Op.5 a dark meaning

(投稿者:エルス)




  暗闇の中に佇む黒い闇。輪郭が曖昧になるほど黒く、そして静かで重々しい空気を発するそれは、被っていたヴェールを取って捨て、その感情の無い目と白い肌を露わにする。

 「ドロッセル……今度は、貴方を殺すつもりで戦います。手加減なんてしませんからね……」

  殺気を殺す事に慣れていないのか、分かり易すぎる殺気を出しながら、ルルアが低い声でそう言った。
  こいつがここまで殺気を出したことなんかあっただろうかとぼんやり考えながら、出来る限りの速さで立ちあがろうとした瞬間、エルにまた小突かれて、俺は尻もちをついた。
  睨みつける気にも反抗的な態度を取る気にもなれなかった。体温が下がって来ているのはなんとか分かったし、さっきから思考力が段々と落ち始め、身体に力が入らなくなっているのも分かっていた。
  でも、まだ戦える。だけど、エルはそれを認めてはくれない。当たり前って言えば当たり前だ、死に体で戦うなんて、正気じゃないだろうから。

 「……一対一?」
 「もちろんです。エルフィファーレシリルは、そこでじっとしていて下さい。さあ、方を付けるとしましょう」

  ルルアが目を細め、カタナを両手で握り、肺に溜まった空気を吐き出した。
  鉄錆臭い室内を意識から締め出し、相手だけを知覚し、あらゆる攻撃を察知して受け流す。極限まで高めた集中力が場の空気をピンと張りつめたものに変えるのが、俺にも分かった。
  対するドロッセルはゆらりと身体を動かし、袖の中から銃身が上下にあるダブル・デリンジャーを取り出し、閉じていた足を広げてどこを見ているかも定かではない、光の無い目を前方に向け、鈴の鳴るような綺麗で、それでも無感情な、中身の無いガラスのような声で言った。

 「……状況、開始します」




  俺を庇うような位置に居ようとするエルを無理矢理退けて、二人の戦いを見ようとしたが、見れなかった。いや、見ているのだが、一体何が起きて、そしてどうなっているのかが分からなかった。
  何もないと思っていた空間で火花が散り、気づいたら壁に黒塗りのナイフが突き刺さっていて、意味のない動作をしたと思えば切断されたワイヤーがひらりと床に落ち、ただの鍔迫り合いと思えば次の瞬間には斬り合いに戻っている。
  正直、怖かった。どうしてここまで戦えるのか、俺には理解できなかった。レベルが違うとか、そういう話じゃない。
  もっと根本的な問題があるからこそ、俺は怖いと思えた。きっと、きっとそうなのだろう。二人は、手に入れられないものを求めてる。それを本気で求め続けているからこそ、強さに上限が無い。
  だがそれは単なる馬鹿だ。永遠に手の届かない理想に手を伸ばし続けて、只管に強くなってしまった、ただの馬鹿だ。
  でも二人は馬鹿じゃない。純粋にそれを求め続けているから、こいつなら出来るかもしれないと思える。信念の違い、覚悟の違い。それらすべてが、俺とは違う。

