マクロスFRONTIERでエロパロ まとめwiki

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
719 :名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 21:00:12 ID:4iw8wzbq
64ベース小ネタ
  • アホの子ランカ×馬鹿アルト、エロ無し
以上が苦手な方はスルー願います



一人で生きて一人で死ぬ、などと嘯いていた己のなんと愚かな事か。
見上げる空の青さがひどく尊いものに思えて、アルトは両手をそちらへ差し伸べ…
「あだっ!」
悲鳴を上げた。
「ちょ、アルトくん大丈夫なの!?」
「あ、ああ…」
腕を上へ伸ばすと、わき腹の筋肉が攣れて痛みが走る。
他にも頬、背中、腿など、体中のいたる所から痛みや疼きが存在を主張している。
「ケジメだからな。お前の兄さんたちとの」
「あたしはもう子供じゃないのに…ちゃんと手続き終わらせたし、お兄ちゃんたちに
決めてもらうことじゃないよ」
口を尖らせるランカは拗ねた子供のような表情を浮かべている。
これでは、オズマもブレラもまだまだ保護者の気分からは抜けられないだろう。
ランカを嫁にする、との申し出の時点では、オズマもブレラも不機嫌そうな顔には
なったものの、暴力に発展はしなかったが、次のランカの台詞にアルトは
泡を食う間も無くSMSのオフィスの壁にめり込まされていた。
「あたし赤ちゃん産むんだ!」
本当にびっくり箱みたいな少女だ。
瞬時に正しく言葉を受け取り、判断し、拳を繰り出したブレラは、シェリルを除けば
グレイスが残した最高の遺産かもしれない。
思考のラグに陥ったオズマからの第二撃を避けなかったのは、アルトなりの
誠意ではあったが、代償は歩く度に響く腿の痛みだ。
「あたしは、あたしにできることをしたいの!アルト君となら、ちゃんとできるから!」
「子供が子供生んでどうすんだ!」
「あたし子供じゃないもん!もう、何にもわかんなかった子供じゃない!」
「いーや!簡単に赤んぼ作るのは考えの無いガキも同然だ!」
「ミシェルくんとクランさんは考えなく赤ちゃん作ったんじゃないもん!」
以下のリー兄妹の口論の間繰り広げたブレラとの攻防は、グレイスを撃って以来
久しぶりに死を意識したかもしれない。
最終的に
「ミシェルくん、本当にいなくなっちゃうよ!誰かが覚えてて、何かしないと
本当にいなくなっちゃう!あたしがお母さんの事忘れてたみたいに…!」
とのランカの訴えにオズマが黙りこくり、ブレラは玄妙な顔で拳を下ろした。

この空を生きてもう一度見られた事を感謝しよう。
兄二人への憤りがまだ収まらない様子のランカへ、なだめる様に
頬にキスをしながら、アルトはこれからの生活へ思いを馳せていた。
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