Me260

(投稿者:神父)
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概要

 エントリヒ帝国空軍が世界に先駆けて1944年に制式採用したジェット戦闘機。開発はメルダーシュタインによる。
 機体背面に並べて取り付けられた二基のジェットエンジンとその排気を避けて配置された双垂直尾翼が特徴的な重戦闘機である。
 機体の開発そのものは対G戦争初期から行われていたのだが、
 シルガイリス製Sil004軸流式ジェットエンジンの開発が難航したために完成は大幅に遅れる事になった。
 しかしその甲斐あってこの時代の航空機としては圧倒的な速度性能を誇り、
 エントリヒ帝国に派遣された皇国陸軍パイロットをして「我に追いつくフライなし」と言わしめたほどである。
 とはいえジェットエンジンの技術そのものがいまだ稚拙なレベルであり、その運用には細心の注意を要する。
 特に低速からの加速力の低さは顕著な問題であり、迎撃のために離陸したところを襲撃されて好餌にされる例は後を絶たない。
 また翼面荷重の大きさから巴戦には極端に不向きな機体でもあり、パイロットには何があろうと一撃離脱に徹せよとの厳命が下された。
 このように様々な問題を抱えた機体ではあるが、大火力と高速度の組み合わせはそれを補って充分に見返りのある性能と言え、
 帝国空軍における飛行型MAIDの不足による戦力の穴を補うべく急ピッチで増産が行われている。

主要諸元:
制式名称 Melderstein Me260
機体種別 陸上ジェット戦闘機
機体形式 双発低翼単葉・引込脚
機体構造 全金属製応力外皮構造
乗員 1名
全長 10.54m
全幅 12.49m
全高 3.86m
主翼面積 21.7㎡
発動機 シルガイリス Sil004A-1 軸流式ターボジェット推力905kgf×2
プロペラ -
全備重量 5400kg
最高速度 850km/h
航続距離 1050km
実用上昇限度 12000m
武装 機首30mm機関砲×4
爆装 翼下55mmロケット弾×24
生産機数 約1400機
製作会社 Melderstein AG

派生型

Me260V 1942年初飛行の原型機。エンジントラブルが頻発した
Me260A1a 現行生産型
Me260A1J A1a型に爆弾架を追加した戦闘爆撃機(ヤークトボンバ)
Me260A1U 機首機関砲をカメラに換装した高速偵察機型
Me260A2 主翼下に37mm高射機関砲を追加し機首機関砲を40mm×1に換装した対地掃討型
Me260B1 機首を延長しリヒテンシュタイン・レーダーを搭載した夜間戦闘機型
Me260C1 離陸性能改善のため補助ロケットを装備した機体
キ199 五式戦闘爆撃機 轟龍 A1a型をベースに発動機を国産化した楼蘭皇国でのライセンス生産機。希少金属不足のため性能低下

関連項目







最終更新:2008年10月04日 23:19
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