MONOCHROME-4

(投稿者:めぎつね)

「これで終わり、かな」

 辺りに屯っていた害虫の駆除を大凡終わらせて、サーシェは一息ついた後似そう漏らした。
 味方の撤退は完了している。殿を引き受けたのだ。実際それは、自分にそれなりに向いている役割だと思った。どうにも自分は、他のメードと足並みを合わせるのが下手らしい。銃器の扱いが上手くないというのもあるが、自分の戦い方が部隊行動というものに合わないことが最たる原因ではないかと今では思っている。

「結局、何匹仕留めたんだっけかな」

 撃墜スコアは基本的に自己申告になる為、真面目に申告しているのは果たして何人いるのだろうか。同伴者や目撃者が居れば申告数がそのまま通る場合もあるが、大抵は半分程度に見積もられる。逆に一騎当千たる最精鋭のメードは、倍近い数字で計上される場合もある。まぁ数えるのが馬鹿らしい数を処理しているという理由もあるし、死骸すら残らない攻撃方法を用いているという場合もある。
 今回は二十を数えた辺りで、阿呆らしくなってやめた。以前はそれぐらい、苦でもなんでもなかったのだが。やり方はどうあれ、それを増やせば確実に周囲からは認められた。ある程度の自由も利く。期待も得られる。自分の立ち位置を明確にできた。それは僅か数年程度の歴史しか持たず、過去も背景も無い自分達にとっては居場所を確保する上で最も大事なことの筈だった。
 自分の撃墜数が、アルハのそれをとうに上回っていたと知った時だ。急に虚しくなった。あの感覚は、今でも忘れてはいない。忘れられそうもない。
「そんな筈、ないのにねぇ」
 出てくるのは溜息と自嘲ばかりだ。頭を振り、黙想を振り払う。こんな場所で物思いに耽ってどうしようというのか。死骸と異臭と粉塵に塗れたこんな場所で考え事をするぐらいなら、基地の屋根にでも寝転がって黙考していたほうがまだマシな考えが浮かぶ。

「……帰ろ」

 うんざりと囁いて、鉾槍の穂先にカバーをかけようとする。その時だった。

「ん?」

 雲の向こうに、星を見た気がした。
 実際、こんな間昼間に星など見える筈が無い。そんな事を言えば笑われるだろう。考えを改め、サーシェは半眼になって目を凝らした。逆光の所為でその姿形は全く判別できないが、星などではないというのは確かだった。眼球を刺す強い光の中、それは初めは黒い点として見える。しかしそれが時間と共に大きくなるにつれ、何かが落下しているのだと理解した。

「軍の戦闘機?」

 そう結論付けたのは、落下物が炎上していたからだった。どの辺りに落ちるかはある程度見当がつけられそうだが、どう頑張っても落着には追いつけそうにない。この辺りは平地だが、南に進むと崖になっている箇所がある。炎熱の塊が落ちていくのは、まさにその方角だ。
 崖の手前に落ちれば、落着地点には辿り着けるだろう。逆に崖を越えてしまっては難しい。

「……行くべき、だよね。こういうのは」

 誰かさんなら迷いもしないだろう。誰かさんは多少頭を捻らせてから行くだろう。

「行くよ。行くさ」

 誰に促されたわけでもない。
 だが何かに催促を受けたような気になって、サーシェは火球の落ちる方角へ足を向けた。歩いていては時間がかかりすぎるが、間に合わないのだから全力で走る必要もない。結局小走りで落ちたと思しき場所に向かい、辿り着いたのは十数分ほど経った頃だった。そして見つけたものは、実にどうでもいい代物だったが。

「フライ級……かな。けどこんな所で?」

 そう呟いたものの、目にした物体は原型を何一つ留めていなかった。サーシェがそれをフライ級と判断したのは、炭に変じた物体の周囲に金属片が散乱していないことと、燃料を積んでいた人工物にしては落下でできたクレーターが小さいこと、最後に異臭でだった。最後が決め手だ。肉の焦げたものともまた違う、胃の奥が萎縮する吐き気を催すような臭い。
 しかしこれがフライ級だとして、疑問が幾つか湧いてくる。フライ級自体は一応、グレートウォール戦線のあちこちに出没する。だがこの区域の近辺に出たという話はまだ聞いたことがない。この近辺は戦闘機や輸送機の往来が多く、それらの天敵であるフライ級が出るなら大問題になる。空戦メードの投入数も少ない。それは他所から引っ張ってくればどうにでもなるのだろうが……
 思索はそこで止まった。が、同時にその必要も失せた。爆発音を従えて、メードが一人崖の向こうから――幾らメードとはいえ、一足飛びで越えられるような高さではないのだが――飛び出してくる。それに追従するように、フライ級が十数匹。
 状況の急変に戸惑いつつも、身体は自分が思う以上に動いていた。フライ級の一匹が闖入者へと体当たりをかけ、メードのほうがそれを無造作に避ける。そのタイミングで一瞬、そのメードと目が合った気がした。錯覚だろう。その頃にはこちらはもう、突進してくるフライ級の姿しか見ていなかった。この蟲にどの程度意思があるのかは分からないが、突進を避けられた先に伏兵がいるなどとは夢にも思っていなかったろう。泡を食ったような動きで翅を羽ばたかせ、一気に上昇しようとする。だが直進の勢いを殺すより、こちらの射程に入るほうが早い。結局フライ級が上昇したのは、穂先に触れた後だ。頭半分寸断された状態で、跳ね上がるように空の彼方に消えていく。
 それを見送った頃には、フライ級を引き連れてきたメードがすぐ隣まで近づいてきていた。蟲のほうはほぼ全て上空に舞い上がり、ある程度のところで全てが静止した。様子見だろう。