 「……目で追えるか?」
 「ギリギリですけど、なんとか」
 「……だろうな」

  目まぐるしく立ち位置が反転し、無駄のない動きが呼吸をする間もなく連続で行われる。技術を完全にものにした者だけしか出来ない、究極の殺し合い。
  隙も無い、無駄も無い、暇も無い。呼吸すらも許されないのではないかと思うほどの緊張感が、嫌でも伝わってくる。
  見えないナイフを弾き飛ばし、見えない暗器を無力化しつくし、予想も出来ない攻撃を防ぎ切り、たった一太刀で人体を両断する事の出来る一撃を加え、踏み込み、その身体を両断せんとする。
  殺しにのみ特化した、これ以上無いほど美しく、思わず見とれるほどの刀の軌跡。
  でもそれは、触れれば指が切断され、迂闊に近づけばただの一撃で切り捨てられる、二人の経験の集大成だった。実体験の基づいて無駄を省いた、殺すための技。
  それは決して他者に見せつけるものではなく、ただ個人が保存し、必要な時だけに使う。言わば、必殺の技だ。
  吐き出される息も、使用される筋肉も、極限まで無駄を切り詰めていた。それらの根本である常人離れした集中力が、その力微妙な配分を可能にしている。
  張りつめた糸を更に引っ張って、千切れるか千切れないかの間で戦っているようなものだと、俺は思った。
  無論、それは正気では出来ない芸当だ。人間というのはそう長時間集中力を保っていられる生き物ではないし、なにより、その集中力自体が既に人間の限度を超えている。
  反射で避けるべき攻撃を認識し、判断し、そして回避するという、化け物染みたことを何十回と連続で行っているのだ。
  これは俺にできない芸当ではないが、二人のレベルは正に俺と比べて雲泥の差がある。
  追随できる攻撃の速度が違うだけでなく、二人は回避した後の攻撃、もしくは回避行動まで考えつくしているのだ。でなければ、互いに殺しあっているというのに、一向に勝負が決まらないという状態になるわけがない。

 「はぁっ!!」
 「………!!」

  極東の島国である楼蘭で武士の魂と呼ばれた刀と、暗く長い歴史の中で生まれた暗器が火花を散らし合い、極たまに、暗殺の歴史に名を残すデリンジャーの発砲音が、部屋の空気をビリつかせる。
  その戦いは、理解できるものだった。でもそれは、理解できるのが精いっぱいの戦いだった。目で追いきれないし、何よりドロッセルの攻撃が見えないのだ。
  一応、こちらに飛んできたナイフはトレンチガンで吹き飛ばしているが、途絶えかけの意識の中、どこまでやれるか分かったものではない。
  もしかしたら弾かれたナイフで死ぬかもしれないなと思いながら、俺は冷たい床に座り込んだまま、二人の殺し合いを見続けた。
  欠点の少ない、攻防優れた正眼の構えをとるルルア。そして大きな袖からデリンジャーを取出し、銃口を向けるドロッセル。
  戦い方も、その信条もまったく異なる二人の戦いは、何処で終わるのか、全く予測ができない。もう数十分が経過した気がしたが、どちらもあと一時間以上は戦い続ける気がした。

 「………」
 「………」

  先程までの死闘を感じさせない静けさと、一段と濃くなった殺気が、部屋の空気を飽和させ、咽返るほどの死臭を漂わせる六体の死体の存在を薄めていた。
  二人の集中力を肌で感じ、空気が固く、重いものに変換され、呼吸をするのも辛くなるほどの緊張感が俺の体を包んでいく。
  それが幻覚であると知っていても、抗いようのないプレッシャーの存在が、感じるものが幻覚などではないと声高に否定していた。
  体が張り付けにあったように動かせない……いや、これも錯覚にすぎないのだ。左手以外は問題なく動く筈なのだ。ただ、動けないと錯覚させるだけの殺気と緊張感を感じているから、動かせないだけで。

 「……暗器使いと聞き、些か胸を撫で下ろしていた自分が酷く憎たらしい」
 「………」
 「しかし、正面からの斬り合いでここまで善戦する技量。一度負けていなかったら、私は胸中に油断を抱いたまま死んでいたでしょう……でも、私は一度負け、強くなった」
 「……だから?」
 「貴方と出会えて良かった。貴方は私を強くしてくれた。そんな貴方だからこそ、心からの感謝と、私の持てるすべての力を結集し、全力全開の斬り合いを」

  フッとルルアが笑ったのか、俺から見えるルルアの顔が穏やかなものに変わり、殺気が些か和らぐ。
  だがそれでも、十二分に殺気を放っていることに変わりはなく、俺は相変わらずの息苦しさに呼吸困難に陥るんじゃないかと思った。

