(投稿者:ねこだまし)
概要
「ヴァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
現在確認されている
オーバーロード(と思われる)の中でも奇妙奇天烈奇々怪々な姿をもつ個体。
手足はおろか頭部や腹部といったものすら見受けられず、紅蓮を湛えて脈打つ球体の姿をしている。ちょっとキモイ。
太陽のコロナのようなコアエネルギーと瘴気を纏って空中に浮遊しており、遠目からは赤いボールがふわふわ~と浮いているように見えるのだが、実際の巡航速度はかなり速い。
特に戦闘になると意外なほど俊敏に動き始め、直径8~30mという巨体に似合わない回避能力を見せつける。恐らく、コロナ状のコアエネルギーの放出ベクトルを変えることであらゆる方向に推進できるのだと思われる。
実のところ、その突飛な姿形は本体を包み込む"がわ"で、莫大な量の瘴気とコアエネルギーを溜めこみ"がわ"を膨らませているだけ。
どうやらオーバーロードの短所であるコアエネルギーの出力限界に対し、"がわ"にエネルギーを保管・充填することで対応しているらしい。
窮地に追い込まれて身の危険を感じると、「ヴァー」という奇声と共に"がわ"に溜めこんでいた全エネルギーを攻性転換して大爆発を起こす。
この際の爆発に乗じて戦場から高速離脱する小型の飛翔体が確認されており、これが永核をもつ本体だと推測されている。
逃走時には毒性の弱い代わりに黒々とした瘴気を遮蔽剤のようにばら撒くため、その姿をハッキリと見た者は今のところ存在せず、
EARTHでは視力と戦闘力に優れたMAIDの協力の元、本体の撮影(あわよくば捕縛)を試みている。
異様で不気味な"がわ"の印象が強く、ミステリアスな本体との組み合わせもあって真の姿には様々な憶説が飛び交っているが、G生態研究こそが存在意義であるEARTHは――
「爆心地に外皮の破片すら落とさず大量の瘴気と共に逃走するため、本体は恐ろしく堅固な表皮と優れた機動力を誇り、しかし単体では攻撃能力に乏しい飛行特化型のG」
――という夢も浪漫もあったものではない超現実的な見解を出し、妄想力が逞しい方々の反発を呼んでいる。
神出鬼没で決まった出現域を持たず、空戦MAIDや飛行MAIDに敵愾心を抱いているのか彼等が大量投入されている(あるいは先日までそれらが居た)戦線を探し当てて姿を現す習性をもつ。
主な攻撃手段は"がわ"から滲み出るコアエネルギーを収束して撃ちだす炎熱砲、および瘴空波。
また、周囲のGを統率する能力があるらしく、
フライなどの小型飛行種を中心とした一群を率いていることが多い。
オーバーロードへと到達したGだけあって中々に強大な存在なのだが、幾ら"がわ"の強度が高いとはいってもMAIDによる集中砲火に長時間耐えることは不可能。
回避能力の高さも編隊を組んだMAIDによる連携の前では上手く発揮できず、本来Gが得意とする『数任せの力任せ』という戦法をそのままやり返されると非常に弱い。
炎熱砲は攻撃範囲こそ広大なのだが、防御障壁を展開できるMAIDなら受け止めることも可能。
事前に大量のコアエネルギーを蓄えているため景気よく連射してくることもあるが、エネルギーの消費量と精神負荷は大きいため長期戦は苦手。
時折、体調が優れないのか"がわ"が青白い時がある。心なしか元気もない。爆発も「ヴぁぁ……」と歯切れが悪くなる。
平時に何をしているのかは不明だが、恐らく次回の出撃に向けて"がわ"を膨らませる作業に没頭していると思われる。
海上で静止し、
ギガアンブリュウムを呼び寄せモールス信号風に「ヴァーヴァヴァーヴァーヴァー、ヴァーヴァーヴァヴァーヴァー。オーヴァー」と鳴いて(喋って)信号を送っている姿も確認されている。
その他、「実は普通に喋れる」「"中の人"などいない」「皆の夢と浪漫と希望の力で膨らんでいる」などという噂が実しやかに囁かれている。
Gの生態研究者曰く「これら全ては自らの正体と弱点を隠すための妨害工作ではないか」とのこと。
とある御方も「あれの正体を探るなど霧意味」と忠言を発している。
俗称:「ヴァーさん」「ぼくらの太陽」「浪漫飛行」などの意味不明な俗称が多数
性別:♂?
出身:限りなく深い闇の彼方、幾重にも重なる暗黒の中(某UMAハンターの考察による)
所属:深い闇の領域から生まれた破壊生命体の精鋭部隊(某UMAハンターの考察による)
直径:8~30m。がわの膨らみ具合による。
攻撃を受けると萎む。放置するとゆっくりと膨らみ、最大30mぐらいになる。
年齢:不明
火力 |
★★★ |
機動力 |
★★★★ |
とんずら |
★★★★★ |
謎 |
★★★★★ |
ヴァー |
★★★★★★ |
関連項目
最終更新:2009年05月15日 20:47