「こんな所に一人?」
「……まぁ、ね」

 聞かれた内容に口数少なめに答えつつ、サーシェは現れた女を横目で観察した。背丈は自分よりやや高め、銀髪と赤い瞳、赤を基調とした薄手の衣装には黒のラインが何本か施されているだけで、それ以外に目立った装飾はなく国籍も判別つかない。顔立ちは大人びているが、アルハと違って丸い瞳に幾らかの愛嬌があって親しみやすそうではある。

「そっちこそ一人? 数は多そうだけど」
「後始末を引き受けたのだけれど、相手がこれだからね。撤退する部隊から引き離す過程で、随分と距離を取ってしまった。装備がメンテ中という時に、下手に仕事は請けるものじゃないわね」
「手が要る?」
「貸してくれるなら、遠慮なく」

 お互い意思確認だけ済ませて、ほぼ同時に左右に跳んだ。フライ級の突貫を躱しながら、直前まで立っていた場所に置いてきた槍の穂先を傾ける。自分から刃に突撃してきた阿呆の身体半分を裂いて、サーシェはそのまま次を捜して切っ先を彷徨わせた。短機関銃は一応携帯しているが、それを片手にぶら下げながら槍で戦闘するのは難しい。それでなくとも、銃撃は比較的苦手なほうだ。ならば槍一本に絞ったほうがいい。

(フライ級か)

 戦った経験は一度も無いが、やれないことはなさそうだ。少なくとも、羽音を聞いてから動けば大抵の攻撃は避けられる。
 そして予測した相手の軌道に得物の刃先を置いてくるのは、サーシェが最も得意としているものだ。
 羽音に合わせ地を蹴る動きと共に、目標の通り道に槍の穂先だけを残す。鉾槍は切れ味の悪い武器だが、永核の恩恵がそれを打ち消している為その鋭利さは恐ろしいまでのものに変貌している。音速で動く相手に触れさせても、多少の反動を感じる程度で済むぐらいにはだ。体勢を立て直した頃には、半身を切り裂かれて絶命したフライ級の残骸が地面に激突して砕けながら跳ね回っている。それを見送って、サーシェは別の獲物を探し目を凝らした。地表近くには一匹も見当たらない。視線を上に上げると、ほぼすべてのフライ級が一点に集まっている。
 上空数十メートルほどに滞空するフライ級の数は十数匹。こちらから攻める有効な手段は無い。故に必然的に、相手に攻められるのを待つ形になる。飛び掛ってきた相手を処理するのは難しくないが、それを続けて警戒されれば立ち行かなくなる。乱戦であれば気にするものでもないが、こう距離を置いて退治しているとなると、厳しい。そう考えていたが。
 上空に滞空していた十数匹、その内の一匹が唐突に爆ぜた。その余波を受けて、フライ級の群れ混乱したように四散する。
 いや、唐突というのは少し違うかもしれない。一瞬だが、視界の端に光の塊が映ったような気がした。だが断じて銃弾などではない。加えて、それをやったであろう赤服のメードを見やっても彼女は銃撃どころか銃を持ってすらいない。

