charlotte
シャルロッテ
お菓子の魔女。その性質は「執着」。欲しいものは全部。絶対に諦めない。
お菓子を無限に生み出せるが、大好物のチーズだけは自分で作ることができない。
チーズさえ持っていれば 簡単に隙をつくことが出来ただろう。
「今までの魔女とは訳が違う」とほむらが言っていたことから、比較的強力な魔女であることが推測される。
形態変化
第1形態
キャンディの様な頭部に円らな目をしており、可愛らしい外見をしている。
体長はマミの膝くらいまでの高さしかなく、魔女の中でも割と小さいサイズである。
ダボダボの服を着ており、マントには後述する第二形態の顔が描かれている。
眼の色はTV放映版では黒だが、魔女図鑑では青。DVD/BDでは青に修正されている。
一見ただの人形の様にふにゃりとしていて、マミに容易に銃で殴り飛ばされ軽々と吹っ飛んだり、床に押し付けられて銃弾をぶち込まれた上に
ティロ・フィナーレを決められる。
この形態が自ら動いた様子はあまりなく、一方的にやられるのみであった。
ちなみにTV放映版では一瞬ムッとしたような表情を見せていたが、それもDVD/BDでは無表情に修正された。
その弱そうな外見すら罠だったのだろうか…。
第2形態
大蛇のような黒く長い体とカラフルな目、パーティ帽のような鼻、頭部付近についた赤と青の羽が特徴である。
第1形態とは打って変わって、かなりの巨体、かつ表情豊か。
口元からは青い舌が飛び出していて、いわばペコちゃんのような可愛らしさを感じさせるが、相手を一口にしてしまう大きな口を持っており、そのポップな外見には不似合いな攻撃的で鋭い牙を持つ。
マミに必殺技を撃たれた際、拘束の魔法により胴体が締め付けられたことで第1形態の口から押し出されるように第2形態がぬるりと飛び出してきて、脱皮をするように変身した。
いきなり現れた正体に不意を突かれたマミの頭に丸ごと食い付き、
一気に喰い殺した。
しかしその後に駆けつけたほむらの爆弾攻撃による内部からの爆破で倒される。
攻撃方法はその大きな口での食い付き。丸飲みにしようとする他、鋭い牙で齧り付くことも出来る。
攻撃されると、脱皮をするようにしてケガを修復するようである。
マミの技の特性上、シャルロッテに対して「拘束→脱皮」と「単発銃→再生」のような不利が見える。
これはマミを倒す魔女という役柄上、脚本段階からマミの能力では戦いづらい相手として設定されている。
使い魔
ファンからの扱い
かわいさや
巴マミを襲ったシーンのインパクトから、『魔法少女まどか☆マギカ』で最も人気のある魔女になっており、多くの二次創作作品が作られている。
イラストでは巴マミ付属のマスコットのように扱われることも多い。どうしてそうならなかった…
物語序盤から、「魔女はかつて魔法少女だったのではないか」と推測する人は多かったが、物語が進展しその可能性が濃厚になってくると、Charlotteの少女・魔法少女時代を考察する人やそれをイラストに描く人も増えてきた。
考察の一例として、Charlotteの結界内には手術室などを病院に関連したものがいくつか登場するので、彼女は生前に病に苦しんでいたのではないかという説が出ている。
反論として、第9話でOktaviaが現れた際、結界に線路が走っていて、それは出現した場所を反映したものと考えられるので、結界と契約の願い・魔女化の理由とは無関係な場合もありうるという説がある。
あくまで推察であるものの、前者の説は具体的な病名とその根拠を複数挙げていて説得力を持っている。
詳細が気になる人は当記事の掲示板などを参照。(さらにトラウマを負っても自己責任でお願いします。)
これらの説をふまえて第3話を見るとまた違った感想を抱くかもしれない。
本体?
