概要
エントリヒ帝国空軍が1943年に制式採用した四発エンジンの大型陸上爆撃機。開発は
シルガイリスによる。
Gの手が届かない高空を飛行し、Gの巣窟となった地域を絨毯爆撃により粉砕するという戦略爆撃構想に基づいて設計された。
後年
スターリングによって開発された巨人爆撃機の雄
B-30には及ばないものの帝国軍機としては非常に優れた搭載能力を誇り、
また行動可能半径もまさしく戦略級と呼ぶに相応しい超長距離である。
この類い稀な航続距離によって帝国空軍は自国領内からファルマン半島を除くルージア大陸全土を爆撃する事ができるようになり、
さらに帰還を考慮しない場合にあってはクリストフォロスまでも射程に収める事となった。
しかしこれに対し他国は対G戦争終結後の脅威になりうるとして有形無形の非難や妨害を行っており、本機の生産は遅々として進んでいない。
主要諸元:
制式名称 |
Silgailis Si387 |
機体種別 |
戦略爆撃機 |
機体形式 |
四発高翼単葉・引込脚 |
機体構造 |
全金属製応力外皮構造 |
乗員 |
8名 |
全長 |
22.90m |
全幅 |
45.75m |
全高 |
5.24m |
主翼面積 |
134.2㎡ |
発動機 |
シルガイリス Sil221G 液冷倒立V型12気筒1810馬力×4 |
プロペラ |
可変ピッチ定速3翅 |
全備重量 |
47300kg |
最高速度 |
580km/h |
航続距離 |
15400km |
実用上昇限度 |
9700m |
武装 |
機首13mm二連旋回機銃×1、胴体後上方13mm二連機銃×1 胴体後下方20mm二連動力機関砲×1、尾部13mm二連旋回機銃×1 |
爆装 |
胴体内7000kgまでの各種爆弾 |
生産機数 |
約2000機 |
製作会社 |
Silgailis AG |
派生型
Si387V |
1942年初飛行の原型機 |
Si387A |
Sil221C(1795馬力)を搭載した初期生産型。高高度性能不足のため改修された |
Si387B1 |
標準生産型 |
Si387B2 |
B1型の各部銃座に電影式自動補正照準器を備えた機体。生産済みの機体も改修中 |
Si387C |
Sil222Aカプルド・エンジン(2980馬力)を搭載し双発化した機体。エンジンの異常過熱が多発したため計画は頓挫 |
関連項目
登場作品
外部リンク
wiki内
最終更新:2008年10月03日 22:30