「なに、今の!」
「只の、ちょっとした手品。大したものじゃないわ」

 言いながら、彼女は軽く手首を振った。その動作が起点になっているのか、僅かに指先だけを曲げた掌の中にぽっと光が灯る。

「飛ぶ鳥は私が落とす。代わりに、降りてきた連中は貴方に任せたい。お願いできる?」
「……ま、いいでしょ」
「ありがと」

 女はこちらに届くか届かないか、そんな小声でそう告げると、今度は大きく腕を振った。投擲された(という表現が適切なのかどうかは知らないが)緑色の光弾は二つ。一つは加速をつけながら弓なりの軌道で、フライ級の脇腹だと思われる部分に直撃した。弾の色そのままの強烈な光を伴った爆発がフライ級を包み、それが晴れた頃には炎上したフライ級が明後日の方角へ落下してきている。
 二発目は狙ったフライ級を逸れたが、大きく円を描き再度同じフライ級に向かう。蟲もそれに気付いたかかなりの勢いで上昇し引き剥がしにかかったが、逃げ切れずに撃墜された。
 ほぼそれと同じタイミングか、残っていた十匹前後が、一斉に散った。半分が急降下して地表からこちらへ突撃してくるのに対し、残り半分は上空で散開し行方を晦ませた。見失った、としたほうがいいか。既にサーシェにそちらを見ている余裕がなかった為に、上空の居残り組がどう動いたか判らなかったのだ。
 降下したのは一見した限りで五、六匹。歪な翅を羽ばたかせた醜悪な形相の怪物が、一斉に飛び掛ってきている。こちらに向かってきたのは四匹、残りが赤服の側へ。降下した奴等は受け持つと公言はしたが、自分の側へ寄らない連中までは対処できない。こういった状況であれば自分を前列、彼女を後列として陣を組むのが効率的なのだろうが、生憎とそれをやっている時間はありそうにない。それ以前の話として、お互いの実力と手の内が分からない様では陣など組めるわけもないが。

「二匹行った」

 こちらの言葉に、相手は指を二本立て手首を振って答えとした。了解という意味だろうか。そう受け取るよりあるまい。

(なら、こっちはこっちのことに集中するか)

 幸い、突進してくるフライ級のそれぞれと接触するには幾らかの間隙がある。同時に襲われさえしなければ、対応はどうとでもなる。まず軽い跳躍で一匹目の突貫の射線から抜け出すと、その軸線状に槍の穂先を乗せる。蟲が刃先に体当たりしてその向こうへ抜けるのを手応えだけで判断し、サーシェは槍の位置を僅かに調整した。これは二匹目の射線だ。最初の跳躍でその軸からも抜け出している。
 或いはフライ級のほうが戦い易いか。二度目の跳躍で修正の入った三、四匹目の攻撃ルートからも離れ、そんなことを頭の端に思い浮かべながら刃先の位置を想定の場所へと滑らせる。敵の速度は圧倒的だが、その扱いは馬鹿正直だ。目で完全に追うのは辛いが、読むのは難しくない。

(一匹逃がした)

 手応えの浅さから、そう判断する。まぁ大して問題ない。別に防衛線を展開しているわけではないのだ。
 サーシェはすぐに振り返ると、討ち漏らしを捜して視線を泳がせた。斬った連中の死骸は見当たらないが体液の疾った跡はある。崖下にでも落ちたか。
 一見して血痕は三つ。やはり一つ足りない。

「さて、さて。何処に行ったやら――」
「左!」

 鋭い一言を受けて、足より先に手が動いた。槍の柄を長く持ち、自分の眼に映る範囲、その外側を薙ぎ払う。返ってきたのは十分過ぎる手応えだった。反動を伴うほどに。斬った感触は無い。柄に当たったのだろう。十分だ。槍を持ち直しながら踵を返し、反転し地面に転がっていた蟲の頭を落とす。

「逃がした奴が、これ、ってことでもないか」

 幾らフライ級が機敏であろうと、こちらが振り返る僅かの間に回りこんで来たとは考え難い。そもそもが自分達の突進の勢いも殺せない連中だ。おそらく逃げた一匹はそのまま上空へと退避し、空中に残っていたものの一匹が仕掛けてきたのだろう。見上げれば散開していたフライ級は再度終結しているようだったが、混ざってしまえばどれが討ち漏らした一匹だったのかという見分けはもうつかない。
 そうこうしている間に次が来る。いや、これが最後か。上空に残っていたフライ級全てが向かってくる。今度は全部で五匹。ちらと視線を赤服の方へ傾けると、彼女の左右には灰になったフライ級が二匹。先程行ったものは両方蹴散らしたようだ。残ったフライ級の数から鑑みて、それ以外にも数匹墜としたと見ていい。
 負けてはいられない。が。