ほむらの攻撃によって第2形態が爆発・再生を続ける場面にて、彼女が椅子に座っている人形の上に降り立って人形らしきものを踏みつける場面がある。
その途端、第2形態は露骨に嫌そうな顔をし、直後の爆発のケガを修復できなくなり死亡する。
第1形態の登場時点でも、対面の席に対になるように人形が同時に出現したこと、登場時のパッケージにはこちらの人形しか写っていなかったことなどから、実際はこの人形が本体だったのでは?と一部では噂されていた。
しかし雑誌のインタビュー(季刊S 2011年4月号)によると対に座っていた人形は使い魔に女装させていたものだということが判明した。
再生できなかったのは、ただ連続に爆発して限界を達したからか最後の全身まるごと破裂させるほどの爆弾により再生に必要だったと思われる口ごと破壊されたからか、今のところ明確な理由は出ていない。
何の冗談かマミさんと頻繁にセットで描かれる機会が多いため、キュゥべえよりよっぽどマスコットキャラクターのように見えるかも知れない。
人を食い殺すという僕よりも悪い事をしたくせに人気とか、
わけがわからないよ。
魔法少女おりこ☆マギカでは
同じく巴マミが相手だったが、今回は倒されてしまった。
巴マミ曰く「油断していたらやられてたわね。」
この作品においてはまどか達と特に交流している所が描かれていないため(Charlotte戦にまどか達は居合わせていなかった)、「本編でCharlotteに負けたのはまどかと親しくなったせいで心に隙ができてしまったからではないか」などという厳しい意見も。
もっとも、ポータブル版のシステムを信用するなら、魔女の強さは時期によって変動するもの(ゲーム中では3人がかりですら苦戦する時間軸もあった)であるため、本編とおりこ☆マギカでは、強さに差があったという可能性も否定できない。
ポータブル版では
まどかルートでは本編通りマミを殺すが、マミルートではまどかが助けに来たために倒されてしまう。
また、さやかルートでは杏子・マミ・さやかの3人を相手に戦い、マミを殺すことに成功(杏子とさやかはなんとか脱出)。
しかし、その後はさやかのSGを捜索していた杏子1人(早期的になる場合はまどかとほむら)に倒される。
ほむらルートでは選択肢によってはマミを助けに来たほむらに倒される。
番外編にも登場、5人に挑まれる。
謎の
魔女結界2つ目である充足の結界に9層目に第一形態、10層目に第二形態が登場する。
モバゲー版
定期的に行われるイベントでのみ登場。
プレイヤーはお茶会を開き、6人のプレイヤーが揃うと魔女結界が発生する。
魔女結界に閉じ込められた人々を30人救出すると、Charlotte(クレジットでは「お菓子の魔女」)が出現し、戦闘になる。
勿論、第1形態を撃破すると第2形態に変貌する。(クレジット曰く「お菓子の魔女が本気を出した」)
なお、魔女結界が発生する度に、3回までCharlotteに挑む事ができる。
ちなみに時間切れで敗北すると、まどかが犬に追いかけられるシーンが流れる。
+
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魔法少女時代 |
彼女はひとつきりのチーズケーキを願って魔法少女になった。
しかし願いどおり厳密に一つきりしか手に入れられず、魔女化した後もチーズだけは魔法で出すことができなくなったらしい。
公開されたメモには、そのチーズケーキは病気で死にかけている母親のために願ったとあるが、この部分は初期の構想段階のものであり、オンエア版に反映されているかどうかは不明。
結界の1シーンが外来科学療法センターの一部に似ている・(抗癌剤にもよるが)抗癌剤治療者に乳製品(もちろんチーズも)は厳禁という事実・charlottecancer.comという癌患者支援サイトの存在・自力で動かずゆったりとした服装の第一形態(=入院患者を暗示か)・無限に湧き出て全てを食べる"モノ"が癌細胞ではないかといった推測から、魔女になる前は小児癌患者の少女だったのではという説が囁かれている。
また魔女時の行動性質からお菓子好きで、欲しいものは絶対に諦めない、執念深く我儘な子供。あるいは生への強い執着があったことが伺える。
ただし第10話で登場した Oktavia Von Seckendorffの結界の描写から、結界は出来た場所の一部を巻き込んでいるだけという可能性もある。
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最終更新:2016年03月19日 20:26