 「……私には関係無い。貴方がどう思おうと、私にその言葉は届かない。何も感じない、何も受け入れない……それが私だから、私であるから。私は勝ち続ける、私が私である限り」
 「なるほど、言葉は不要……と。良いでしょう、言葉などではなく、実力で。暴力ではなく、持ち得るすべての技術を出し尽くし、それを貴方への……最大限の敬意としましょう」
 「言葉も敬意も不要。貴方は私と戦えばいい。それだけでいい。表の貴方と、裏の私……勝つのは、私……」

  ドロッセルの言葉に、ルルアはただ口元に笑みを浮かべただけだった。今まで戦うときは真剣そのものであったルルアが、今までにないほどに死を感じているだろうこの戦いで、笑みを浮かべていた。
  過緊張で口元が引きつったわけでも、この戦いに楽しさを感じているわけでもなかった。馬鹿に教えられた馬鹿である俺だから分かる。アイツは……ドロッセルに感謝しているのだ。
  私を叩き潰してくれてありがとう、私を強くしてありがとう、そして……ここで私と殺し合いをしてくれて、ありがとうと。まったく、どこまでお前は馬鹿真面目なのだと、肩をつかんで怒鳴りたくなる。
  ざっと足を動かし、ルルアが刀を構えた。膝をわずかに脱力させ、重心をセンチ単位で落としたのが分かり、俺は止めろと口に出しそうになった。
  それは居合腰と呼ばれるもので、立業……つまり立った状態で居合を行うためのものだ。
  さっきまで斬り合い、受け流し、一撃で相手を殺そうとしていたのに、どうしてここで居合なのか、俺にはまったく理解できなかった。
  そして馬鹿なことに、刀を鞘に入れたのだ。俺はルルアが死んだだろうと思ったが、ドロッセルはじっと動かなかった。

 「―――――――――」

  微かに聞こえる息遣いが、深く、ゆっくりとしたものに変わり、片方だけ残ったバイオレットの瞳が細められる。片目であるため右側が全く見えず、遠近感が掴めない筈のルルアだが、この状態になると視野は全方位に及ぶと言っていい。
  後ろからだろうが、右斜め後ろからだろうが、即座に反応し斬り伏せることが出来る。
  突き詰めた先に到達した極地の業であると同時に、それはルルアがどれほど愚直なのかを表す一つの印だ。対G戦に優れた剣術ではなく、彼女は刀の道を極めてしまったのだから。

 「シリル……」
 「喋るな、エル。俺とお前は、ただ見守る事しかできないんだ」
 「それは……分かってますよ」

  こんなルルアを見た事がなく、想像すらもしていなかっただろうエルの声が、少しだけ震えていた。俺はそれをフォローする余裕すらなかった。
  心配で心配で胸が張り裂けそうだった。後で思いっきり説教して叱りつけてやるという気持ちが、低下した体温と意識を回復させ、体に力が戻っていくのを感じた。
  そして最後に……張り詰めた糸が、ぷつりと切れるのを感じ、鯉口を切った音と、ギリギリまで引かれていた引金が数十グラムの力を受けて撃鉄のロックを解放し、続けて響き渡った銃声が鼓膜を震わせた。
  部屋中の壁と言う壁に跳ね返り、反響する銃声と、引き抜かれた刀の出すどこか切なげな振動音だけが、数瞬の合間に起きた決闘の名残だった。

 「銃に頼るのは、自分の弱さを認めている証拠です。命を奪うという事を自覚し、物に頼ろうとしない心がないという、現われなんですよ」

  腰のポーチから懐紙を取出し、刀に付着した血脂を丁寧に拭き取りながら、ルルアは震える声で呟いた。
  何時の間にか、ドロッセルはルルアの刀の危害範囲に立っていたが、それはただ単に、音も立てずに踏み込み、そして斬ったという結果にすぎなかった。