「……舌噛んだ、な」

 不意打ちの一匹に仕掛けた際にやってしまった。喋れないほど酷く噛んではいないが、それでも痛いものは痛い。しかしこういった痛みは当然ながら集中には邪魔なのだが、さっさと終わらせてしまおうという意気込みは増したりする。そして幸か不幸か、これで終いだ。
 こちらに挑んできたのは三つ。先程と同じように斬り飛ばす――という表現が適切なのかどうかは微妙なところだが。こちらは基本的に敵の進行方向に槍の穂先を置いているだけだ。受動的な面は正直気に喰わないものの、このスタイルが一番自分に合っていたのだから仕方ない。
 突撃のコースが見えてしまえば、そう動くのは難しくないのだ。所詮は予測だが、大凡当たるのだから十分信頼に足る。一つ、二つと接触間際に体と刃の位置を入れ替えて処理していく。複数で同時にかかってこられた場合、この手は大抵の状況で使えない。が、実際に完全に同じタイミングで襲い掛かられるなどというのは稀だ。サーシェ自身、そんなものは幾度にも渡る戦闘の中でごく数回しか経験していない。
 次撃までには必ず数瞬の間がある。メードにはそれでも十分だ。三匹目との接敵は二匹目とほぼ同時だった。が、全くの同時で無いのだから、やりようは幾らでもある。刃先を進行方向に仕掛けるのはもう間に合わないが、代わりに柄が動かせる。身を捩りながら鉾槍を逆手に持ち替えると、三匹目の横腹を柄で突いた。貫通すればそれはそれでしめたものだったが、予想以上に甲殻が硬く軌道を逸らしただけに終わった。それでも元の速度が尋常では無いのが災いして、地面に身体を打ちつけた後は地表を抉りながら数回バウンドして数十メートルを転がり、動きを止めた。いや、まだ動く。
 止めを刺すには距離がある。腰の短機関銃に手を伸ばそうとして――
 不意に、槍を逆手に持っている現状に気付いた。そのまま振り被って、投げられないこともない。

(……当たるか?)

 構造上、剣よりは槍のほうが投擲には向いている……筈だ。実際には、最初から投槍として作られたもの以外の槍は投げる事には不向きな構造だ。重量バランスの偏っている鉾槍はその最たるものといえる。が、流石に剣よりはマシだろう。
 実際に試してみるか。暫く、迷った。っしてその間に、緑色の爆発がフライ級を吹き飛ばしていた。
 何故か状況が理解出来ず、少しの間、目をぱちくりとさせて炎上するフライ級を眺めていたが、時間と共に把握していく。理解すれば、今度は何故その状況を頭が理解できなかったのかという疑問が湧いてきたが、それは隅に置いてサーシェは赤服のほうを見やった。彼女は軽く手を振ったようだったが、平手でではなく中指と人差し指だけを立て伸ばしていた。案外、その手の形を作るのが彼女の癖なのかもしれない。

「余計なお世話だった?」
「……いや、そんなことない」

 小さく首を振り、サーシェは逆手に掴んでいた槍を持ち直して、肩に担いだ。一体何を考えていたのか。馬鹿馬鹿しい。変な迷いを抱いた所為でスコアを一つ逃した。

「それにしては、随分な顔してるわよ?」
「へ?」

 言われた意味が分からず、サーシェは左手で自分の顔に触れた。無論それで自分がどんな表情をしていたかなど分かる訳がないのだが、何か可笑しいものでも見えたのか赤服が吹き出した。口元を隠しながら笑う彼女に尚更意味が判らず、半眼になって相手を睨みつける。

「なんだよ」
「いや、ごめんなさいね。悪気は無いのよ。ただ、もう抑えが利かなくて」

 そうは言いながらも、顔を伏せて肩を震わせるのを止める気配はない。緊張の糸でも切れたように。一度決壊すればもう抑えられないという意味か。怒るというよりは呆れて、サーシェは見せ付けるように嘆息した。暫く経って漸く落ち着いたのか、彼女は腹を抱えるのはやめたが、目尻には涙が溜まっている。本当に、何がそんなに可笑しかったのか。

「よくわからないけど、満足した?」
「だから御免ってば。こればかりは、謝るしかできない」

 手の甲で目元を拭いながら、頭は下げないが(まぁ下げられても困るが)申し訳なさを潜ませた声音で彼女は告げてきた。少しだけ驚いたのは、涙を拭った後にはもうその直前の面影が微塵も残っていなかったことだ。微笑はしていたがその色は随分と大人びていて、別人のような印象を受ける。
「じゃ、この辺で行くわ。縁があったら恩は返す」
「ん」

 文句はもう少し言いたかったが、舌が痛むのでそれはやめた。返答は頷くだけで留め、踵を返そうとし――
 一つ気になって、サーシェは反転しかけた身体を戻した。既に相手はこちらに背を向けて、絶壁のほうへ歩いている。そちらから来たのだから、それは当然か。その背中を呼び止めるつもりで、声をかける。

「気になったんだけどさ。あたし、どんな顔してたの?」
「自分自身に聞いてみたら? それじゃあね」

 振り向きはしないままそれだけを返して、彼女は後ろ手を振り行ってしまった。追いかけるという選択肢もあったが、自分も自分で戻るべき場所は別にある。負傷もしていないのに、勝手に他所の厄介になるわけにもいかない。

「自分に聞け、ねぇ」

 言われずとも、要点は見えている。ちらついた影が誰だったか。それは既に解っていたからだ。

 だが、それを自分でどう感じたのか。何かを思った筈だったが、もう憶えていなかった。
最終更新:2012年01月08日 00:58
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