ケル・カリア

『超時空要塞マクロス』に登場するゼントラーディ軍の空戦専用機動兵器。
数人乗りの大型機だが、「偵察ポッド」の別名のとおり、基本的に武装は貧弱。
防御力・速度が高いので単独で戦線後方深くに侵入し、戦略・戦域偵察を強行できる。劇中で数回しか出番はない。
劇中ではワレラ・ロリー・コンダが乗り込んで一条輝アーマード・バルキリーと戦ったのが当時の視聴者の記憶に残った。
この時、アーマード・バルキリーに攻撃されまくったのに、艇内に侵入され自爆するまで善戦している。

実は、プロトカルチャーの銀河帝国分裂戦争以前から存在している兵器。
強力な探知装置や乗員全員が搭乗できる脱出カプセル、劇中での描写は無いものの大気圏内への侵入も可能のようで、
機体後方に伸びた着陸脚を用いた歩行すら可能という偵察用としては高性能な機体。
しかし修理能力を持たないゼントラーディ軍においては複雑なシステムの維持は大変困難で、
標準装備として量産が続いているのに、各艦隊あたりに数十機配備するのが限界という悲しい機体でもある。

「マクロスF」小説版にも「VF-X」所属の、プロトカルチャー遺跡から発見された完全オリジナル状態の機体が登場。
2050年代現在のゼントラーディ軍や新統合軍の他の部隊で運用されているケルカリアとは比較にならない超高性能を保持している。
新統合軍でも再現・製造できないほどの希少な機体であり「VF-Xの切り札」と書き記されている。

本作ではミッション「ミス・マクロス」にて登場。
武装は貧弱で、基本的に正面にいなければ大した敵ではない。が、耐久力と速度は高い。長期戦になることは覚悟しよう。
前作ではゴルグ・ガンツ・チャーツ程の武装も装甲(耐久力?)もなく、雑魚に混じって登場し、
遠距離でミサイル等で即撃墜されることが多く、印象に残らない事この上ない機体だった。

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最終更新:2010年09月11日 02:32