 「……私の、負け……」

  カチャリと金属音を立てて床に落下したデリンジャーと、床の色を染め上げるかのように流れ出す自分の血を見つめながら、両斬られた腹部を両手で押さえているドロッセルが言った。
  何に対しての問いなのか、俺には理解できなかったが、とりあえず、彼女は負け、そして死ぬのだ。にも関わらず、ドロッセルの声には悲しみも怒りも、後悔すら感じられず、それどころか、どこか開き直ったような響きがあった。
  ある程度回復した体力を惜しみなく使って立ち上がると、ふらついたのがいけなかったのか、エルが肩を貸してくれた。感謝の言葉を言う事が無駄な体力消費だと思ったからか、俺は何も言わなかった。もう自分が何を考えているのかすら、分からなくなっていた。
  濡れた懐紙を投げ捨て、刀身を確認したルルアは鞘口を真横にした後、滑らに納刀した。もし拭き残しがあれば、三十分ほどで錆びが浮くような、そんな繊細な武器を使って、ルルアは彼女を斬ったのだ。その戦い方と言い、これ以上の無言の敬意は無いだろう。
  そして止まることのない出血を止めようともせず、ドロッセルは溜息を吐き出した。今まで体の中に溜まっていた邪気を一気に吐き出したかのような、そんな溜息だった。

「……守るものを守れて……正々堂々と生きている、あなたが……本当に、羨ましい」

  胸に手を当てて、ルルアが呻いた。胸が痛んだのか、罪悪感に苛まれているのか、俺には分からなかったが、その眼が涙で濡れているのは分かった。
  独善とも言えるほど優しいルルアだからこそ、泣いているのかもしれない。傷口を押さえた手の意味が、内臓が体外に出てこないようにするためだと、彼女にはすぐ分かっただろうから。
  助かるはずがないとドロッセルは知っているのに、もう死んでしまうのだと開き直ってさえいるのに、彼女は……暗闇が形を成したような彼女は、完全なる敵として立ちふさがった彼女は、ルルアにショックを与えまいとしていた。その理由は、本人にしか分からないだろう。
  敬意を払ってくれたことに対するせめてもの礼なのか、自分で自分を整え、綺麗な死に様としたいのか、もしかしたら、傷口が塞がることを期待しているのかもしれない。だが、少なくとも俺には、そう見えたというだけだ。

 「守れてなんて、いないんですよ。私が守りたいと思っているだけなんです。本当に守れたものは、この片手でも事足りる……羨ましがる事なんて、ありませんよ」
 「嘘……それは……嘘よ。だってあなたは……人の生き方を、変える事が出来るもの……。惑わされないで、何時も自分の道を歩き続けているもの……私とは、違う」

 美しさを秘めた白が消え、生気のない白に染まり始めたドロッセルがスッと目を細めた。それは恐らく、彼女なりの笑顔なのだろう。彼女を中心に広がった血溜まりは、空しく広がり続ける。それが当然のことだとでも言いたげに。
  物理的な現象としては正しいのだろう。だがそれは、命と言う価値を物として見るものだ。ルルアが敬意を払い、そして斬った強敵を、物として見て良い訳がない。彼女は、そして今更ながら、彼女たちは、人であったのだ。ただ、勝手にレールに乗せられてしまっただけで。
  笑ったドロッセルも、ボロボロの俺も、泣くルルアも、じっと何かに耐えているエルも……神様がちょっとだけ、不幸な人を生き返らせただけなんだ。現実そのものが、不幸だっていうことを知らなかっただけなのだ。生き返らせてくれなんて、頼んでもいないのに……。
  ふらふらとおぼつかない足取りで、ドロッセルは歩き始めた。全方位に張り巡らせていたであろう感覚も、視覚も、何もかもが失われていく中で、彼女は歩き始めた。一歩踏み出すたびに、ぺちゃりと水音がした。
  その姿は痛々しく、哀れで、酷かった。深く知ってもいないただの女だというのに、胸がザックリと引き裂かれたかのように痛みだし、目頭が熱を持ち始める。彼女が六歩目を踏み出した時、ルルアが彼女を抱き留めた。

