天と地の合戦 その2

(投稿者:セルバンテス)


 向かい側のフライ達との間合いは1分足らずで詰めて行き、チューリップは最初に目が合ったフライの首を切る。直後にこの場の大蝿達は人に恐怖を感じさせる程の機動性を有して3人を囲み、彼女達が円陣体制を取った後に、彼等はそれらを捕食すべく3人に飛びかかる。
 それを目にしたチューリップは上昇し、カイアとルテーガは下降した。
 多くのフライの頭が鉢合わせにあった所で、ルテーガは上から見える彼等に向けて大戦斧を投げる。ブーメランのように回転する斧の刃は未だに集合している大蝿達に触れ、彼等を薙ぎ払って行く。
 斧はすぐにルテーガの手に戻った後にチューリップとその部下の二人は下方から突っ込み、攻撃を仕掛ける。
 フライ達は3人の打撃を受けつつ散開、すぐに180度旋回し、空戦メード達に寄って集ろうとする。

「二人とも散開でしゅッ!」

 空戦メード達はまた散らばり、それらをフライ達は追いかける。
 彼女達はフライ達を集合させない為にも出来る限り引き離しつつ、数を減らして行こうと考えている。戦闘機を操縦する人間にとっては難しい機動や不可能な機動を平気でやってのける彼等に対応するには、やはりちょっとした考えが必要だ。
 この状況で無闇に彼等を斬るだけでは、フライ達の機動に混乱し、何れは彼等に食われてしまう。
 チューリップは後ろに振り向き、自分を狙う飛行型G達の状況を確認する。
 彼等は少なからずお互いの距離が離れている。これはチャンスだ。
 自分の判断を確信したチューリップは後ろに180度旋回し、背中の翼でブレーキを掛ける。そして、クリューアルファングで彼らの方に突っ込みつつも斬っていく。
 しかし、斬り続けていくのも束の間。
 集合しかけた別のフライ達が一斉に彼女に向かってくる。また翼でブレーキを掛け、其処から逃げ切ろうと試みるも、この間合いではタイミングが遅い。
 もう駄目だと判断してチューリップが目をつぶった次の瞬間である。
 この場にルテーガの大戦斧が飛び込み、この場のフライ達は一気に散らばる。チューリップはこのチャンスを逃さず、この場から離れる。
 それをこの空域より下の空域から見上げるルテーガはガッツポーズ。
 が、その最中に2匹のフライが彼女に背中から跳んでくる。それを羽音で気づいたルテーガは………

「俺の後ろを飛ぶんじゃねぇッ!!」

 と怒声を上げながらも後ろに振り向きつつメリケンサックで1匹目の顔面を殴り、直後に戻ってきた大戦斧を片手で受け止め、それで2匹目を薙ぎ払う。
 その後で他のフライ達が寄って集り、ルテーガを貪ろうと試みが、彼女はそれを待っていたかのように、自分の斧を片手持ちから両手持ちに変え、自分との間合いが詰まった所で力任せに薙ぎ払って行く。
 その一撃一撃によって寄って来るフライ達は次々と両断されていく。
 が、後で斧の刃に1匹の胴体が食い込む。それを見た彼女は斧を大きく振り、食い込んだGを吹き飛ばす。一振りで斧の刃から離れたが、そのフライは飛ぶ力を失い、下へと落ちて行く。
 ルテーガはそれを見ることなく、この場から距離を取る事を試みるが、フライ達は安易にそれを許してくれない。
 彼女はそれでも距離を取りつつ、自分を追い詰めるGを返り討ちにするが、これでは次第に彼等に完全に追い詰められるのも時間の問題である。
 が、其処にサーベルを抜いたカイアが乱入し、ルテーガを追うフライ達の間に突っ込む。突然の乱入者に慌てる彼等は二人から一旦距離を取る。カイアとルテーガもこの機会を逃さず、彼等から距離を取りつつ、気を落ち着かせるために一呼吸する。

「―――カイア、すまねぇ!」
「オイ、それはこっちの台詞だ。お前が引き付けたお陰で俺はちょっとだけ楽になれたってもんさ。」

 と、短い会話の後に二人は武器を構え直すが、カイアは一旦構えを解き、自分達の目先のG達に左手で挑発を見せる。

「今、マシューが飛騎丸の援護をしているのは残念だが、アレを使うまでも無い!」
「全くだぜ!」

 カイアが武器を構えなおしている頃にはフライ達との距離が次第に詰まって行き、二人はすぐに散開をしてこの場から離れた。が、フライ達も二手に分かれ、すぐにまた二人を追い詰める。
 カイアは自分の追うGの数を目で数え、右に180度旋回して突っ込み、サーベルで次々と斬って行き、次に目の前を飛ぶもう1匹との間合いを詰めて行き、抜いたばかりのスローイングダガーで目の切り付けを試みる。
 が、それは避けられ、直に後ろを取られる。
 自分の背中に蟲の手が伸びようとしているのを振り向いて見る彼女はその場に凍りつく。
 しかし、直前にルテーガが斧で薙ぎ払い、難を逃れた彼女は一息付く

