概要
「大君に尽くし、その下に散る。それが我が最上の誉れである」
「……今宵は飲もう。飲み明かすのじゃ」
読みは「みの」質素と酒を愛する
楼蘭皇国天皇近衛師団所属の古参メード。抜刀して信号ラッパを吹き鳴らすことから過去の軍人から名を取り「野狐」と呼ばれる。
古参メードにありがちな軍人気質、そして寡黙で雄々しく果敢。旧く廃れた武士道と君への絶対の忠誠を心中に抱き、それを枉げない頑固者。
昔の将軍のような貫禄を持ち、表情一つ変えずに戦場に足を進めるが、戦術や戦略はど素人であり兵を鼓舞して進撃させるだけのカリスマ性を持つ。
性能は同世代と比べてやや低く、習得した武術や経験で何とか誤魔化してはいるものの力不足は認めるしかない状態まで追い込まれており、現在は主に士官学校に教員として務めている。
全ての戦線へ赴いた経験、重傷を負っても必ず生き延びる幸運、過大とも言えるほどの責任感から戦死した兵士やメードの死を引き摺るきらいがあり、士官学校勤務を進められたのも
その真摯すぎ、現実から目を逸らさない性格からとされ、事実嘘を嫌い正しいことを率先してやらせる一般教育から軍人教育まで多様にこなしてみせた。
天皇近衛師団に所属してから巴という仲間と信濃という守るべき対象ができた事で、元々表情の変化が見られぬ朴念仁から満面とは程遠いながらも笑顔を見せるようになった。
艶のある長い黒髪に泣いているようにも見える黒い瞳。旧い精神を具現化したように黒を基調とした肋骨服と呼ばれる旧軍服を着ている。
- 通称:野狐
- 出身:楼蘭皇国
- 所属:楼蘭皇国陸軍近衛第二連隊 → 天皇近衛師団
- 装備:西部式小型自動拳銃、十式軍刀、信号喇叭
- 身長:147cm
- 誕生:4月2日
- 年齢:外見14歳(実年齢7歳)
- 教育担当官:能義稀久 元帥(1939年5月23日没)
武士 |
★★★★ |
実戦経験 |
★★★★★ |
爺臭さ |
★★★★ |
乙女 |
☆ |
西部式小型拳銃
7mm西部弾を使用する自動拳銃。「恩賜」の烙印が施されており、美濃がザハーラ領の二つの戦線より帰還した際に授与された恩賜品であるとも、
担当者である能義稀久元帥から授かりうけた物とも言われる。
通常の拳銃より威力が不足しており、装弾数も6発とやや少ない。
安全装置は銃把前面にあるグリップ・セーフティのみで、撃針による発火機構を持つ。
十式軍刀
正和十年に開発された軍刀。刀身は機械打ちの工業刀だが、研究改良の末に楼蘭刀以上に実戦向きとなっている。
下士官用で士官用軍刀とは異なり、刀身・外装共に量産規格化されており、万一破損したとしてもすぐに直って帰ってくる。
美濃の所持しているものは最初期型のもので全長は95.5cm。刃長67.8cm、反り1.5cm。
刻印は「飯山刀劍製作所・倭・四つの砲弾」のマークがそれぞれあり、刀身の番号は5207。
関連項目
登場作品
最終更新:2010年02月16日 01:34