 「温かい……これは、あなたが優しいからなの……?」
 「そうかもしれませんね。ええ、そうかもしれません。さあ、疲れたでしょう。もう……眠って良いんですよ。苦しむことも、殺すことも、全部忘れてしまいなさい。人と言うのは、罪を背負うようには出来ていないのですから」

  ルルアがそう言うと、ドロッセルはふっと華やかな笑みを浮かべた。死に際になって花が咲いたとのだろうか、その笑顔は薄暗い部屋の中で、光り輝いているように思えた。少女の顔になった彼女は、血の気の絶えた唇をゆっくりと動かした。

 「……陽が、見えた」

  そして、花は散り、後には彼女の亡骸が残された。ルルアは死体を抱きしめたまま、綺麗に着飾った服の乱れを直した。

 「エレベーターが、あるようですね……。二人とも、すみませんが……ここから先は任せてもいいでしょうか?」

  血溜まりに膝をつき、ドロッセルの亡骸を撫でるルルアが哀しげな表情でそう言ったので、俺は静かに頷いた。
  極限まで高めた集中力の代償は大きい。強張り続けていた筋肉が弛緩し、回転を続けていた思考は瞬時に停止し、全ての意欲が消え失せる。
  メードを殺したという重責をあくまで背負い切るつもりのルルアが、ここから先の戦いで使い物になるのかと言えば、答えは絶対にノーなのだ。
  こいつは優しすぎて、頑なに馬鹿真面目で、人を人としてしか見れないから。そして何より、これは俺が望んだ事なのだ。こいつは連れていけない。

 「すいません……。二人の、役に立ちたかったんですが……」
 「十分役に立ってるよ。俺とエルでも、こいつを倒せたかどうか分からない。アンタはやっぱり、凄い奴なんだ」
 「……そうかも、しれませんね。さあ、早く言って下さい。時間は……止まってはくれないんです。どんな時でも」
 「ああ、そうだな。エル、約束通り……二人で行こう。これが最後だ。やっと……やっとここまで来たんだ。勝ち取るときは、一緒に居よう」
 「ふふっ、嬉しいこと言ってくれますねー。それじゃルルア、行ってきます」

  優しげに微笑むエルに倣い、俺も出来うる限りの微笑みを浮かべて、ルルアを見た。疲弊しきった顔にどこか影が差している気がしたが、あの戦闘の結果なのだろう。あんな戦闘をすれば、誰だってああなるだろう。
  そう思いながら、俺は彼女が何時もの微笑みで見送ってくれるのを期待した。しかし返ってきたのは、どこか不機嫌で、固く、暗い声だった。何時ものアイツが表だとすれば、今は裏が話しているんじゃないかと思えるくらいだ。

 「行ってらっしゃい。エルフィファーレ、シリル……二人とも、本当に良い子でした。だから、幸せを勝ち取ってきてくださいね」
 「もちろんだ」

  少し当惑しながらも、俺とエルは部屋の奥にあった小さなエレベーターに乗り込み、フェンスを閉めた。下降のボタンに指先が触れた時、ふとルルアを見ると、また胸を押さえていた。
  ズキリと胸が痛み、緩慢な動作を繰り返していた鼓動が早鐘を打ち始め、左手の傷口から血が流れ出し始める。どうした、いったいどうしたっていうんだと自問自答していると、エルが俺の指ごと下降ボタンを押した。
  フェンス越しに見えたルルアが胸から手を放すと、ドロッセルのものではない血がその手を濡らし、ドロッセルの血で赤く染まっていたシャツを、さらに赤く染め上げ始めた。






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最終更新:2011年07月12日 17:30
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