概要
「おーけーおーけー、この私こと空気さんに任せるがいい。 え、呼んでない?そんなー」
「さーさー早死にしたいやつから順繰りに来るよーに。 今なら痛みは一瞬サービスも付いてきまーす」
「大虐殺の暴風(カーネイジ・テンペスト)」の二つ名を持つ、
グリーデル王国出身のメード。
性格は明るく活発な自由人、そして人格破綻者。大らかかつざっくばらんで、人当たりもいい。
いいのだが、その本質はものすごく捻くれている。これ以上ないくらい。
なあなあな態度で人をからかうことに特化しており、他人の怒りもどこ吹く風。しかも若干変態思考あり。
とどめに訳のわからない電波を要所要所で受信していたりなど突っ込みどころが絶えず、
他の部隊に遊びに行っては混乱を巻き散らかして帰っていく様がたびたび目撃される。
とりわけ前述の通り人当たりはよく、誰とでも分け隔てなく接する。良くも悪くもではあるが。
本人曰く服装に突っ込んだら負け。ちなみに服装がメイドっぽくないと言われた際の返答は、
「何、気にすることはない。フリル付きのリボンで我慢なされ」。
一人称は「私」。他人に対しては目上の人間もしくは名前で呼ばない(知らない)相手には「キミ」で固定。
コア・エネルギーの大部分を自身の強化に割り当てているため
(残りのエネルギーはオンスロートの制御とその他)、高い身体能力と自己再生力を持つ。
戦い方は大雑把かつ乱暴ではあるが、その動きには相手の隙を的確に突く一撃必殺の動作が徹底されている。
対複数に有効な広範囲攻撃にはやや欠けているものの、それを補って余りある時間・戦闘・作業効率を誇り、
こと殲滅戦にかけては極めて高い能力を発揮する。
一対多の戦闘が本業ではあるが協調性も高く、共同戦線においても十全の力を出し切ることが可能。
「人間とMAIDは別の生物である」という考えを絶対的なものとして持っている。
名前のせいか「空気さん」と呼ばれることもしばしば。というか自称している。気に入っているのだろうか。
- 通称:「大虐殺の暴風(カーネイジ・テンペスト)」「焔嵐」「電波塔」「空気さん」
- 出身:グリーデル王国(クロッセル連合王国)
- 所属:クロッセル連合陸軍
- 装備:多目的複合兵装「オンスロート」 /有線式遠隔飛剣「レイザーテイル」
- 身長:166cm
- 誕生:7月8日
- 年齢:外見18歳(実年齢6歳)
- 教育担当官:就いた片っ端から悉く辞任している。まぁ無理もない
殲滅能力 |
★★★★★ |
戦闘技術 |
★★★★★ |
遊び心 |
★★★★ |
電波 |
測定不能 |
多目的複合兵装「オンスロート」
M.A.I.Dという概念が生まれた黎明期に製造された、近接戦闘を主眼に置いた試作兵器。
「決して折れず、曲がらず、砕けず、刃こぼれせず、あらゆる状況に対応できる近接武装」という、
子供の絵空事のような設計思想を実現「してしまった」、当時の武器開発陣の狂気の産物である。
基本形態は持ち手部分まで覆うほどの刃渡りを有する特大剣で、状況に応じて複数の形態に変形させる。
現状確認されているのは剣・槍・鎌・砲の4形態で、これらを使い分け近接戦闘の優位性を確実な物とする。
(当初は戦斧形態も存在していたが、1945年時点ではエアの手によって変形機構がオミットされている)
「砲」形態の有効射程は凡そ20メートル程度であり、砲撃というよりは粉塵爆破による放射射撃に近い。
この砲撃機構は他形態でも使用可能ではあるが、刀身部分が砲口と干渉するため、基本的には斬撃時に、
刃を食い込ませた際に短射程の起爆を行い、「斬る」と「焼く」を同時に行いつつ衝撃を強める用途となる。
以上の変形機構や砲の行使には全てコア・エネルギーを用いており、物理的なトリガーなどは存在しない。
また設計思想上、想像を絶する頑強性を有しており、前述のような複雑な変形機構を用いておりながらも、
ジークフリートのバルムンクやヘルのティルフィングなどといった大業物と打ち合ってもびくともしない。
以上のように極めて高いポテンシャルを持つ本武装であるが、その反面決して無視できない短所が存在する。
それは「劣悪極まるユーザビリティの悪さ」。頑強性故の重量、多様性故の複雑性、大型化による扱い難さ。
「重すぎる」「使いにくいことこの上ない」「何を考えてこんなものを作ったのか」と現場の声は散々。
あの
ブリュンヒルデを以て「欠陥品」と断じ称した、正真正銘の失敗作である。
そんなわけで使い手がおらず長らく死蔵されていたが、現在何を血迷ったかエアが自身の得物として使用中。
本人の戦闘スタイルと合致しているためか、相性は良好のようである。
有線式遠隔飛剣「レイザーテイル」
「手足を使わずに手数増やしたいなー、あと有効射程も伸ばしたいなー」
そんなエアの大変ぶっ飛んだ要望から彼女自身が考案、製作を行った試作型の近接武器。
背中の腰の位置にベルトから吊り下げる、見た目は全長30cmほどの両刃のカタール状の剣。
この武器の最大の特徴は、その名前が示すとおりコア・エネルギーを使うことで「尻尾」として用いる点。
全長15メートルのケーブルワイヤーを介してエネルギーを伝導することで擬似的な遠隔兵器となる。
「尻尾」という本来人体には存在しない部位を操ることになるため、扱いこなせるM.A.I.Dはかなり限られる。
その分使いこなせた際の利便性は高く、死角からの強襲やアンカー代わりにしての立体機動など、
習熟した際に考えられる用途は非常に多岐に渡る。
現状用いているのはエアのみだが、同装備は複数製作しており、扱える者が居るなら渡す腹積もりらしい。
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登場作品
最終更新:2019年10月28日 20:58