24 :無題:2008/07/28(月) 19:05:06 ID:rVHZyEoI
流れを読まずにスマン! ラジオで「あの」話題が出たモンで、ツイ…!
流れを読まずにスマン! ラジオで「あの」話題が出たモンで、ツイ…!
ミシェル×クランで投下。ありえんミシェル注意。
「カッコイイ」ミシェルお望みの方、是非スルー願いますwでは…
「カッコイイ」ミシェルお望みの方、是非スルー願いますwでは…
格納庫でゼントラーディサイズのクランに声を掛けた。
「ジェシカの墓参りに付き合ってくれないか?」
クランはいつもの笑顔で鷹揚に答えた。
「了解した」
「ジェシカの墓参りに付き合ってくれないか?」
クランはいつもの笑顔で鷹揚に答えた。
「了解した」
当日、約束の時間よりかなり早く着いた俺は姉の墓の前で独りごちた。
「…応援よろしく、姉さん」
「…ふふ、ガンバって…」……そんな声が聞こえたような気がした。
「…応援よろしく、姉さん」
「…ふふ、ガンバって…」……そんな声が聞こえたような気がした。
ここを選んだのはちょっとした戦略のつもりだった。
ここでならさすがに「NO」は無いだろう。我ながら姑息なものだ。
ここでならさすがに「NO」は無いだろう。我ながら姑息なものだ。
約束の時間より前にもかかわらず、
現れたクランは自分の方が遅かった事を律儀に詫びた。
俺の手に二つ花束が握られていた事には、気づいたようだったが
特に質問を寄越したりはしなかった。
現れたクランは自分の方が遅かった事を律儀に詫びた。
俺の手に二つ花束が握られていた事には、気づいたようだったが
特に質問を寄越したりはしなかった。
花束を一つ置き俺の隣に立ったクランと黙祷する事暫し…
どちらともなく二言三言会話して、
どちらともなく二言三言会話して、
いきなり俺はクランの正面で膝をついて向き直った。
驚いたクランが何事かと目を見張る。
残ったもう一つの花束を差し出して俺はクランに言う。
クランの顔を軽く覗き込むように真っ直ぐ瞳を見て
姫君にするように、女王に跪くように、手を取って
…この世界でまだ他の誰にも言った事の無い言葉を。
心からの…敗北を宣言する。
驚いたクランが何事かと目を見張る。
残ったもう一つの花束を差し出して俺はクランに言う。
クランの顔を軽く覗き込むように真っ直ぐ瞳を見て
姫君にするように、女王に跪くように、手を取って
…この世界でまだ他の誰にも言った事の無い言葉を。
心からの…敗北を宣言する。
「俺と結婚して下さい。」
一瞬、色を失った様に見えたクランの翠の瞳が
あっという間に大きく揺らめき始める…
大粒の涙を一度拭うと、クランは滅多に見られない笑顔……はにかんだ笑顔で
こう答えた。
あっという間に大きく揺らめき始める…
大粒の涙を一度拭うと、クランは滅多に見られない笑顔……はにかんだ笑顔で
こう答えた。
「……はい!」
勝利宣言。…そう、俺には聞こえた。そして、この世界で一番小さな…
幸せを手に入れた瞬間。
多分それは、俺にとって世界のすべて……
幸せを手に入れた瞬間。
多分それは、俺にとって世界のすべて……
<了>