「大丈夫か!?」
「ワリィ、ルテーガ。 ………って後ろからまた来るぞ!」

 ルテーガが振り向くと、其処には5匹以上のフライが自分の背を目指して飛んでくるのが見えた。後に彼女はカイアを庇うような位置につく。

「ォイ、まさかこんな所で心中するつもりじゃねぇだろうな!?」
「バァカ! こんな所で誰がそんな事するか!」

 二人の短いやり取りの後、ルテーガは相手を追い払うかのようにして斧を振り回し、やられる者居るものの、フライ達は一旦距離を取る。
 この機に乗じて二人はお互いの背を合わせ、態勢を崩さずにサーベルとダガーを、そして斧を振って自分達に近づく物を次々と斬り落としていく。
 両者の背と持つ武器は異なる物の、敵を斬る速さとスタイルは全く同じ。意気投合している。
 怒声を上げつつ、二人が斬り続けている最中、チューリップがこの場に加わる。
 彼女はその周辺を飛び回りつつ、自分の部下達に気を取られている蝿共を斬って行く。

「チューリップ隊長!」
「ルテーガ達のお陰もあってやっと半分まで減って来ました! このまま一気に行きましゅよ!?」

 二人は眉間にしわを寄せ、「了解!」と返事を送る。
 後に大蝿共を相手に繰り広げられる3人のショーは次第にペースを上げていく。


 彼女達が上で戦いを繰り広げ、ワモンとウォーリアが迫る中、飛騎丸と白鳳は突っ込み、その上を飛ぶマシュー。
 ハンドグラナーテを二つ取り出して投げ、ゴキブリ達の場所の一部を爆破する。
 その機に乗じて飛騎丸は突っ込み、充満する煙と燃える炎の中、薙刀で切り刻んで行く。やがて彼はこの場所を聖域とし、所々見回す。長い触角を持つ彼らは皆―――武者に注目していた。
 羽を広げ、ゴキブリ達は注目の対象に飛び掛るも、武者の愛馬はそれを避けべく軽く跳び上がる。先頭に立つ者達は互いの頭をぶつけ、着地する白馬に踏まれてしまう。
 別の集団がもう一度飛び掛る。
 飛騎丸がその場から動かずに薙刀で応戦するも、その最中にワモン達が後ろを取る。状況はまたしても蟲達に優位を取られつつある。
 が、しかし………

「マシュー、頼む!」

 要請を受けたマシューはまたもグラナーテを二つ取り出し、彼の居る場所に目掛けて投げる。
 最中に騎馬武者がこの場を離れ、手榴弾の爆発によって爆炎が生まれた。巻き込まれたワモンらの脚に引火して吹き飛んでいるのが分かる。
 それでも数はあまり変わらず、免れた者達が二人を追い詰めるだけであった。

「マシュー、御主の手榴弾は後どれくらいある?」
「………二つ。」

 マシューは普段喋る事には慣れていないのか、小声で答えた。

「今、野営地に補給車が駐車してある。エントリヒ製だが中身に予備の手榴弾が含まれている。今持っているのが尽きたら戻って補給してくれ。」

 隣の武者の頼みに彼女は無言で了解した。
 更に追い詰められる中、二人は其々の武器を握る力を強め、対峙する蟲達の空間の中に入り込む。
 彼等が飛び掛る中、騎馬武者が薙刀を振り回し、片目に傷を帯びた空戦メードはまるで護衛するかのように彼を中心に円を描きつつ、ゴキブリ達をなぎ払って行く。
 そんな中、ウォーリア1匹が飛び掛り、それに気づいたマシューは迎撃が間に合わないと判断し、自分の武器でガードする。
 そこを他方に見抜かれ、彼女の方を目掛けて集団で飛び掛かる。
 この瞬間に顔を凍りつかせるマシュー。
 が、其処に飛騎丸が乱入し、自分の薙刀を振り回してこの場の蟲達を追い払う。この機に乗じてマシューは飛び上がり、最後の手榴弾を投げる。
 爆風に乗じで騎馬武者もこの場からまた離れる。後にマシューは感謝の意を込めたような眼差しで彼を見る。

「マシュー、ムーディーに頼んで手榴弾の補充を!」

 飛騎丸の頼みに戸惑いを見せるマシュー。

「爆弾や大砲の助けが無ければ、この地は拙者達にとって不利になる。頼む!」

 未だに彼に対しての心配を引きずりながらも、マシューは手榴弾の補給に向かう。
 が、この状況下では二人の望みは安易には行かない。
 目の前の獲物が飛び去るのに気づいたウォーリア1匹は、背を向ける空戦メードに飛び掛かる。それに釣られて他のウォーリアとワモンも羽を広げ、羽音を響かせて目の前の獲物を追った。
 マシューはすぐに振り向き、スピードを上げる。後に飛騎丸が蟲達の行く手を阻み、その気のおかげで彼女は逃げ切れた。

