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匿名ユーザー

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869 :涙の滝(アルト×シェリル) : 2009/02/02(月) 15:54:22 ID:zgbFDZv8
涙の滝

「アルト!起きなさい」「ひーめ!眠り姫か…ちょっとキスでもしてみるかね?」
「ミシェル君!それは駄目です!早乙女君の貞操が」「ねえアルト君、起きて」「もー、先輩!」

「んあ?!」

「なんだよお前らよってたかって」
「教室じゃなく図書館で勉強会にしようって言ったのお前だろ?」
「そうよ、ちょっとこの間流れで部屋に行ったからって警戒しちゃって」
「さあ、行きましょ。学習室埋まっちゃいますよ、先輩」「俺も姫の部屋行きたかったなー」
「わかったわかった。ちょっと静かにしてくれよ、なんか頭痛くて」「大丈夫?アルト君」「ああ」

ミシェルを先頭にゾロゾロと図書館へ向かって歩き出す。
優しく右手をつかむランカと、左腕に自分の腕を絡めてくるシェリル。歩きにくいぞお前ら…
「先輩、顔崩れてますよ」「姫、それじゃ歩きにくいだろ、シェリルは俺が」

「俺がどうするんだ?ミシェル」
「うわ!」「クラン大尉?!」
「妖怪でも見つけたような声を出すな失礼な」
いやびっくりするだろそりゃ…どうしたんですか?なんで高校に?
「美星の図書館は紙媒体の蔵書で屈指の質と量を誇るからな。よく調べものに来るのだ」
「そうなの、白衣も可愛いわね」「そ、そうか?」
「ねえ、クランは普段どんな研究をしてるの?」「うむ、そうだな…」
いつのまにか俺の腕を離れ、クランと並んで歩き出すシェリル。
そういえばランカがいない。ナナセも。あれ?違うだろ、ミシェル、そっちは
図書館じゃないだろ?そこは屋上のカタパルトデッキに出る階段の扉で…

「なあアルト、そろそろシェリルは連れてくよ。クランのこと、よろしく頼むな」
白い歯が光るいつものキザな笑顔で振り返って、お前は何を言ってるんだ?
「何を馬鹿言ってんだよミシェル、お前らがどこ行くってんだ?」
シェリルも振り返った。悲しみを湛えた、青い瞳を俺に向けて。寂しげな笑顔で、何か呟く。
あ…違う!待て!駄目だ連れて行くな!!!

「ミシェル!!!」


冷たい汗が額に走り、夢だと気づいた。隣で眠るシェリルの胸が静かに上下するのを確認して
安堵の溜息をつくと、そっと布団から抜け出した。水を飲みながらミシェルの最期を思い出す。
俺は…俺の手は届かなかった。助けられなかったんだ。そして今また、シェリルを
何も出来ないままに見殺しにしようとしている…いや、見殺しじゃない、最後まで傍にいると誓って…
いや、言葉を飾っても同じことか。ただ弱って死んでいくのを見ているだけしかできない。
悪夢は、遠からず現実になる。作戦がどういう結果をもたらしたとしても、シェリルには…
未来はない。
隣に横たわる冷たい骸を見つける朝は、遠からずやってくる。

今は?
胸を締め付けてくる不安に耐えられず、布団に戻り眠るシェリルを見つめた。閉じた瞼の下は
かすかな明かりの下で一層落ち窪んで見える。食欲も落ちたし、やつれるのも無理ないか…
柔らかな胸乳も手応えを弱め、指先を背中に回せば骨に当たる感触が増えたような気もする。
「シェリル…」
涙を必死で堪えて、静かに名前を呼ぶ。これ以上体力を消耗させるよりゆっくり休ませたほうが
いいと、頭では理解っている。

でも。
でも。
朝が怖い。

「アルト…?どうしたの?眠れないの?」
いつのまにか肩を抱く腕に力が入り過ぎていたらしい。
「あ…悪い、起こしたか」
「いいのよ、明日リハは無くなって、病院だけだし。
 それにしてもアルトはいつもあったかいわね…」
身を寄せてくるシェリルの柔らかな体、甘い声。今は確実に腕の中にあるのに。
肩が震える。
「アルト?」
呼ばないで。
「アルト?泣いてるの?」
もう、限界。
俺は鬼か。

「泣いてねえよ、シェリル…!」
力任せに抱きしめて頬を擦り合わせる。


「あ、アルト、くるし…い」
耳に吸い付いて舐め上げるときゅっと身を竦め、声にならない悲鳴をあげた。唇を首に這わせ
紅い痕を残す。左手でシェリルの乳房を揉みほぐしながら口では反対の乳首を吸い、背中を
撫で下ろした右手の指先は後ろから下着の中へ滑らせる。
「やあ…っ!あ…ると、だめよ、もう、そんなにいっぺんにしな…いで!」
白い肌をほんのり赤く染めて、躯を淫らにくねらせるシェリル。
「あ、もうこんなとこまでびちょびちょ」
濡らした指先を抜きながら尻をまっすぐ撫で上げた。
「ひゃああん!」可愛い声。もっと啼いて。俺の不安も孤独も恐怖も全部。全部撃ち落として。

