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My Cover Artist, Takeshi Miyazawa
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My Cover Artist, Takeshi Miyazawa
タケシ・ミヤザワ
1978年生まれ、トロント出身の日系カナダ人コミックスアーティスト。
幼少のころより絵描きを目指し、油彩画を学ぶために進学したアートスクール在学中に現在『Teen Titans Go!』(DC Comics)などのライターをつとめるJ・トレス(J. Torres)と出会い、2000年トレスの脚本で『SIDEKICKS』(全3号。このタイトルはのちにONIPRESSにて単行本化され、これに合わせてアートはTAKではないがフォローアップ的なワンショットが発売された。現在発売されているTPBはこのワンショットの収録作品を含めたコンプリート版)をFanboy-Entertainmentから発表。
2002年、この作品の発売元であったFanboyのパブリッシャー、C・B・セブルスキ(C. B. Cebulski)が編集者としてマーヴルコミックスにヘッドハンティングされ、彼の誘いでマーヴルコミックスでのコミックアーティストとしての活動をはじめる。以後『X-Men Unlimited』、『Spider-Man Unlimited』といったアンソロジータイトルでいくつかの短編を担当したのち、2004年、マーヴルが年少読者向けに創設した新レーベル「Marvel Age(現Marvel Adventures)」の一冊として発売された『Mary Jane』ミニシリーズのアーティストに抜擢され、注目を集める。スパイダーマン、ピーター・パーカーの恋人メリー・ジェーンを主役に据え、メリー・ジェーン、ピーター、ハリー・オズボーンといったスパイダーマン世界の登場人物たちの高校時代の生活を青春ドラマとして描いたこの作品は、『The New York Times』紙の2004年12月28日付けの記事「Girl Power Fuels Manga Boom in U.S.」で触れられているのを見てもわかるように当時のマーヴルが活況を呈する少女マンガ市場にアプローチするために出版したもので、ライターにインディーパブリッシャー「SLG Publishing」で『ビバリーヒルズ青春白書』を思わせる青春群像劇『The Waiting Place』を発表していたシーン・マッキーバー(Sean McKeever)を起用し、日本マンガの影響を受けて育ったミヤザワをアートに起用するなど当時としては非常に意欲的な企画だった。
この「Marvel Age」ライン自体は当初期待したほどの成功を収められなかったらしく、2005年に低年齢向けスーパーヒーローコミックス色の強い「Marvel Adventures」ラインへ再編成され、このためヤングアダルト向けの色合いの強かった『Mary Jane』は二番目のミニシリーズ「Home Coming」以降、レーベルの入らない通常のマーヴルコミックスラインで発売されることになる。
二つのミニシリーズの手堅いセールスと最初のミニシリーズの好評により2005年のアイスナーアワードでライターのマッキーバーが「Talent Deserving of Wider Recognition」を獲得したことに象徴される批評的な評価の高さからマーヴルはこの作品のレギュラーシリーズ化を決定。2005年末よりレギュラーシリーズが『Spider-Man Loves Mary Jane』のタイトルでスタートした。
ミヤザワは最初のミニシリーズからこのレギュラーシリーズの15号までのアートを一貫してつとめている他、ブライアン・ヴォーン(Brian K. Vaughan)脚本の人気シリーズ『Runaways』のクローク&ダガーが登場するふたつのエピソードでアーティストをつとめている……要するにひとことでいえば「マーヴルコミックスで人気上昇中の新鋭アーティスト」なのだが、なにを思ったのか『Mary Jane』のアーティストを降りて、2006年末にいきなり来日。ビザの期限の切れるまでのこの一年間で日本で「マンガ家」としての活動をするために来たのだという。
当然、今回のカバーイラストが日本での初仕事であり、現在まったくの手探りの状態から日本でのキャリアを模索中である。
幼少のころより絵描きを目指し、油彩画を学ぶために進学したアートスクール在学中に現在『Teen Titans Go!』(DC Comics)などのライターをつとめるJ・トレス(J. Torres)と出会い、2000年トレスの脚本で『SIDEKICKS』(全3号。このタイトルはのちにONIPRESSにて単行本化され、これに合わせてアートはTAKではないがフォローアップ的なワンショットが発売された。現在発売されているTPBはこのワンショットの収録作品を含めたコンプリート版)をFanboy-Entertainmentから発表。
2002年、この作品の発売元であったFanboyのパブリッシャー、C・B・セブルスキ(C. B. Cebulski)が編集者としてマーヴルコミックスにヘッドハンティングされ、彼の誘いでマーヴルコミックスでのコミックアーティストとしての活動をはじめる。以後『X-Men Unlimited』、『Spider-Man Unlimited』といったアンソロジータイトルでいくつかの短編を担当したのち、2004年、マーヴルが年少読者向けに創設した新レーベル「Marvel Age(現Marvel Adventures)」の一冊として発売された『Mary Jane』ミニシリーズのアーティストに抜擢され、注目を集める。スパイダーマン、ピーター・パーカーの恋人メリー・ジェーンを主役に据え、メリー・ジェーン、ピーター、ハリー・オズボーンといったスパイダーマン世界の登場人物たちの高校時代の生活を青春ドラマとして描いたこの作品は、『The New York Times』紙の2004年12月28日付けの記事「Girl Power Fuels Manga Boom in U.S.」で触れられているのを見てもわかるように当時のマーヴルが活況を呈する少女マンガ市場にアプローチするために出版したもので、ライターにインディーパブリッシャー「SLG Publishing」で『ビバリーヒルズ青春白書』を思わせる青春群像劇『The Waiting Place』を発表していたシーン・マッキーバー(Sean McKeever)を起用し、日本マンガの影響を受けて育ったミヤザワをアートに起用するなど当時としては非常に意欲的な企画だった。
この「Marvel Age」ライン自体は当初期待したほどの成功を収められなかったらしく、2005年に低年齢向けスーパーヒーローコミックス色の強い「Marvel Adventures」ラインへ再編成され、このためヤングアダルト向けの色合いの強かった『Mary Jane』は二番目のミニシリーズ「Home Coming」以降、レーベルの入らない通常のマーヴルコミックスラインで発売されることになる。
二つのミニシリーズの手堅いセールスと最初のミニシリーズの好評により2005年のアイスナーアワードでライターのマッキーバーが「Talent Deserving of Wider Recognition」を獲得したことに象徴される批評的な評価の高さからマーヴルはこの作品のレギュラーシリーズ化を決定。2005年末よりレギュラーシリーズが『Spider-Man Loves Mary Jane』のタイトルでスタートした。
ミヤザワは最初のミニシリーズからこのレギュラーシリーズの15号までのアートを一貫してつとめている他、ブライアン・ヴォーン(Brian K. Vaughan)脚本の人気シリーズ『Runaways』のクローク&ダガーが登場するふたつのエピソードでアーティストをつとめている……要するにひとことでいえば「マーヴルコミックスで人気上昇中の新鋭アーティスト」なのだが、なにを思ったのか『Mary Jane』のアーティストを降りて、2006年末にいきなり来日。ビザの期限の切れるまでのこの一年間で日本で「マンガ家」としての活動をするために来たのだという。
当然、今回のカバーイラストが日本での初仕事であり、現在まったくの手探りの状態から日本でのキャリアを模索中である。
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