「相手を間違えおって、お主らの相手は拙者であろう!」

 武者は愛馬から飛び降り、薙刀を捨て、腰の双刀を抜く。
 駆け出し、向い側のウォーリアを2~3体斬り、その先に居るワモンの顔を串刺しにする。
 次の瞬間、他の蟲が後ろを取る。が、飛騎丸はこれを予測していたのか、片足で支える。そして、刺したワモンから刀を抜いた後にもう片方の足で動きを抑えた相手を蹴り倒す。
 それでも懲りずに後ろを取る者が見えるが、そいつに肘打ちを食らわせ、怯んだ隙をついて胴体を斬る。
 同志の死に様に恐れる事無く彼等は飛び掛かる。しかし、飛騎丸も此処は敢えて立ち止まり、恐れずに精神を集中させ、刀を握る力を更に強める。
 相手の集団と自分との距離とタイミングを見計らったのを目で感じ取った飛騎丸は怒声を上げ、自分の体を中心に猛回転させ、影響を受けた刀が近づくものを次々と両断していく。
 が、それでも怯む姿勢を見せない蟲達。
 武者は一呼吸しつつ、再び精神を集中させる。

「――――数は未だに変わらずか。 が、今ので少しは減りつつあるだろう。」

 気を落ち着かせつつ刀を構え、片手で挑発する。
 当たり前にも挑発に反応を見せないゴキブリ達は相変わらず突っ込む。
 飛騎丸も駆け出し、後に足元の位置に入るワモンの幼体を蹴り飛ばす。その幼体がウォーリア1体の顔面に当たり、一時的に視界を奪ったこの機に乗じて両腕を斬り、次に頭を両断する。
 その間に他の幼体達がへばり付こうと飛騎丸の足元に近寄る。
 が、しかし彼は下の様子に気づき、幼体を次々と踏み殺しつつ、飛び掛ってくる者達を次々と斬り倒して行く。


 マシューが漸く野営地に戻り、補給者の前で一旦翼を休める。

「お疲れ様です。補給でありますか?」
「あぁ、手榴弾…………あるか?」
「勿論です! エントリヒ製ではありますが、とびきり上等間違いなしであります!」

 ムーディーの言葉を信じて空戦メードは補給を頼んだ。
 彼は補給者のコンテナを開け、その中から手榴弾を貪る様に有りっ丈取り出し、それを前々から持参していたのか、大きめの風呂敷に包み、彼女に投げてよこす。
 予想外の量に驚きと戸惑いは隠せなかった。

「彼の助けこの量以上は絶対に必要です!」

 兵一人の真剣な眼差しを目の前に、迷っている暇もなく風呂敷を背負って戦場へ戻るが、マシューは手榴弾の量に疑問を抱いていた。5~6個程度なら兎も角、風呂敷に包めるくらいの量は自殺行為も良い所だ。戦場が近付くにつれ、彼女の思考は別の方へと移っていった。今は仲間を助ける事が大事だ。
 現状は何とか防衛線を守りつつも、追い詰められている所だろう。
 またもゴキブリ達に囲まれている飛騎丸を発見。投下範囲まで飛びつつ、風呂敷から手榴弾二つ取り出し、起爆の後にそれを投げる。
 その爆発の範囲は自分のより更に広範囲に、爆破力は更に増している。が、それは不幸にも武者をも巻き込み、彼は勢い良く吹き飛ばされた。
 自分の誤作動に対しての混乱を他所に飛騎丸は背中を打ち、自分の上を飛ぶ彼女を見上げる。

「す、すまない………。大丈夫、か?」

 マシューは罪悪感を抱くような表情で見下ろすが、武者は怒るどころか、「良くやった」と言わんばかりに甘いマスクを浮かばせる。

「―――今のは御主か!? 期待通りの爆発だな!」

 背中の痛みを表情で無視しつつ立ち上がり、大蟲達に構えをし直す。空戦メードは意外な返事を受けた為か、硬直だった体を戻し、態勢を整える。

「良いか? 拙者が合図したら、今投げた分の2倍を拙者に当てるつもりで投げてくれぬか?」
「に、2倍………!?」
「そうだ、2倍だ。さっきはタイミングを大きく見逃した為にお主に恥を晒してしまった。だが、今度は大丈夫だ。拙者を信じろ!」

