文をかける。
にっくきターゲットを狙い、放つは恋の魔砲!』
魔砲「ファイナルマスタースパーク」の説明文より
【メタルイーターMX@とある魔術の禁書目録】
全長184cm。
湾岸戦争で2km先の戦車を爆破した伝説を持つ対戦車ライフル『バレットM82A1』に、
無理矢理フルオート機能を付けたキチガイじみた試作モデル。
チャチなヘルメットなら反動だけで粉々にしてしまう危険物。
1秒で弾倉12発全ての50口径弾対戦車弾を時速1200kmで発射する。
その銃声は花火工場が爆発するような轟音。
全長184cm。
湾岸戦争で2km先の戦車を爆破した伝説を持つ対戦車ライフル『バレットM82A1』に、
無理矢理フルオート機能を付けたキチガイじみた試作モデル。
チャチなヘルメットなら反動だけで粉々にしてしまう危険物。
1秒で弾倉12発全ての50口径弾対戦車弾を時速1200kmで発射する。
その銃声は花火工場が爆発するような轟音。
【ドラゴンころし@ベルセルク】
それは剣というにはあまりにも大きすぎた。
大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。
それは正に鉄塊だった。
大きさは2m位も有るとんでもない大剣。
当然ながら成人男性でさえ、持ち上げるだけでも難しい。
普通の人間に使える重量ではない。
実戦に備えて鍛え直され、更に魔の者共を斬り続ける事により破魔の剣として鍛え上げられた。
鉄塊である事をさっ引いても異常な程に頑丈で、超音速の突撃にも歪まない。
他にも落雷を連続して受けても炎で包んでも平気。
それは剣というにはあまりにも大きすぎた。
大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。
それは正に鉄塊だった。
大きさは2m位も有るとんでもない大剣。
当然ながら成人男性でさえ、持ち上げるだけでも難しい。
普通の人間に使える重量ではない。
実戦に備えて鍛え直され、更に魔の者共を斬り続ける事により破魔の剣として鍛え上げられた。
鉄塊である事をさっ引いても異常な程に頑丈で、超音速の突撃にも歪まない。
他にも落雷を連続して受けても炎で包んでも平気。
≪050:ぽーん ぽーん | 時系列順に読む | 052:青い呪い≫ |
≪050:ぽーん ぽーん | 投下順に読む | 052:青い呪い≫ |
GAME START | 才賀勝?の登場SSを読む | 073:それはきっと唯一の方法≫ |