ニンテンドーゲームキューブ
- ここでは、ニンテンドーゲームキューブの故障症状とその修理方法をまとめる。
ディスクドライブ不良
症状
- この手の光学ディスクを使用したハードに最も多いであろう症状。
- 要するにソフトが読み込めなくなる。これだとそもそもゲームを遊ぶことすらできない。
修理
- この修理には本体の分解を伴う。だが任天堂の据置型ゲーム機は、スーパーファミコン~ゲームキューブの間で外装に特殊なネジが採用されており、分解にはそれと同じ型の特殊ドライバーが必要となる。
- 一応、マイナスドライバーの中央をグラインダーなどで削ることによって代用可能ではあるものの、専用ドライバーに比べネジ頭が舐めやすく、ネジの寿命が長く続かない。1000円もしないので、専用ドライバーを買うことをお勧めする。
- この場合の修理方法は、ピックアップレンズのレーザー出力調整を行うこと。
- まず本体を分解し、ディスクドライブ部を取り出す。
- この時点で一度、ディスクを読み込むレーザーが出ているかどうか確認してみよう。出ていなかった場合はドライブのチップ類がやられている可能性アリ。
- 次にドライブ部の裏側の金属板を外し、可変抵抗を回す。反時計回りで出力強であり、PS2などとは真逆なので注意が必要。
- 尚、可変抵抗は一回に15度程度回せば十分なので、テスターがない場合は一回分回して仮組、動作確認を行う方がいいだろう。
- 個体によって出力を強くして起動する場合と、弱くして起動する場合があるようなので、基準として45度以上回しても読み込まない場合は逆に回してみてもいいかもしれない。
- あまり回しすぎると完全にピックアップがいかれてしまうため、90度以上は回さないようにしよう。
- 調整が出来、読み込むことを確認したら組戻して最終動作確認を行おう。