 不安と疑問が空戦メードの頭の中に残る中、地上戦は第2ラウンドを迎える。
 ゴキブリ達は幾度と無く飛び駆るものの、武者は避ける意欲すら見せずこの場を立ち尽くし、自分の肉に牙を触れようとする物を両断する。
 この繰り返しの中で時間が経つにつれ、徐々にまた武者を囲んでいく。
 が、彼はこの時に焦りを見せず、むしろこの機会を待っていたと言いたいかの如く、表情に余裕を見せる。

「今だっ!!」

 地上の合図を目視したマシューは目的の場所に向けて手榴弾を二つずつ投下し、飛騎丸が上に飛び跳ねた直後のタイミングでその場は大爆発を起こす。
 数多くのゴキブリ達が巻き込まれ、無知にも爆炎がもたらす煙の中で他のワモンとウォーリアは混乱する。触覚から感じ取る匂いで探すも、煙の匂いが充満して思うように消えた獲物が探せない。
 次の瞬間、煙の中から武者が姿を現し、同じ空間に居る大蟲達に斬撃を入れていく。後に一息入れてから、彼は自分の視界を見回す。

「さぁ、とくと味わえ。此処からが拙者の本当の舞踊だ!」

 片方の刀先を彼等に向けてそう言うが、大蟲達は当たり前にもそれを無視して一斉に突っ込む。
 が、最中にマシューの手榴弾が一斉に降り注ぎ、この場は火山の噴火かマグマの噴出の如く大爆発の連鎖が押し寄せる。
 飛騎丸はメード特有の機動性を有して走り出して爆破を逃れつつ、この地の蟲共をなぎ倒していく。爆発に多少巻き込まれても何とかバランスを整え、華麗な着地を披露。
 兜の一部分と左腕の鎧で覆われた部分に火が付き、脚の裏に煙が出ても尚、爆風が押し寄せる中で大蟲達に挑んでいく。
 こんな事、生身の体しか持たない歩兵ならば当たり前にも捕食されるし、焼死は見えている。
 また、普通の衣装―――或いは軍服を身に纏ったメードでも軽い火傷では済まなくなる事だってある。
 よって、この戦法は防御力を武者鎧で補っている飛騎丸だからこそ成せる荒業であろう。
 次の彼は両断したワモンやウォーリアの残骸から火が燃えている地で、愛馬を呼び出す。
 鳴声を上げながらも主人の元に向かい、主人が乗った所で残りの蟲達が周囲を囲み、徐々に距離を詰める。
 が、その最中に空戦メードから投下された数多くの手榴弾が降り注ぎ、また一斉に大爆発が起こる。巻き込まれた大蟲達が吹き飛ばされる中、武者を乗せた馬は高く跳び、この場から一旦離れる。
 このコンビネーションのお陰で地上の数は大いに減ったが、この一戦で誕生した炎と煙は未だに濃く残っている。
 そんな中、飛騎丸はこの場所に残るゴキブリ達の数を把握し、手持ちの武器を双刀から薙刀に戻す。

「マシュー、此処で決めるぞ。」

 マシューがバトルアックスに持ち帰った後に、二人の戦人は地上戦を続ける。が、この時マシューは飛騎丸に対してこう思うのであった。

(―――ったく、無茶しやがって。本当の馬鹿なのか、それともタフなのか分からねぇな。チューリップ隊長が見たら如何思うだろうか。)


 下の世界で二人が残り少ないゴキブリ達と決着をつける中、上の世界で3人もまた、ハエ共と決着をつけようとしていた。
 クリューアルファングによって斬られた虫の肉片が下に落ち、彼女とその後ろを飛ぶメード達の爪は残りの虫達に向けられる。

「二人とも、此処でケリを付けましゅ!」

 後ろの二人が上司に了解の返事を送り、彼女達は自分達の力で少数までに追い詰めたハエ共を更に追い詰める。
 この決着はほんの数分で決まり、相手は彼女達の勝ち戦に花を添える形に終わった。
 チューリップの側でカイアとルテーガが溜息をする。

「終わりましたね。」
「えぇ、後は飛騎丸さん達の援護でしゅ。」

 微風が吹く中で3人が肩の力を和らげ、下に降りようとする。
 が、その最中に………

「―――!? チューリップ隊長、正面から何かデカい奴が2体飛んで来ます!!」

 ルテーガの知らせに二人は和らげていた緊張を高め、高度を上げてそれに備える。
 彼女達の居る場所に向かって飛んで行くそれは、フライでも羽ばたいて飛ぶウォーリアでもない。
 トンボに酷似している上に巨体で、それを運んで飛ぶ大きな羽は低空であれば普通に飛ぶだけでも周辺に風が生まれるだろう。
 次第に距離が狭くなっていく中で、チューリップ達はこのG2体が何者であるかを思い出す。

「ドラゴンフライだ、あのサイズで2体は厄介だぞ!?」
「二人とも、気を抜かないで!」



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最終更新:2009年10月11日 16:25
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