マクロスFRONTIERでエロパロ まとめwiki

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
57 :なんにもない日:2008/07/30(水) 22:26:09 ID:3vzP/t1h
ミシェル×クランで投下。
基本設定 二人暮らし クランはちっさいです。 ミシェルがヘタレ。
この設定で駄目な方、完全スルーでお願いします。・・・あ、エロくは無いです。お目汚しすみません・・・

「ミシェル、ミシェル、電話が呼んでる」
「ーーー…眠い……放っておけばいい…どうせ“バイト”の方だ……」
「何言ってるんだ?!“強制着信”だぞ?…どのみち“仕事”の電話じゃないか!」
「……クランだってロクに寝てないだろう?放っておけ……」

「…お前が出ないんなら私が出るゾ…」
「————!!!っちょっ…おま…待て!!!?」
…時すでに遅し。

「…もしもし、こちらミシェルの携帯だ…ああ、クランだ。オズマか?…
ああ、ミシェルなら居るぞ…今、代わる——…ミシェル!!」
ミシェル唖然…言われるが儘に電話を代わる。
「——…はい…お疲れ様です。…はい……何、笑ってるんスか?!用が無いなら切りますよ?!
…はい、はい…今日これからですか?…」
クランの方をチラっと見る。クランにジトーッと睨み返される。
「……はい。行きます。二時迄にアイランド3ですね?分かりました。…はい…はい。それじゃ。」
電話を切ってクランを振り返る。

「…お前なぁ!この状況でお前が俺の電話に出る…って事がどーゆー事か解ってるのか?!」
クラン、憮然として返答。
「“強制着信”に出ないお前が悪い。」
ミシェルあからさまに不機嫌。
「…バイトの話なんだからいーんだよ。別に。俺じゃなくても。……ったく。」
クラン無言でじっとりねめつける。ミシェル気圧される。少し弱気…。

「…う、今日はお前と一日一緒に居るつもりだったんだ。…二人で休みなんて滅多に無いんだし…それを…」
「でも、仕事は大事だ。」
「…お前さっきから仕事、仕事…って、俺と仕事とどっちが大事なんだ?!」
「—仕事。」即答。
「…クラン!!」涙目。

クランの両手がミシェルの顔を捉えて、そのまま頬にキスひとつ。
「…ウソだ。仕事もお前もどちらも大事だ。」
ミシェルまだ不機嫌。
「…同程度かよ…」

「…じゃあ、本当の事を言おう。お前が一番大事。大好きミシェル…」
両手で顔を包み込むようにして、唇にキス一つ。

…やっとミシェルのご機嫌が良くなる。
「でも、こうやって一緒に暮すには仕事も大切だ。」
「——ん。」

「アイランド3で何の仕事だ?」
「遊園地のアトラクションの手伝い。」
「…ふぅん…楽しそうだな。」
「—!お前も来るか?」もの凄く嬉しそう。
「そうだな…それも良いかも知れん。」こちらも楽しそう。

「…じゃあ俺の仕事が終わったら、遊んで帰るか?」
「ああ、そうだな。」ニッコリ。…ミシェルは更に嬉しそう。
「観覧車にのろーな!」
「うん。」………そのままイチャイチャ。





二人で今日の仕事場へ着くと、オズマがニヤニヤしながら声を掛けた。
「おーう、まだ日も高いのに同伴出勤かぁ?」
ミシェルがシレッと答える。
「…悔しかったら、自分も女連れて仕事に来れば良いじゃないですか。」
「んだと!?このガキ!?」
ミシェルに掴みかからんばかりのオズマに、クランが笑って声を掛けた。
「何か私で手伝える事は有るか?」
オズマが一気にミシェルからクランへと方向転換する。
「そりゃ助かる!人手は幾らでも欲しい処だ!…ただなぁ悪ィんだが、ギャラ方がちょっと…」
すまなそうにするオズマに笑いながら、「気にするな」と答えてクランはミシェルに向き直る。
「しっかり働けよ?」そう言うとオズマの目を気にすることも無く、ミシェルの頬に口付けた。
「…これだけ?」
「残りは後でな…」悪戯っぽく笑う。

オズマに仕事の内容を確認しながら、クランが行くのを見送っていると後ろから聞き知った声が掛かった。
「…ああ!大尉、いらしていただけたんですねぇ…助かります!」
泣きそうな声でルカがこちらを見ていた。
「…もう!子供がうるさくて、大変で、うるさくて、大変で…」
「…あー…そう言えばアイツ子供の扱い上手いもんなー」
こちらは何処か目が明後日の方向を泳いでいる感じのアルトだ。
どんなめに遭わされるかが、大体想像出来る感じだったが、それよりもミシェルには引っ掛る単語が有った。
「…姫。お前今、ヒトの嫁つかまえて“アイツ”つったか?」
「……ミシェル。お前って実はばかだろう。」
「お前程あほと違うわ!」
「もー!!二人とも!いー加減にして下さい!!仕事行きますよ!仕事!!」


…そんな、何事も無いありふれた一日。

<了>
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