下着を脱がせると、へそにキスして白い内腿に舌を這わせる。あ、筋肉、落ちたな…。また涙が
滲んできて、慌てて濡れそぼった中心を舐め上げた。
「やっ!だめ、ほんとにだめよ…あんっ!」
「美味しいシェリルの潮味スープ」
「馬鹿!!」
両足に手をかけて大きく拡げ、子猫がミルクを飲むように舌でぺちゃぺちゃと音を立てる。
「やあん…お、と、させないでっ!」
恥ずかしがる声をもっともっと聞きたくて、濡れて輝く肉芽を舌で突く。
「きゃん!!」と、急に背中を反り返して、閉じた脚に頭を挟まれた。「んがっ」勢い更に
強く芽を潰す格好になり、甲高い悲鳴が上がる。
「痛い!!もう、なんてことするのよ…」
「悪い」
(自爆だろ…)と苦笑しつつも瞳を潤ませて言われると笑うに笑えない。柔らかな乳房に
顔を埋めて肩の震えをごまかしつつ、喉の奥が鳴るのをこらえていると
「優しく…しなさい」
絞り出すようにつぶやいて、俺の手を取り頬擦りする。夢と同じ、あの瞳で見つめながら。

もう、駄目だ、俺。

ゆっくりとそのまま頬を引き寄せ、口付ける。甘く蕩けるような、柔らかな唇。ずっとこのまま
いつまでも重なっていたい。何もかも忘れて。…ついに涙が溢れるのが自分でもわかった。俺の
濡れた目尻を優しく撫でるシェリルのか細い指に、自分の指を絡め、唇を離す。そして微かに
震えているシェリルの脚の間に、ゆっくりと俺自身を埋めていった。こんなに濡れていても締め
付けながら押し返す力が強くて、ようやく根元まで納まるとつい溜息が出た。
「あ…んっ、どうしたの?」
「いや、あんまりきついんで、もげたらどうしようかなって」
「馬鹿ね…泣いてるかと思ったらふざけたりして、ちょっと変よ」
うん、わかってる。今夜の俺はおかしい。それでも。


「なんでもないよ。それより、苦しくないか?」
「平気。それより…ねーえ?」「ん?」「…しないの?」
「ぐふっ」
「あ、なんて顔してんのよ、やーらしいわねえもう」
「やらしいのはお前だよ…!」
言いながらゆっくり抜いて、今度は一気に突く。
「やあああああん!!」ぬるぬるときつく締め付けてくる感触に思考が吹っ飛ぶ。
「シェリル、シェリル…!」夢中で貫き続ける。淫らな水音と甘い悲鳴が響く。
「あ…んあっ、アルト、アルト、ああん、もだめ…やっ、やっ、やっ…」
もっと、いっぱい、俺の名前を呼んで。視界が霞む。腰から脳天に電流が走る。
「う…っ!」
何もかも吐き出して、暗闇の中に倒れこんだ。

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「シェリルさん、もう少し自分の身体を労わって下さい」
「何とか波の力は強くなってきてるんでしょ?他に何か問題が?」
気怠げにソファに身を持たせ掛け、尊大な物言いでも立ち上るオーラは健在だ。
「確かにフォールド波の出力は増大していますし、感情レベルも高く安定しています。でも、
 肝心のあなたの体力が持たなければ意味がないんですよ?!」
「あたしが途中で歌えなくなるとでも言うの?」
蛾眉を逆立てる姿も美しい。ああ、こんなときじゃなかったらなあ。
「冗談じゃないわ。心臓が止まろうが身体がバラバラになろうが、あたしは歌い続ける!
 お偉いさんにも言っとくといいわ、余計な心配は要らないってね!」
憤然と立ち上がると、診察室を出た。

「シェリル!調子はいいのか?」
小さな影が呼び止める。
「まあまあね…ミシェルのところへ行って来たの?」
「うむ、何かあるわけじゃないんだが、なんとなく、な」
「ねえクラン、あの時って、アルトも…いたのよね?」
「そうだ、最後まで、助けようと手を伸ばして、だが…」
うつむいて、途切れる言葉。ちいさな手が固く握り締められる。
「思い出させてごめんなさい、クラン」
「いや、謝らなければならないのは私のほうだ。余計なことを言ってしまって。
 あやつ、お前に無理をさせているのではないか、そのお…夜、とか…」
言葉に詰まり、今度は顔を真っ赤にする。優しいひと。可愛いひと。
「ふふふ。いいのよ、嬉しかったから。それに…あいつもしんどいのよ、きっと。
 だからあたしを構うことで、忘れられることがあるなら、軽くなる気持ちがあるなら
 それでいいんじゃないかなあって」
「そんな!それじゃお前があんまり…」
「クラン」
哀しみを封じ込めた深い青の瞳がじっと見つめる。
「あなたは生きて帰ってきてね。きっとよ」
優しく抱きしめてくれた腕が細い。
もし、ゼントランの願いでも聞き届けてくれる神がいるならば、
どうかこの孤独な佳人に、幸いが訪れますように。
曲がり角で別れた後も、その毅然とした背中が見えなくなるまで祈り続けた。

おわり
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