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Ver3.4(VerRe:3.0) |
Ver3.4(VerRe:3.0) |
身長 |
1.80[meter] |
体重 |
65[kg] |
年齢 |
不明 |
出身校 |
スペルディア魔術学院 |
職業 |
魔術学院最上級教師 |
弟子 |
バーバ・ヤーガ |
イラストレーター |
加藤 さやか |
フレーバーテキスト |
「なんということだ… 間に合わなかったか…」
そういって、マグスは使い古したグリモワール「ソロモンの小さな鍵」のひとつを閉じた。 白が黒へ、黒が白へ、全て仕組まれていたことならば、なんと残酷な奸計であろうか。 この世界でまごまごと準備をしている間に、二人の弟子の一人に加え、 また一人、『教会』に取り込まれてしまった。 そう、13本の封印の鍵は、着々と『教会』の手にそろい始めている。 『教会』とは紅蓮との力と敵対し、紅蓮の力と共にあるもの… 紅蓮に近づけば近づく程、彼らもまた、そのすぐ傍に息をひそめている。 そして今、紅蓮の力は異界へと集まった―― ならば、あの兄弟も必ずそこにいるはずだ。
「だが やっとこちらの準備も整った あとは“選ばれなかった”私が 次元の境界を越えるだけ…」
マグスは、新たなグリモワールを取り出すと、乱暴に「時魔術」の項をめくった。 既に「境界の門」は発見した。だが、自分にはそれを越える程の力はない。 手に入れるべきは、次元反発を超えるエネルギーだ。
「次元超越の解法は――太古の錬金術師パラケルススの小人―― 古の賢者――アルキメデスの図面―― 導き出されるものは…紅き石ならざる石――賢者の石」
マグスは顔を上げると、目を閉じて、懐かしい過去の風景を思い浮かべた―― スペルディアの神聖孤児院――幼い兄弟の無邪気な笑顔―― マグス先生!僕たちは絶対聖騎士になるんだ!
「…私には あの兄弟を救う義務があるのだ」
そう呟くと、マグスの体は光に包まれ、消えた。 |
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